あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 秋桜/投稿日時: 2018/06/12(火) 23:07:17
投稿者コメント:
今回はまさかの6000文字!?前半はギャグ、後半はシリアスです!スターアライズは買ってませんがw

2期くらいあってそれが書き終えたら、スターアライズを書いていきます。
忘らるるザン・パルルティザーヌ
「止まれ、ずんぐりピンク!」

聞き覚えのある声をカービィ達は耳にする。そこに、いたのは三魔官のリーダーであるザン・パルルティザーヌだった。

「あーっ! き、君は! パルメザンチーズ!」
「私は、ザン・パルルティザーヌだ! いい加減覚えたらどうだ!」

誰にも覚えられていないこの名前を1人でも覚えてほしいと思っているからなのか、こんなことを言う。

「それはともかく、あのジャマハルダから生還するとはな…」
「明らかに殺す気満々でしたよね!?」
「フッ、その分だとキッスもルージュもしりぞけたのだろう。」
「というか、なんでパルメザンチーズだけ名前長いんだよ。てっきりフランなんとかってくると思ったよ」

カービィの突如なるメタ発言に「HAL研に言え」としか言い様がなかった。

「それはそうと、神聖なるハイネス様の祈りは…」

彼女の持つパルチザンを持ち構え「誰にもジャマさせないっ!」と言い、カービィ達に襲いかかってきた。

「何を言っても聞きはしないな。すぐに方を付けるか」
「よーっし! ここは、ボクに任せて!」

コピーのもとでボムを取り出しつつ、みんなの武器についている風の属性を加える。

「コピー能力! ウィンガボム!!」

「「「あっ……………」」」

ウィンガボム、それはスターアライズの中での最強コピー。カービィがただひたすら投げ続ける花火を行おうとしているのをいつもの3人は察する。

「いや、待て待て! その能力なしだろ!?」
「普通にありだよ! 【花火】!! オラオラオラオラァッ!!!!!」
「ぐはあああっ!!!」

「「「カービィのハートにやられなきゃこんなことにならなかったな………」」」

カービィのフレンズハートはただの洗脳しかなかった。ここで、ザン・パルルティザーヌもカービィがピンクの悪魔なのだと思った。

「うあああああぁぁぁぁぁっ!!!!!」

「「「カオスだろ…」」」

「あぁ…ハイネス…さまぁ…」

ザン・パルルがそう呟くと儀式をしていたハイネスが「ンジャ?」と後ろを振り向く。

「あなたがハイネスですか!」
「なんか弱そうゾイ…」
「ダークゼロ並の雑魚かな」

「煽るな、ハイネス様は偉大なるお方で…「何やら騒がしいようですねぇ…」こいつらのせいですハイネス様!」

ザン・パルルを見て何かを言おうとするが肝心の名前が分からず「えーっと…アナタ、ジャマですぅ…」とはじき飛ばしていた。

「あぁっ! ハイ…ネス様……ッ!!」

「そなたの部下だろう、そんなことをしてもいいと思ってるのか! そなたは、部下を何だと思っている!」
「こりゃ、メタがガチギレしてもおかしくないね…」
「あの、ハイネス…人として酷すぎです(人じゃないけど)」
「ホントないわー」

一同がハイネスにブーイングをするような発言をする。それに対し、ハイネスが「ジャマをしたどっかの誰かさん達にはぁ…死んでもらいますです!」とカービィ達に襲いかかろうとしていたが、その前に何か言おうとしていた。

「いなっ! イナァッ! いなイナいなイナ(ry」
「うるせぇ! 失せろ!」

カービィが花火で攻撃しまくると5秒も経たずに終わり、ハイネスのフードが剥がれていた。あまりにも速すぎて「「「「こいつ弱っ!?」」」」と突っ込んでしまう。

「なんてことをしてくれたぁー!」

フードに隠れていたコンプレックスの素顔が気持ち悪く「「「「すっげぇキモイデザインだな!」」」」と叫んでしまった。

「アナタ達はぜぇったいに…死んでもらいますです!」

三魔官を召喚し、その3人のエネルギーを吸い取っていた。

「なんて酷いことを…!」
「あの三魔官が盾になって厄介ではあるが、私達で全力で殺れば10秒もかからずに終わるだろう」
「それな」

何だかんだで4人がそれぞれの武器の風属性付きで殺りまくる。ある一定数体力を削ると、ハイネスがフレンズころがりのようなことをしようとしていたが、その前に殴り終えていた。

