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小説「
第3話 僕達ザコの希望!ゴルドー兄さんとシャッツオおじさん!
」を編集します。
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作者名
ディン
タイトル
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内容
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無敵。 文字通り敵がいない事を意味する。 つまり攻撃でダメージを与えうる手段が一切無いのだ。 これさえあれば大抵のプレイヤーはやり過ごさざるを得なくなる。そして遠回りできない場所に無敵のキャラがいれば、それだけでかなりの関門になる。 ただいるだけで邪魔なのに、さらに攻撃をされるとプレイヤーの苛立ちは募りに募る。 だが勝てないので無視するしかない。 カービィに毎日のように蹂躙されてる彼らにとって 「シャッツオさん!」 そういう無敵キャラはまさに 「ゴルドーさん!」 「おつかれさまでーーす!」 自然と憧れと尊敬の対象になるのだった。 「いやーおつかれさまですシャッツオさん!お肩おもみします!」 「ゴルドーさん、どうぞオレンジオーシャン名物のオレンジジュースっス!」 もうここまでくると尊敬というよりも、崇拝の対象になっているのだが彼らがコレをするにもワケがある。 「いやー、あのピンクボールが必死の抵抗で吸い込みしようとしている時に容赦ない砲撃!痛快でした!」 「まぁ…アレが仕事だしな、ふっ」 雑魚キャラに煽てられて、黒光りの砲台を磨かれてシャッツオは得意げに笑みを浮かべる。 どこに顔があるのかは聞いてはいけない。 「狭い通路をこれ見よがしに通せんぼするゴルドーの兄さん!あの時のすっぴんピンクの絶望的な顔、今見ても爽快っスね」 「はっはっは、お前たちの援護射撃も見事だったぜ?」 トゲを一つ一つ綺麗に練磨され、ドヤ顔するゴルドー。そんな二人を見て雑魚キャラたちはうっとりとした表情を浮かべる。 「お二人は昔からカービィの相手をしてますもんね!」 「まあな、腐れ縁ってやつよ。 このトゲは腐らないけどな」 「切っても切れねえ関係よな。 この砲弾はどんなコピーでも切れねえけどな」 もう煽てられて調子がうなぎのぼりのゴルドーとシャッツオ、はたから見れば気味の悪い笑い声をあげるが、もう宗教的な空間になったこの場所で、二人をたしなめる人はどこにもいない。 「カッコいいなあ…!」 全員が全員憧れの眼差しを二人に向ける。 もう止めようのない空間に、警報が轟いた。 「緊急〜! カービィがステージに進入! 総員所定の配置につけー!」 「きやがったか!」 「俺たちも参戦してやるよ! 行くぞてめーら!」 ゴルドーとシャッツオの啖呵に雑魚キャラたち一同は歓声をあげる。 まるで戦国時代の戦さの直前のようにみんなが声を張り上げながら、ステージへと飛び出した! 「見てろよカービィ!」 「今日こそ目にもの見せてやる!」 ☆ 「カービィ、第3エリア突破! フレンズハートでフレンズを二体引き連れてます」 とあるエリア、そのゴール付近を守る場所に彼らは守りをまた固める。 無線の折、カービィはまだ見えていないが確実に彼らのステージに近づいてきている。 「おい、仕掛け確認したか」 「ハイ!しっかり動いています、いつでも作動可能です」 超速度で天井からカービィをつぶすように落ちてくるブロック群。 カービィを焦らせるように後を追うように落ちてくる! 「スターアライズ名物の、ブロックステージ! これに正面から無敵キャラが来たら絶対に焦るぜ、カービィのやつ!!!」 そういうとゴルドーはタイミングを見計らって飛び出す。 いつのまにか3体目のフレンズヘルパーを引き連れフレンズれっしゃを発動しているカービィが迫ってきた。 「テメェ! コラァバーニンレオ! 裏切ったな」 「ご、ごめんよぉ〜! あのハートに逆らえねえんだァ(システム的に)」 彼らの仲間の一人(だった)を手引きし、カービィはどんどんゴルドーに近づく。 