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小説「
第五話 白の騎士団
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作者名
ディン
タイトル
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内容
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「パペット? なんじゃマルク。 お前さん魔導士に設定しなくていいのか」 遠い昔の記憶だった。 マルクにとっては、もう思い出したくもない忌まわしい記憶。 自分の魔導士としての、誇りを捨てた日。 「別にいいのサ。 もう魔導士マルクは廃業するから」 マスターに考え直せとは言われてはいたが、マルクの決意は固かった。 自分は魔導士として羽ばたくにはあまりにも醜すぎた。 「ひぃっ、化け物の顔ォ」 子どもたちからは、怖がって逃げられた。 猛獣に追われてたのを助けただけなのに。 「すみませんけど、ウチの子に近づかないでくれません? 怯えてるので」 大人たちからは、感謝の言葉より子供を食われる不安でもあったのだろう。 別にカニバリズムの趣味なんてないのに。 「あいつは一人で全部できるもんな、うらやましいよ」 違う。 一緒にいたら、お前たちもボクを化け物扱いするからなのサ。 そうに決まってるだろ。 だから、マルクはパペットでよかった。 慣れない技術がいるけど、これで自分を隠して生きていく。 「あちゃ、また失敗したのサ」 ある日のマルクの足元には、いくつもの糸が散らばって人形が床に倒れこんでいる。 彼は人形を拾い上げると、また糸をそれにつなぎとめて、笑っていた。 「もう一回」 彼は、ずっと一人でこれを練習していた。 誰の力も、もういらないから。 マルクは、ずっと一人でよかった。 「マルクさん、賭けをしましょう」 ――キミもきっと、ボクの姿を見て怯えるにきまってる。 逃げ出すに、決まってる。 「お、終わったか」 サファイアが顔を岩陰から出すと、マルクの目の前には巨大な穴ができていた。 そのずっと奥には、ハルトマンが黒焦げの状態で倒れている。 ピッチは縄を口にくわえて彼のもとに飛んでいき、縛り上げる。 「不正競争防止法、色々あるけどその他もろもろ、まあ後はペパーミントパレスの裁判所でさばいてもらおうね」 「ざっくりし過ぎだ」 サファイアはピッチの横で溜息を吐いてハルトマンを抱え上げた。 横には、マルクが醒めた表情で空を仰いでいる。 「……カッコよかったぞ、マルク」 「フン、キミが怖じ気づかないのは承知の上なのサ。 問題はお嬢ちゃん」 マルクの視線の先、ケケはどうしたのだろうか。 彼女は、じっとマルクを見つめている。 サファイアも、ピッチも、彼女を不安げに見守った。 彼女も、マルクを怖がるのか――否、彼女の眼は、輝いている。 「か――カッコいい……ビームだ!!」 「は?!」 マルクも思わず呆気にとられた。 ケケは小走りでマルクのもとに駆け寄ると、彼の手、代わりの翼をつかんでは顔をぐっと近づける。 「すごい!! 今のも魔法の一種なんですか!! カッコいい!!」 「おいおい、怖いものなしかお前」 マルクも思わずサファイアのような強い口調で言い返してしまった。 しかし、ケケははっと口を開けたかと思えば手をマルクにかざす。 「マルクさん、ちょっと待っててくださいね。 二分で大体回復します」 「……あー、魔法ね。 すげえ助かるのサ」 明るい表情を崩さないケケとマルクを、ハルトマンをエアライドに乗せ終えたサファイアとピッチは黙って見守る。 ピッチは、横目で何かを捉えるとあっと声を上げる。 「――オールだ!!」 「何!?」 マルク砲を放ってできた穴の横に、オールが一つ落ちている。 それを見たサファイア、ピッチ、ハルトマンの眼の色は変わった。 「ぬおおお!! ワタクシの、ワタクシのオールゥ」 「てめぇ、おとなしくお縄ついとけ、ピッチ!! 俺がこいつ抑え込んでるからオールとってこい!!」 地面にはいつくばってでもオールをとろうとするハルトマンを、サファイアは抑え込んでピッチに促した。 ピッチは言われるよりも早く、低空飛行で飛んでオールに近づいていく。 後、数メートル。 その瞬間、ピッチを横切るようにケケがものすごいスピードでオールをつかんで滑り込む。 「何!?」 「おおおおおお!!!! オールとったどぉお!!」 ケケは顔を砂にまみれながら、オールを両手でわしづかみする。 