「何したかったんでしょうか」
「シラス( 。∀ ゚)」

倒れ込んでいるハイネスが儀式を行っていた巨大なハートに近付いていく。

「くぅ……こうなったらぁ……イケニエ…イケニエさえすればぁ…」

「まさか、三魔官を生贄にする気なのですか!?」
「そなたは、部下を道具だと思ってやっているのか……!」
「あれが哀れな奴ゾイ」
「部下とか知らないけど、道具にするのはないよ本当に!」

「「「お前が言うかぁ!」」」

3人は散々投げられまくったり、煮込まれたり、一緒に爆発したりとフレンズハートでやりたいことをやりまくっていた。

「なんのことーぉ? 知らないなぁー?」

「「「とぼけんな!」」」

「って、そんな事より止めないと!」
「あぁっ! キッスさんとルージュさんが!!」

キッスとルージュが巨大なジャマハートの器になってしまう。そして、ザン・パルルさえも生贄され、三魔官が生贄になった。だが、まだハートは完成してはいなかった。

「さぁ…蘇って下さい……破神 ナベデ・ニル!!」

「名前ダサっ!w」
「いやいや、そんな名前じゃないですよ! というか、あの気持ち悪い奴も生贄か悪くないな…………」

バンワドが突然腹黒くなり、一同がメタルギアのSE音の「!」ってなっていた。

「というより、蘇っちゃってるし! 鍋で煮る!」
「絶対違うだろ」
「鍋食べたくなるだろやめろ」
「だいおーだけには言われたくない」
「なんだとぉ!?」

こんな肝心な時に限ってなんで雰囲気ぶち壊していくのかと思うメタナイトとバンワドであった。

「それは、ともかく! 追いかけよう!」
「でも、どうやってするんですか!?」

ふと突然、何かが落ちてくる。それは、フレンズころがりやスター、トレインなどが行えるという謎の置き物だった。だが、今回は何か違うようだ。

「ひとまず乗ろう!」

それに4人が乗った瞬間、フレンズスターかと思っていたが、全く違うものだった。

「「「「【ティンクルスターアライズ】!!!!!」」」」

「って、何これ!?♡があるし!!」
「これで、追いかけましょう!」

※戦闘シーンは凄く後になります。すみません。本編が書けるまでしばらくお待ちを(シリーズが終われば書く)



平和に戻ったポップスターだったが、三魔官の1人のザン・パルルティザーヌは凄く不安な気持ちが残っていた。それは、ハイネスが名前を覚えていないことだった。

「ハイネス様…どうして……」



『やーい! チーズ!!』
『パルメザン!』

ザン・パルルは誰も覚えてくれていない。長ったらしい名前のせいで忘れ去られていた。酷いと『いたんだ』と言うくらいだ。

『嫌だ…もう行きたくない……』

ザン・パルルはこの場から去りたいと願っていた。



そんなある日、とある人が人生を変えてくれた。

『どうしたんですかぁ?』

言い方がおかしすぎるが、そのとある人はザン・パルルに声をかける。

『あ、あなたは……?』
『わたしの名は…ハイネスと申します…』
『あ、わ…私は、ザ…ザン・パルルティザーヌです……』

名前を言った時、ハイネスが『ザン・パルルティザーヌですかぁ…いい名前ですねぇ……』と答えてくれた。そこからザン・パルルの心は揺らいだ。『誰も覚えてくれなかった名前を覚えてくれた』と……。