同時にゴルドーも猛スピードでカービィの正面に飛んでいく。 「ガハハ! 俺にぶつかってタイムロスしてブロックに潰されてしまえ」 「いけー! ゴルドー兄さん!」 「あの憎き桃玉を止めてくれ!」 正面からは無敵キャラ。 背後には押し潰すように落ちてくる天井ブロック、これだけ見ればカービィに圧倒的不利の恐怖ステージ! 「は? ゴルドーなんかジャンプしたらいいじゃん」 「確かに」 カービィのタイミングのいい小ジャンプはゴルドーをあっさり飛び越して追い抜いていく。 シュポシュポと列車の蒸気の音が置き去りにされるゴルドーに焦燥感を募らせるように、響き渡る。 「クッソ、うまくかわしやがったな。 野郎ども、すぐに追いかけて……」 ゴルドーが振り返った途端に、彼の足元が暗くなる。 ふと上を見上げると先ほどまでカービィを襲っていた巨大なブロックが、ゴルドーのすぐ頭の上に迫ってーー。 「あ」 「ゴルドー兄さああああああああん!?」 ☆ 「チクショウ! 第4エリアの終盤付近までやって来やがった」 ゴルドーたちのエリアを望遠鏡で観察していた敵キャラの一人が焦りながらカービィを迎える。 すぐそこのベルを鳴らし、近くの仲間に危機を知らせる。 「カービィがゴール前に接近! 総員戦闘態勢に入れ!」 「なにぃ!? ゴルドーがやられただと!?」 「シャッツオおじさん、でもあっちの情報で確かに」 仲間の敗北を悔しそうに顔を歪めて聞いてシャッツオは自分の配置に着く。 彼はゴールの扉のすぐ横に陣取り、扉に近づけないように砲弾を連射する。 「オラオラオラァ! このシャッツオ様の十六連打をかいくぐってみろ!」 「すごいぞシャッツオおじさん! 休む暇なく砲弾を撃っている!」 これだけの砲弾があれば流石のカービィもゴール扉前には近づけない。 前回のようなビックバンカービィでも、攻撃を始める前に砲弾を直撃してしまうだろう、そう思うほどのスピードでシャッツオは連射する。 「おい、爆弾ブロックは隠しただろうな」 「ハイ! おじさんの足元の足場を崩す爆弾ブロックはステージの裏側に」 もうここまでくれば卑怯のレベルだが、彼らに取っては問題ではない。 フレンズれっしゃを正面から迎え撃つため、シャッツオとカービィがついに相対する!! ーーだが! 「は? なんでお前ウルトラソードなの!?」 フレンズれっしゃで来ると踏んでいたシャッツオが見たのは、なんと巨大なマグロを振り上げるウルトラソードカービィの姿! そう、彼のこの攻撃手段の理由はただ一つ。 無敵キャラを倒すためにーー。 「足場を崩す」 「汚ねえええええええ!! スターアライズ関係ねえじゃねえかぁ!」 巨大な足場ブロックも、スーパー能力には流石に勝てないのである。 カービィが振り上げた巨大なマグロは、見事足場ごとシャッツオとその取り巻きの雑魚キャラを奈落の底へと突き落とす。 「ぎゃああ!」 「しゃ、シャッツオおじさぁああん!」 「死にたくないよぉ〜!」 雑魚キャラたちの悲痛な叫びがこだまする中、シャッツオは一人気を吐いてカービィを睨みつける。 砲弾を発射するが、かろうじてカービィに届かない。 「て、てめえカービィ!!!」 ひとしきり抵抗をして、悔しそうに叫ぶが既に気休めにしかならない。 シャッツオはパラソルがない限り宙を浮くことができない。 それは雑魚キャラも然り、そんな彼らを見下しながら、カービィは不敵な笑みを浮かべて、ゴール前の扉に立っていた。 「計画通り」 まさにそのセリフが似合うような凶悪な笑みだった。 シャッツオはのちにそう語る。
投稿者コメント
さーて!来週のカーヴィさんは? ワドチャンデスぅ、ドゥちゃんと一緒にアイツの苦手な毛虫をトマトに仕込もうって話をしてたんですけど 毛虫さん曰く、アイツ最近トマトを焼いて食べる焼きトマトがマイブームらしいので断られたデスゥ チッ命拾いしたな桃玉 さて次回は デデデ、帽子の秘密 ハルバート、また水没 ズッ友なのサ、エフィリンの3本ですぅ 来週もまた見てくださいね!じゃーんけーんポン!ウフフフフ。
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