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小説「
徒然夏休み(短編集)
」を編集します。
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作者名
雪白
タイトル
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内容
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『プロローグ・携帯電話』 手元の電話が鳴った。僕は出るべきかどうか迷った。 携帯電話。 そういえば、去年の夏休みにこんな話があったのを知っているだろうか。 「これは困ったぞい」 デデデは脳みそをフル回転させていましたが、答えが出るわけがありません。 時をさかのぼること1時間前。こんなことがありました。 あ、ここからは雪白が書きますので。 ―☆―☆―☆― 「これはこれは、陛下ではありませんか。今回はどのような用件で」 「カスタマー!わしは携帯電話が欲しいぞい!」 「携帯電話といいますと、どのようなものがいいんでしょうか」 「そんなものは知らんぞい!適当に見繕うぞい!」 「はあ、それではこんなものはどうでしょう?」 カスタマーは画面の向こうからみるからに、あやしそ〜な携帯電話を見せてきました。 「ほお、それはいくらぞい?」 「120万デデンになります」 デデデだって普通の携帯電話の値段ぐらい知っています。 「このわしからぼったくる気かぞい!?もうよいぞい!」 そして、カスタマーがあやしそ〜な携帯電話の説明をする前にデデデは通信を切った。 デデデは椅子を降りて、 「エスカルゴ〜〜ン!!」 エスカルゴンが過労で倒れてしまわないかが、私は心配です。 ―☆―☆―☆― と、エスカルゴンに作らせたのまではよかったんです。ちなみに2台作って、デデデとエスカルゴン、それぞれが1台ずつもっています。 しかし、エスカルゴンからメールが来たとき問題が発生しました。 「読めんぞい……」 字が読めない。字が読めない。そう、字が読めないんです! ちなみに、文面はこんな感じです。 from:エスカルゴン 件名:携帯電話 本文:陛下のケータイに音読機能を付け忘れていたでゲス。 今から行きますので、広場で待っていておくれでゲス。 ああ、こんなメール送っても読めないから意味無いでゲスね。 あのあほだらだいじょうぶでゲスかね。 陛下が何かを感じ取って動かないでいてくれればいいのでゲスが…。 と、こんな感じです。 デデデは困って辺りをみまわしました。すると丁度いいことにフームがいるではないですか。しかもまわりには他の愚民もいません。 「フーム!これはなんと読むぞい!」 「何よ!いきなり!」 「だからこれを音読するぞい!」 「しょうがないわねぇ…。ええと、エスカルゴンからね…。陛下のケータイに音読機能を付け忘れていたでゲス。今から行きますので__」 「おーい!何やってんだおめぇら!」 なんということでしょう!確かに愚民はいませんでしたが、トッコリはやって来たのです! デデデはトッコリだけには知られたくありませんでした。自分より下に見ていたひとに馬鹿にされるのはデデデにとっては苦痛です。というかむかつくぞい! しかし、それを察したフームは、 「デデデが私にケータイを貸してくれたのよ」 嘘をあまりつかないひとがうまい嘘をつけないというのは本当のようです。ばればれの嘘を見抜いたトッコリは持ち前のずる賢さを発揮させます。 「嘘言うなよ!話は聞いてたぜ」 「OH NO〜〜〜〜!!!!」 もちろん嘘です。トッコリはさっき来たばかりなのですから。 「じゃあ、話は早いわね。私は急いでるから。このメールの音読してあげて。あとは頼んだわ」 「OK!んじゃあな〜!」 へへへ、なるほどそういうことか…。トッコリに知られてしまいました。もうあとの祭りです。 「たのむぞい!これは言わないでくれ!」 デデデは土下座を繰り出しました。 「わかってるよ。おいらだってその辺はな」 デデデは顔を地面につけていたので、トッコリがすんげぇ顔して笑ってるのには気づきませんでした。