『それは酷いですねぇ…』
『そうですよね!?』
『うーん…アナタのこと…なんと呼びましょう……ザン・パルルティザーヌもいいですが…他に何かないでしょうか……』
『あー…それでしたら、私…ザン・パルルやパルルでもいいですが』

『略しすぎではないかと』思うハイネスだが、他に何かあると思うと何も思い付きもしなかったので、結局、ザン・パルルと呼ぶことにした。

『これからよろしくです。ザン・パルル』
『はい! ハイネス様!!』



『それはそうと…ザン・パルル、アナタは…この世界が憎いですか……?』
『当たり前です! ではなきゃ、私はここまで苦しい思いなんてしてません!』

ハイネスはこれは好都合だと思い『なら、この世界を…破壊しようと思いませんかぁ?』と言う。まあ、拒否する意味もないので『はい!』と即答する。

『では、計画を実行するにはぁ…あと2人必要ですねぇ……』
『何故、2人なんですか?』
『あー、まずは…説明した方が』

ザン・パルルにそのことについて1から説明をした。

『そのジャマハートを操れるものがいると…なるほど……その私が魔力は高い方で、その三魔官の1人になれると…』
『そういうことですね…』
『でも、ハイネス様も一応魔力は高い方じゃないんですか? それだったらあと1人かと』
『いやぁ、私は儀式という重要な役割をしていまして…』
『あー、そうゆうことですか』

ザン・パルル何となく察し、魔力を高く持つ2人を探して、三魔官を結成しようと思っていた。

『でしたら、私…探してきますよあと2人三魔官になれそうな高い魔力を持った人達を』
『頼みましたよ。ザン・パルル』



『とは、言ったが…見つからないな……。ホントに、見つかるのだろうか』

『オマエだよ! オーマーエー!!』

『なんだ今の』

誰か女性っぽいような声がし、そこへと向かってみることにした。そこにほ、赤髪の暑い女の子と、青髪の氷のような冷たさを持つ女の子がいた。

『キッスちゃんに酷いことをしたら、アタシが許さないんだから!』
『ルージュさん…私は大丈夫で……』
『キッスちゃんは黙ってて! ここは、アタシとアイツの問題よ!!』

『え、何この状況』

タイミングが悪いせいなのか、場の空気が悪く、空気を読むべきなのかもしれないと思い込む。

『生意気なことを言いやがって! 死ね』
『死んでもらうのはオマエだよ!』

炎を誰かにぶつける光景を見た時、ザン・パルルは『きっと、強い三魔官になる』と思い、2人を誘うことにしてみた。

『ぐあっ! くっ、この化け物が!!』

誰かが逃げていって、なんとか、キッスは平気そうにいた。

『キッスちゃん大丈夫?』
『ルージュさんありがとうございます。わたくしは大丈夫です』
『なら、よかったぁー! にしても、いつもこうだよね。チカラを隠しているのにいつも感情が湧き上がると爆発して使っちゃうよね』

キッスが暗い声で『そうですよね。それで、わたくし達は化け物と呼ばわれ……』と落ち込む。自分達はそんなことをしたくないのにこんなことになるのはと深く思う。

『こんな日常アタシはやだ。キッスちゃんが苦しかったらアタシも苦しい』

『今の話聞かせてもらった』

ザン・パルルが2人のもとへと駆け抜ける。

『あ、あなたは?』
『私はザン・パルルティザーヌだ。まあ、呼び方はなんでもいいが』
『ザン・パルルティザーヌ…いい名前だね!』
『えぇ、ザン・パルルティザーヌさんいいえ、パルルさんの名前とてもいいですね!』

サラッと自分の名前を覚えてくれる2人を見て嬉しく思いつつ、気が合いそうだから、三魔官に入ったらよさそうだと思い込んでいた。

『あ、名前いってなかったね。アタシはフラン・ルージュ。ルージュでいいよ!』
『ワタクシはフラン・キッス。キッスと呼んで下さい』
『そうか、よろしくなキッスにルージュ。それはそうと、2人に頼み事があるのだがいいか?』
『ワタクシはいいですが…』
『キッスちゃんが言うんならアタシも!』

