森の番人
メタナイト達は森の中を歩いていた。
「ねえメタナイト、そもそもその手紙は誰からのもの?パフェの場所はどこなの?」
「今朝、ハルバード宛に届いていたものだ。この紙には場所しか書かれていない。この森から少し外れた草原にあるとしか…」
4人は立ち止まった。
カービィは少し考えてから言った。
「なんだかあやしくない?誰からとも書かれてない、場所もざっくり。そもそも"銀河最強のパフェ"なんて名前自体がうさんくさい」
「ふん。カービィ、お前にしてはなかなか鋭いな。俺様も同感だ」
「お前にしてはってなんだよー!」
カービィとデデデ大王が言い争っている間に
こんどはバンダナワドルディが言った。
「メタナイト様、確かこの辺りにはウィスピーウッズがいるはずです。彼ならこの森に詳しいので、何か情報が得られるかもしれません!」
「そうだな…一旦ウィスピーウッズに聞き込みをしてみよう」
「ウィスピーウッズのところに行く?ぼく場所わかるよ、ついてきて!」
「よし!バンダナ、ついでに実もたっぷり貰って帰るぞ…」
「ダメです。聞き込みをするんですよ」
3人はカービィに並んで、森の中へ消えて行った。
茂みをかき分けていくと、少し開けた場所に出た。
真ん中に巨大な木が立っている。
カービィは巨大な木に向かって話しかけた。
「おーいウィスピーウッズー!」
「ん、カービィ。オレになんか用か?」
木が喋るのはこの世界では普通のことである。
「ウィスピーウッズ、このあたりに"銀河最強のパフェ"があるらしいんだ。何か知らない?」
「んー、パフェは知らないけど…少し前に、二人組が銀河最強のどうのこうのって話をしながらここを通って行ったよ。多分そのことじゃない?」
二人組と聞いてメタナイトは何となくイヤな予感がした。
「二人組…それはどんな二人組だったのだ?」
「えーと、赤と青色の帽子をかぶったピエロみたいなやつと、水色のフードをかぶった歯車みたいなやつさ」
予感的中。
その二人組とは、マルクとマホロアのことだったのだ。
4人は一気にやる気を失った。
「何を話していたかはあまり聞こえなかったけど、何だか急いでいたよ。ここら辺では見ないやつらだったね」
「そっか…ありがとう!ウィスピーウッズ」
流石のカービィも、もう帰りたい雰囲気を出していた。
4人はいつのまにか引き返していた。
「…うん。」
「…ああ。」
「…おう。」
「…はい。」
「はぁぁぁあ…結局ヤツらのイタズラだったってワケか。」
デデデ大王は大きなため息をついた。
「大王様、ウィスピーウッズの実、持って帰れますよ。よかったんですか?」
「…もういいわい。」
「いやーでも銀河最強のパフェって食べてみたかったな…本当にあったら美味しいんだろうなぁ。」
「私としたことが、銀河最強のパフェと聞いてどうかしていたみたいだな。」
メタナイトは凄く悔しそうだ。
「そもそも情報が少なすぎだ。冷静に考えたらこんなしょうもないイタズラに引っかかるわけなんか無いのだが…」
「引っかかっちゃったわけだね」
…一生の不覚!
「さーて、そろそろ日が暮れるわい。暗くなる前に帰るぞバンダナ」
「はい!大王様。今日は寒いので、夕食は鍋を用意しています!帰ったら食べましょう」
「やったー!ぼく鍋大好き!ありがとう!」
「何でお前が来るんだ!!」
「えっへへ〜じゃあね、メタナイト。またあした!」
メタナイトは一人になった。
日中はあんなに騒がしかった森が一気に静かになった。
あっという間に日が暮れ、
目の前が真っ暗になった。
(何も見えない。何も聞こえない。どこだ?ここは)
…う"ぅぅあ"
(うめき声…?誰の)
う"うぅうう"うぅうう…
(!!!!!)
うううううう"ううぅぅぅうう"うううううぅぅぅうう"うううううううううう!
あ"あ"あ"あ"あ"あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
(そうだ。)
(私は、マルクとマホロアを倒さないといけない)