デデデは顔をあげましたが、そのときには既にいつものトッコリの表情に戻っていました。 「ほんとかぞい!」 「ああ、ほんとうだよ。それでそのメール見せてくれよ。じゃねぇと内容教えらんねぇぜ?」 デデデはケータイをトッコリの前におきます。トッコリは文面に目を通したあと少し考えました。もちろんトッコリだって字は読めます。考えているのは悪戯です。 トッコリは顔をあげます。えげつねぇ顔をしています。悪戯を思いついたようです。しかし、デデデはまたしてもその顔を見ませんでした。まわりに愚民がいないかどうか辺りを見回していたからです。 「おい!読むぞ!……まわりにお前が字が読めないってこと、ばれてもいいんなら大きな声でよむぜ」 デデデは慌てて顔を近づけます。トッコリは、気持ち悪い、といいたくてしょうがありませんでしたが、悪戯のために我慢しました。 「えーと…陛下のケータイに音読機能を付け忘れていたでゲス。今から行きますので、広場で『舞』っていておくれでゲス。…あとは独り言みたいなもんだな」 デデデは少しも疑わずに礼を言いました。トッコリは適当に言葉をかえしたあと、飛び立っていきました。 (さてと…、広めに行くぜ!) ―☆―☆―☆― (陛下、ちゃんとまわりのひとに聞いたかな〜) エスカルゴンはそんなことを考えながら広場まで走っていました。まるで親の心境です。 広場に近づくにつれ、なんだか聞き覚えのあるだみ声が聞こえてきました。 (誰かなんかやってんでゲスかねぇ…) そんな事を考えていると広場につきました。 その中心で誰かが歌いながら跳ね回っていました。 それは、愚民ではありませんでした。何故なら、みんなその人物を唖然とした表情で眺めていたからです。 デデデの名前を呼ぼうとしたエスカルゴンもまた口を開いて固まってしまいました。でも、 「へ」 と、間抜けな声を上げてしまい、それを見ていたひと、全員がいっせいにエスカルゴンのほうを見ました。 「へ」 みんな、エスカルゴンに目で『あれをどうにかしろ』と言ってきます。 「へ」 ただ、エスカルゴンは、あれが知り合いであること死んでもを認めたくはなかった。 「へ」 しかし、その人物を呼ぼうとして『へ』と言ってしまいました。生き残る道はただひとつ。 「へ……変態だ!!!!」 その後、二つの噂が広まり、その国の王が全国民に、より馬鹿にされたのはいうまでもありませんでした。 その話を思い出し、少し笑いながらも結局僕は電話に出た。 すぐに相手のところまで『とんだ』。 着地と同時。僕のすぐ前で何かが閃いた。それは剣閃だった。 「え?」 <エピローグへ続く> ―つ―れ―づ―れ― 『しょーと徒然1』 雰囲気をだすため敬語を封印します。 ワドルディはお風呂につかってゆったりしていた。 ふと思い出す。 (なんだっけ。なんかお風呂にまつわる怖い怪談があったような…) この日についさっきまでみんなで話していた怪談。誰が話したかはだいたい忘れる。ワドルディも誰が話したか覚えてなかった。 しかし、話を思い出しつつあった。 (確かなにかを考えながら後ろを向くと幽霊がいるんだったっけ) 必死に思い出そうとしている。 (え〜っと……なんだっけだるまさんがころんだ) バチンッ (停電) 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」 ―☆―☆―☆― 布団の中、ワドルディはあの話を誰が話したのか思い出そうとしていた。 (え〜っと……確かだるまさんがころんだをいってたひと__) 背後に気配を感じた。 逆光でよく見えなかったがそれは浮いていた。 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」 「いや、どうしたの?それより、暑いからエアコンつけてほしいんだけど」 後ろにいたのはブロントバートだった。 「!…ああ、そう……。勝手につけていいよ」 そして思い出す、今日はみんなが泊まりで遊びに来ていたことを。 <元ネタ:姉と私(ワドとブロント)> ―つ―れ―づ―れ― 『ショート徒然2』 とある日の夕方。 