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小説「
第5話 夢の泉DXのOPの桃の群衆は思い出すだけでトラウマ
」を編集します。
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作者名
ディン
タイトル
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内容
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カービィのゲームの中では、これまで様々な仲間がカービィの冒険をサポートしてきた。 例えば、小舟やトロッコの操縦をするワドルディに、壁をよじ登れるリック…体力の限界にはマキシムトマトを出してくれるアドレーヌ。 彼らは時には敵たちには目の上のタンコブの存在にもなった。 そんな彼らの存在を無視しても、カービィそのものの力はエゲツない。 敵キャラたちにとっては鬼に金棒な存在を、どうにかしなければ! 常に四苦八苦してきた。 「しかし、普通にあいつらサポート役だし、攻撃できねーもん」 「何とか、カービィそのものをどうにかしないとなあ」 そう、所詮仲間と言っても彼らはオマケのようなもの。 彼らを何とか封じても鬼門のカービィは健在である。 どうにかあのカービィをなんとかせねば…そんな時、あの男たちが立ちはだかる! ☆ 「フハハ! どうやらカービィをどうにかしたいようだな!」 「あ、あなたは…!」 突然目の前に現れた真っ黒な影、漆黒のマントに目を通るような傷が痛々しいマスクと、文字通り影のような身体ーー。 「このオレ様が! カービィに奇襲を企てた、元祖!」 「そう! ダークメタナイト様だ!!」 ダークメタナイト。 スターアライズでもプレイアブル化されているメタナイトの影だ。 ぜひスターアライズを持ってない人は手に入れてダークメタナイトを使って欲しい。 普通に強い。 「……何だ、お前か無能」 「むのっ!?」 舌打ちをしながらダークメタナイトを一瞥する雑魚キャラたちは、何事もなかったように会議を再開する。 その輪の外に放り出された形のダークメタナイトは、割り込むようにそこに入ると彼らの話に介入する。 「待て待て待て待て貴様ら。 俺様の聞き間違いだったら申し訳ないが、無能と」 「ああ、言ったよなワドルディ」 「言ったっスねワドルドゥ」 よりにもよって雑魚キャラ代表中の代表に無能呼ばわりされるダークメタナイト。 プルプルと拳を震わせても仮面の奥は平然と何とか保ちながら、声を絞り出す。 「ほ、ほう…この俺様が無能という根拠を、聞こうか」 「は? ただでさえ厄介な奴を弱く分裂させないどころか、倍々に増殖させる奴のどこが無能じゃないんだよ」 「どうせなら、コピーが使えない程度に弱体化させるのが、黒幕の仕事っスよ?」 断罪。 よりにもよってワドルディにど正論をかまされたダークメタナイトの心中やいかに。 ダークメタナイトは、先ほどまでの勝ち誇った顔は見せていない。 剣を放り投げ、部屋の隅っこに体育座りすると、床を指先でいじりながら、いじけた。 「あーあ、拗ねちゃった」 「クッソ面倒な奴っスね、メタナイトの影のくせに」 なんだよぉ〜なんだよぉ〜と、雑魚キャラに聞こえるような声でぼやくダークメタナイト。 ここまでくるとウザいの一点張りになってしまう。 そんな彼の肩をポンと軽く叩く男一人、 ダークメタナイトが後ろを振り向くと、巨大なドクロのような男が宙に浮いていた(頭蓋骨と手の骨だけなので、男なのかは定かではない) 「気にするな、ダークメタナイト。 雑魚の戯言だ」 「ネクロディアス…」 ネクロディアス。 あつめて!カービィに登場したラスボス。 彼もまた、カービィを分裂させた張本人の一人である。 「ネクロディアスさん!」 