あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: おみやん/投稿日時: 2024/07/08(月) 20:55:05
投稿者コメント:
ご愛読いただいた方が多いようなので、久しぶりの投稿です。(前回の投稿で最終回を予定してしまいすみません)
再び気が向いたら投稿します
これからもよろしくお願い申し上げます。
ただいま、1996年。
_あれから4ヶ月程度経った。
これはとある日の夏だ。


あかねは久しぶりに1996年に行くことにした。
もちろん友達も誘って。


ともの家のインターホンをおし、元気に言った。

「おーいともくん、1996年に行こうぜ!!」
「わかった…っって!ちょっと待ってよぉー!」

相変わらず元気なあかねとともの声が響く。
落ち着きのないあかねは、とももついていけないスピードで走っていった。


しばらくして、あかねの家の前にともがやってきた。
「もー、早すぎだよ……。」
「ごめんごめん。ついつい楽しみにしてて…。」

あかねの家にともを入れると、あかねの部屋に案内した。
「ともくん、1996年に行く方法を教えてやるよ。」
「そういえば、マルクが教えてくれたんだっけ…?僕、忘れちゃったなぁ…。」

「まぁ久しぶりだし、もう一度教えるぜ!」
あかねはウインクをすると、ともをクローゼットの中に連れ込んだ。
バタンとクローゼットの戸を閉める音がした。
「わわっ!なにするんだ」
ともはどうやら、行き方を忘れているようだ。

「静かに。目をつぶって心の中で10数えてくれ。そして1996年の景色を思い浮かべよう。そうすれば行けるはずだ。」

それにしたがって、ともは目を閉じた。
すると、自然に1996年の景色が思い浮かぶ。



すると、いくつもしないうちに見覚えのある景色が。
「よっしゃ!ワープ成功!ともくんも超能力者じゃないか!」
「あははっ、冗談だよっ……て、え!?」

ともは目を見開いた。
「えっ…、、、まさか、、ここって、、」
驚きで声が出ないようだ。

「もっちろんさ!ここは1996年だぜ。さっ!早くおじいちゃんの家に行こう!」

落ち着きもなくあかねは駆け出した。


「あぁぁ!あかねちゃん待ってよーーー!!」

相変わらずあかねの勢いについていけないともだ。

2人は昭和の景色がうっすら残る小道を走っていった。



あかねたちのやんちゃな夏の始まりなのであった。

この作品についてのコメント/評価 (2)
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