ピッチも、茫然とした顔でそれを見つめるが、ケケは小躍りしながらオールを天に掲げる。 「マルクさん!! オールです!! 見てください!!」 「ああ、すごいのサ」 ケケは岩陰に身を預けて休んでいるマルクに、遠巻きながらもオールを掲げて見せた。 「これ、私がとったから、私たちの勝ちですね!!」 「そういうことになるのサ」 「いや、僕たちが見つけたしこれは僕たちの」 「ちょっとピッくんは黙ってて!!」 ケケはピッチの異議を即答でいなすと、さらに目を輝かせてマルクにオールを突き付けた。 「約束通り、これからは四人でチーム組んでくれますよね!?」 ケケは興奮気味に、鼻息交じりにマルクに言い放った。 彼女は決してマルクを恐れない。 恐れなかった、最後まで。 サファイアも、ピッチもいつの間にか暖かい表情でマルクを見つめていた。 マルクは観念したかのように、つぶやいた。 「ケケ、そいつ警察に連れて帰るからさっさとこっちに来るのサ。 チーム結成祝いのパーティはボクが全部お金をもとう」 「あ!! 初めて私のことを名前で呼んでくれましたね!!」 「サファイア、エアライド引っ張ってきたよ」 ピッチが二台分のライトスターを持ってきた。 すでに片方には、ハルトマンが乗せられていて、もう一方にはオールをとれるだけ乗せている。 「これだけあれば、しばらくは家賃と食い物代は困らないな」 サファイアは笑顔でエアライドに乗ると二台のエアライドは浮遊を始める。 彼らが散々暴れたサンドーラはどんどん遠ざかって地図のように小さくなる。 ピッチは、はっとすると携帯を取り出し早打ちをしだした。 「あ、後ハルトマンの部下もここにいるって警察に言っとかないと」 「よし、オールを売りさばいてこの後は――飲むぞぉ!!」 「チームの結成祝いもね!!」 こうして、四人の初めての仕事は大成功を収めた――。 芽生えた友情は、サンドーラの砂漠には似合わないぐらいにきれいに輝いていることだろう。 そして――、サンドーラからはるか北の極寒の世界。 そこは雪と氷で覆われた、星で最も寒い地域と数えられるペパーミントパレス。 「おい、そこにカースさんがいるはずだろ!! 返してもらうぞ」 ナイト族の兵士たちが、巨大な建造物の前に集まって騒いでいる。 その建造物の上部には、裁判所と書かれていた。 「確かに、ここにはそのカースとかいう犯罪者がいるが――返せとはずいぶんだな」 「なぁアイドラン、こいつらぶっ飛ばしていいのか」 アイスドラゴン族の男と、フロスティ族の男が兵士たちの前をふさぐように仁王立ちしている。 アイドラン、そう呼ばれた男は白い冷気を吐いてフロスティ族の男をにらむ。 「やめとけ、フロス。 ウチのボスに美しくないって説教食らうぞ」 「ああ。 あの人、人からの見た目めっちゃ気にするからな。 特に女の子からは」 仕方ねえな、とフロスと呼ばれた男はそのまま立ち尽くす。 その威圧感に、兵士たちは臆するが、武器を構えて気勢を張った。 「なんなんだお前たちは!! もう一度言うぞ、カースさんを解放しろ」 「犯罪者だろ? 解放なんてできるかよ」 「それとも、俺たちと一戦やるか? たしか――森林の暴君、だったか?」 二人の鋭い眼光は、それだけで彼らを圧倒する。 やる前から、戦力差というのをいやというほど実感させられていた――この短期間で、二度も。 「――被告人、カースの罪状は以上で間違いないな」 裁判所内。 荘厳した空気の中で、裁判長とみられる男が木槌を打って、裁判を締める。 カースは、もちろん有罪だった。 「特に異論ないな」 カースは、それだけを言って顔をまっすぐ上げる。 腕には手錠、足には鉄球が架せられて抵抗しようにもできない状態だった。 「それでは、本日はこれで閉廷――刑に関しては後日改めて審議を――」 「ちょっと待った裁判長!! 一つだけそいつに確認したい」 傍聴席からの挙手。 傍聴席にいた聴衆や、裁判長たちの視線は一気にそこに集まった。 真っ白な体と、赤い足をしたティンクルの男だ。 「……なにか、問題がありましたかな? スノウ殿」 「いいや、そいつの言っていた――青い姿をしたティンクルの男にやられたって話。 どこで起きた話なのか、詳しく聞きたい」 カースに向けた言葉、カースはスノウと呼ばれた男をじっと睨んでいたがスノウは全く憶する様子はない。 この睨みで、面倒を収めようとしたカースはあきらめ、口を開いた。 「……それを聞いて、どうするんだ」 「会いに行きたい人がいる。 久しぶりに話があるんだ、サファイアとね」 第五話 白の騎士団 七彩の暴食、彼らが集まる酒場はププビレッジという閑静な田舎町にある。 