「カービィを『吸い込みできないまでに弱体化』させることのできるネクロディアスさんっス!」 「やかましいわあああああ」 ワドルディの顔面一発にネクロディアスのパンチが直撃する。 ワドルディはそのまま吹き飛んで、真っ白な霊気が浮き出ているのが見えた。 「わ、ワドルディー!!」 「大丈夫だ、次の段落でどうせ生き返る」 ネクロディアスのメタネタはともかく、彼はダークメタナイトの肩を抱いて雑魚キャラを見渡す。 「貴様ら! 一体カービィを倒すのにどれだけ工夫を凝らしてきた!」 「こいつはただ結果的に、強さそのままになってしまっただけでカービィを分けてしまうというアイデア自体は悪くなかった」 ネクロディアスの言葉に、ダークメタナイトも真摯に顔を上げて耳を傾ける。 いつのまにか、雑魚キャラたちもダークメタナイトを笑うものはいなかった。 「ダークメタナイトが、カービィを分けなければ俺様もカービィを10体に分けることはできなかっただろう。 前例があったから、できたのだ」 「つまり、ダークメタナイトは勇気を持ってカービィに挑む可能性を生み出したのだ! それを笑う事は絶対に許さん!」 「ネクロディアス…」 ネクロディアスの言葉に、ダークメタナイトの瞳からポロリと一筋の涙が溢れる。 そんな彼の涙をぬぐいとり、ネクロディアスは呟く。 「その涙はあのピンク玉を葬るまでとっておけ。 今俺たちにできる事は何だ!?」 ネクロディアスのその言葉、ダークメタナイトは、涙を拭い去り顔を上げて語気を強める。 「あの憎き桃玉たちを潰す事!」 「そうだ! そしてお前や俺にはこんな素晴らしい同士がいる!」 ネクロディアスの指差す先! 先ほどまでとは覇気が変わったようにワドルディら雑魚キャラたちが声を上げる。 「うおおお!! ネクロディアスさんバンザーイ!」 「ダークメタナイト! 悪かったぜ! お前も頑張ったんだよな」 「みんな…!」 雑魚キャラたちの声援に、ダークメタナイトは声を震わせる。 みなぎる、力が拳に伝わる! 「さあ! 俺たちに怖いものはない! カービィを今こそ倒して、俺たちの強さを見せつけるのだ」 「オオオオ!!」 ネクロディアスの啖呵に雑魚キャラの大声が轟いた。 それと同時に、後ろから警報が響く! 「カービィたちが来たぞ〜!」 「来たか! カービィ」 雑魚キャラたちも、ダークメタナイトもネクロディアスもその方向に顔を上げる。 思い思いの武器を取り、カービィへの戦闘準備を整える! 「さっきは済まない、ネクロディアス」 「なぁに、ボスキャラのよしみだ。 今の俺たちの団結を見ろ、カービィなんて目じゃないだろ!」 「ああ! さっきまでちょっとヤケになってカービィをもう四等分ずつ分けてきたけど、この人数なら負ける気がしないよな」 「…はい?」 ネクロディアスの見る方向、確かに同じ20センチ程度の様々な色のカービィが、全部で16体。 「ファイアやプラズマ、たーくさんコピーしたぞ!」 「お前ら雑魚キャラ全員殲滅してやるぜ!」 「マスターとトリプルスターもいるぞーわーい!!」 まさに悪夢。 彼らは雑魚キャラを片っ端から葬りながら、こちらへどんどんやってくる。 「…おい、ダークメタナイト。 お前ああなるって考えなかったか」 ネクロディアスが、初めて怒りの声でダークメタナイトに問いただす。 彼はしばらく無言を貫くと、やっと声を絞り出して答えた。 「次から気をつける」 バカにつける薬はない。 ネクロディアスは学習した。
投稿者コメント
次回予告 いよいよデデデ城に到達したカービィたち! その門前に立ちはだかるは二体の怪人、マッシャーとガレブ。 門番の二人に、ドロッチェ団が捨て身の挑戦に挑む! 次回 ペポピース! デデデ城の門番 マッシャーとガレブ 暴食王に 俺はなる!!
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