すぐに頼み事を聞いてくれて嬉しく思い『ありがとう』と答える。

『頼み事というのは、この世界を終わらせないか?』
『えっと、それってつまり、世界を破壊するってこと?』
『まあ、そういうことだ』

ルージュはそれを聞いて凄く納得し『アタシも協力する!』と即答し、燃えていた。

『ル、ルージュさん…あ、暑いです……』
『あぁっ! ご、ごめんキッスちゃん!』
『ルージュは賛成でいいが、キッスはどうだ?』
『ワタクシもそれに協力致します』
『そうか、2人共助かる。では、私に着いてきてくれ』



『ハイネス様! 三魔官になれそうな2人を連れてきました!』
『おぉ…よくやってくれました…』
『誰この人?』

初対面のキッス、ルージュにハイネスのことについて教える。ついでに、ザン・パルルを救わせたということも教えておいた。

『そうだったんだ。でも、パルルの名前覚えづらいとは思えないけどなぁ』
『確かにそうですよね。それは、恨みたいですよね』
『そういう訳だ。改めて、私達 三魔官として、世界を破滅へと陥れよう』

2人が同意する。いよいよ、計画は実行へと近付いていった。



『あとは、これだけですね……』

そして、儀式の準備は万端で、いつでも儀式を始めても良かったのだった。だが、1つだけジャマハートと呼ばれるハートが転がり落ちていた。それを拾おうと手を差し出すが……そのハートに呑み込まれてしまった。

『…………………………』

『ハイネス様、準備は大丈夫ですか?』
『…………』
『ハイネス様?』
『えっとぉ…アナタぁ……誰ですぅ?』
『………!!』

今の今まで覚えてくれた名前を初対面のように分かっていなかった。

『ハイネス様、私です! ザン・パルルティザーヌです!!』
『そんな人知りませんねぇ……』

何をしたって無駄だと思い、仕方なく『いえ、何でもないです。計画に移りましょうか……』と暗い声で答えた。

『さぁ、始めましょうかぁ…儀式を……』



「ハイネス様どうして……」

ザン・パルルから涙が零れ落ちる。

「ハイネス様なんか…ハイネス様なんか…………大嫌い…!!」

楽しく過ごしてくれたあの日々を思い出しながら「返して………」と泣きまくる。

「パルル……」
「少し、そっとしておきましょう。」
「そうだよね…でも、ハイネス様がいなきゃ意味ないよね……」
「そうですよね。元々はハイネス様が救ってくれたんですし…」

2人はザン・パルルをそっと見守ることしか出来なかった。そこに、ハイネスが現れ………

「……ザン・パルル」
「え? キッスか? ルージュか? じゃなきゃ今のは……」
「ザン・パルル…………」
「ハ、ハイネス様!?」

もしかしたら、呼んだのはたまたまだと思い込むザン・パルルだが、その声はどこからどう聞いてもハイネスだった。その時、涙袋から涙が溜まっていた。

「ザン・パルル マジュ ジャグジャワス、ウン ジャゴメーナ!(ザン・パルル、またすぐに忘れちゃって、すっごくごめんね!)」
「ハ…ハイネス……様!」

ふと、突然涙が溢れてきた。また、あの時のように呼んでくれたことが嬉しかったのだった。その時、頼み事を聞いてくれるかなと思い込み、試しに言うことにした。

「あの、ハイネス様。昔、私に頼み事をしましたよね?」
「あー、ありましたねぇ」
「あの、私からも頼み事があります。私…ハイネス様のおかげで、毎日が楽しかったです!…ですから、その…世界を破壊させるのはやめましょ!」

ハイネスが一瞬悩みに悩んだが、キッスやルージュが「お願いします」と頼むと「仕方ないですねぇ」と答える。

「で、では!」
「この世界で、私達4人でたくさんの思い出でも、作りましょう」
「はい、ハイネス様!!」

「良かったね、パルル!」
「これからもよろしくお願いしますよ。パルルさん!」
「ああ! これからもよろしく頼む!」

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