エアライドマシンや、国営の電車でクエストの受注先に出向かう以外、ほとんどはその近くでクエストを受けて物事を解決していく。 「ただ、場所が場所だからね。 事件を解決しても、全然七彩の暴食は知名度がないのよ」 「うっさいわい。 知名度がなくて悪かったの」 ギルドマスターのモソの厭味ったらしい毒づきに、ケケは苦笑いしながらソフトドリンクを口にする。 「でも、私はここの空気すっごい好きですよ? マスターも優しいですし」 「ほっほほ、ケケはいい子じゃの。 それに比べてブレイド……お前さんは」 「女は舐められちゃだめだから、強気になりなさいって教えてくれたのは、モソさんですよ」 ブレイドはコップを洗い、モソの言葉を遮った。 ブレイドはケケに目を向けると彼女の髪の毛にそっと手を出す。 「ここ、跳ねてるよ。 女の子なんだから少しは気をつけな……ただでさえ」 ブレイドは辺りを見渡した。 屈強な男たちが、それはもう凄い目でケケを見ているのがわかる。 ケケはもうこの空気に慣れてはいる。 七彩の暴食にまともにいる女が、自分とブレイドだけと知っているからだ。 「あはは……ブレイドさんは、クエストとか受けないんですか」 「私はここで料理とかするのが性に合うのさ。 後、あのおっさんどもと同じだと思われたくねえ」 ブレイドはため息を吐きながら、ケケにホットケーキを差し出した。 ケケの顔は一気に明るくなり、手を合わせる。 「キタキタ!! わたしブレイドさんのホットケーキ大好き!!」 「嬉しいこと言ってくれるねえ!! 私もケケちゃんが美味しそうに食べてくれるの見るの大好きさ!!」 その空間華やかなこと。 カウンター席を眺めているテーブル席の野郎どもは、それを見て穏やかな笑顔になる。 「いいなぁ……ケケちゃんの笑顔見ると頑張ろうって、俺思う」 「ああ……サファイアとマルクがガチで羨ましいわ……」 「あいつら、毎日何時間彼女の笑顔見れてんだろう、けしからん」 もはやはたから見れば変態そのものの会話である。 幸いにも、これはケケには一切聞こえていないが、もしもばれたらどうなるかは彼らは考えてないのかもしれない。 「ケケはいるか?」 「あ、マルクさん!! 遅すぎますよ!? マルクさんが言った約束の時間過ぎてる」 二階の階段マルクが飛んで降りてきた。 ケケは立つや否や、彼にフォークを向けて怒りをあらわにする。 「すまんすまん、寝坊したのサ。 サファイアはもういるのか」 マルクの言葉に、ケケは首を横に振る。 彼女は素っ気ない顔してクエストのチラシを突き付ける。 「私が起きるよりずっと前に、ピッくんと一緒にクエスト受けに行ったんですよ!! 抜け駆けですよこれ」 「あっはっは、あいつらハルトマンの件でケケに先越されたのを根に持ってるらしいネ!!」 マルクはカウンターでケケの横に座ると、ブレイドに注文をする。 「今日はライスボールの気分なのサ」 「ほらよ、そう言うと思って取り置いてある」 ブレイドは間髪入れずにおにぎりの皿をマルクの前に差し出した。 マルクは一気にそれをつかむとあっという間に口の中に放り込む。 「……えー、もう少し味わって食べましょうよ」 「ボクはこれぐらい豪快なのが好きなのサ」 「私も、マルクぐらい豪快な食い方嫌いじゃないよ」 ブレイドもマルクも笑顔になっておにぎりの皿を新しく出し、一気に口に放り込むという図式が目の前にできた。 ケケはその様子を茫然と見ながら顔をこわばらせる。 「な、なんか食事というより燃料補給みたいな」 「オ、よくわかったのサ。 クエストはこの間みたいな危険な仕事もたくさんあるし、常に栄養は取っとかないと……ボクもケケやサファイアたちを常に守れるとは限らねえのサ」 マルクは後ろをちらっと振り返る。 酒場の外の入り口付近にいる、何かの気配を彼は感じ取っていたのだ。 そして、マルクのその普段とは別の違和感と様子に他のメンバーたちも同調し、入り口を睨んで立ち上がる。 「それに今から来るであろう、道場破りなんかにも、元気に対応しなきゃいけないのサ」 居酒屋の外。 マルクが言っていた、道場破り――とはとてもやる気がなかった白いティンクルの男はその中の威圧感を肌で感じ取っていた。 「いやいやいやいや、挨拶に来ただけなのにめちゃくちゃ怖い雰囲気だねぇ」 彼は一歩、後ろに引き下がると手に冷気をまとわせる。 白い空気が彼を取り囲むと酒場から矢が飛んでくる。 「そっちから攻撃ですかぁ!?」 男はとっさに横跳びすると居酒屋の横の小道に身を隠す。 目の前には樽があったのでよじ登るが、ボクシンググローブを付けた、小さな犬のような男が窓を開けて出てくる。 「侵入者発見!!」 「ちょいちょいちょい!! 僕の顔に傷つけたら、世の中の女の子たちが悲しむよ!!」 ボクシング犬――デッシーのストレートにとっさに頭を下げて回避すると、横から燃えるような炎の髪をしたホットヘッド族の男が口から火を噴いて追撃する。 「ホヘッド!! 奴の動きを止めろ」 すると今度はそのホヘッドという男の色違い――頭は泡だらけの男が口から大きな泡を吹き出した。 泡はそのままティンクルの男を取り囲み、彼を包んだ。 「よっしゃあ!! バヘッドよくやった」 「俺たち兄弟のコンビネーション思い知ったか!!」 二人盛り上がってるその様子を見て、泡に閉じ込められた男は茫然とその様子を見る。 彼らは何か勘違いをしてる、彼の直感がそう語った。 「……あの、何か勘違いしてない君たち」 「てめぇ!! とぼけても無駄だぞ」 「ケケちゃんナンパしようなんて、100光年早いんだよ!!」 びしっと、指さしてカッコつけてる二人と、デッシーはシャドーボクシングで応戦の構えを見せる。 酒場にいる、他のメンバーは思い思いの声援で三人をヤジる。 「てめぇら!! 先走ってポイント稼いでんじゃねえ!!」 「光年は時間じゃない、距離だ!!」 「ケケちゃんの気を引こうなんてずるいぞ!!」 「やーい、体重のせいでボクシングの試合出れない犬っころー!!」 「……ずいぶん、嫌われてるね」 白いティンクルの男は、少しばかり憐れんで三人を眺める。 そして自分を囲んでる泡に手を触れると、それは一気に弾けた。 「あの、僕はここにいるサファイアって男に用があってね――」 「サファイア? あいつならもうすぐ戻ってくるはずだったが」 ホヘッドの言葉に目もむけず、ティンクルの男は酒場の中に目を向けていた。 彼の眼にとらえていたのは、猫耳の生えた、黒装束の女――ケケだ。 「サファイア、今日は早く終わったね」 ププビレッジの入り口から、サファイアとピッチが袋を手に取って帰還していた。 二人とも、ご機嫌に笑顔を見せて意気揚々と凱旋だ。 「ああ、おまけに親父たちも野菜を分けてくれたしな。 これで久しぶりに鍋でもするか!!」 「いいねぇ!! ケケとマルクも呼んで御馳走しようよ」 高らかな笑い声をあげて、酒場の入り口をくぐる。 しかし、いつものようなにぎやかな笑い声は、彼らの耳には飛んでこなかった――そこの目の前に繰り広げられていたのは。 「ああ!! なんて美しいその瞳、猫耳、髪!! 僕と君の出会いはきっと運命だったのだ!!」 「え、は?」 ケケが、うろたえて目の前の白いティンクルに口説かれている。 サファイアも、手にしていた袋を落としてそれを茫然と眺める。 「……おい、マルク。 これはどういう話だ」 サファイアの横、入り口横に避難していたマルクもケケを口説いてる男にドン引きの状態だった。 少し声を詰まらせて、サファイアに事情を話す。 「かくかくしかじかなのサ」 「……なるほど、わからんけどやる事は一つだな」 サファイアはケケと彼女を口説いてるティンクルの背後に近づいた。 それと同時に、ティンクルの男に蹴りを入れると、彼の背後からは氷の壁がすぐに出現して――サファイアの蹴りを防いだ。 しかし、サファイアは意外の顔も何もない。 むしろ当然だとその呆れ顔を崩さずに、めいいっぱいのイヤミったらしい声で、男に向かって叫んだ。 「何しに来たんですか――スノウさんよ」 スノウ、彼はサファイアの問いかけにそっと手を出して遮る。 周りにいた酒場の男たちもそれに息をのんで見守る。 「ちょっとまってサファイア、この子とデートの約束今からするから」 「ふざけんなああああ!!」 「やっぱケケちゃん狙いじゃねえか変態ティンクル!!」 男たちの怒りのボルテージが上昇するだけだった。 サファイアはテーブルを強く叩いて、その騒ぎを収めると一喝する。 「だーかーら!! 何か用があってきたんだろ!! この変態白団子!!」 「おやおや、師匠に向かってひどい口の利き方だ」 スノウ、彼は立ち上がってサファイアと面を迎えると、少し表情を崩して、こう答えた。 「ウチの元新入りの成長をね――確認しに来たんだよ」
投稿者コメント
カービィのカラーリングは最近増えなくなりましたね。寂しいです。 カラースプレーはシトラスが一番好きです。この小説にも出すかも…
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※シリーズの第1話を削除するとそのシリーズ自体が削除されてしまうのでご注意ください。
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