「それじゃ、カービィさん、さようなら」 「またね〜」 ワドルディはカービィの家を出たところでした。 「今日はちょっと遅くなっちゃったなあ……」 近道をしようと草むらに一歩踏み出し__ 「とまれぇぇえええ!!!!」 「!ななななんですか!!??」 ワドルディが振り返ると、カービィが息を荒くしてこちらを睨んでいました。 (ワドルディを呼び止めたはよかったけど、どど、どうしよう!??) こっちはこっちで戸惑っていました。 でも、なにがなんでもそれ以上進ませるわけにはいきません。こちらにも事情というものがあるのです。 ワドルディをとめる決定的なひとことを言うために、カービィは口を開きます。 「そこには……」 ワドルディは息をのみます。 「そこには!死体が埋まってるんだ!!」 「えええええ!?」 (間違えたぁぁあああ!!) 本当は、対DDD専用落とし穴があったりするのですがね。 「ちょっ、ちょっとカービィさん!死体って何があったんですか!?」 二人とも声が大きすぎたようです。 「おまえらぁぁあああ!!」 「げ!バウが来た!」 バウファイターは実はお巡りさんです(え?ボルンさんは出てこないのかって?いや、でもあの人達動かしづらいんですよ)。赤いサイレンまわして追っかけてくるあれです。 そのバウに会話が聞こえてしまったようです。すごい速さで追っかけて来ます。 これは某漫画のように『星のカービィ捕まる!』的なものが書けそうですね。 「殺人容疑で現行犯じゃ__」 しかし、バウは消えました。そう、落とし穴に落ちたのです。 「カービィさん!まさか、カービィさんが僕を呼び止めたのって、カービィさんが掘った落とし穴があったからですか!?」 「そ、そうだけど…、これは__」 「その落とし穴は俺が掘ったんだよ」 そう言って木陰から出てきたのはナックルジョーでした。気が付けばあたりはもう真っ暗です。 ジョーはこちらに向かって歩いてきました。 「そのおっさん、うるさいから。巡回ルートに穴を掘ったっ__」 しかし、そのジョーも最後まで言葉を続けられませんでした。 ついさっきまでジョーが立っていたところには、やたら巨大な穴が出来ていたのです。 「ジョーさん!!」 「ワドルディ動かないで!」 その穴に駆け寄ろうとしたワドルディをカービィはまたしても呼び止めました。 「!どうしたんですか!?」 「静かに。感覚を研ぎ澄まして」 「?」 「誰かいる気がしない?」 カービィとワドルディは感覚を研ぎ澄まし、周囲に注意を向けました。 「これは…!」 カービィは驚きました。少し遅れてワドルディも気づきました。 ((なんかみんなただものじゃないオーラを発してる!!)) よく注意してまわりを見てみればいろいろなところに不自然な影があります。 (つまりは……) カービィは石をひとつ、その辺に投げてみました。 ヒュッ(石が夜空を背景に飛んでます) コツン(石が地面に__) ゴォアッ(大地がものを飲み込む音) 「「なんじゃこりゃぁぁあああ!!」」 (こんなのがあちこちにあるってこと!?これじゃ命がいくつあっても足りない!) 「ワドルディ!家に戻ろう!」 しかし、カービィが振り返ると、そこに家はありませんでした。かわりに大きな穴がひとつあいているだけで。 「ふ、ふふ…ふふふっ♪」 「か、カービィ、さん?」 カービィは『ボム』のコピーの元DXを取り出し、 「イッツアショウタイム!!!!」 これがのちに伝わる『クレーター戦争』になることを、まだ彼らは知りません……。 ―つ―れ―づ―れ― 『エピローグ・誰キミ食えんの?』 「え?」 僕は驚いて、場にそぐわぬ、間抜けな声を出した。でも、僕は剣閃に驚いたのではなく、それを受け止めるものがいたからだ。 もちろん、ただ剣を受け止めただけであったら、僕はこれほど驚かなかったかも知れない。何しろ知らないひとだったのだ。 彼(彼女かもしれないが)は、そのまま、二本のダガーナイフでダークメタナイトの剣を押し返し、仮面を叩き割った。 去っていく奴を尻目に、 「だいじょうぶですか?」 と、僕に声をかけた。 彼は少し垂れ目で、青い帽子をかぶっていた。むしろそれ以外は僕たちと変わらなかった。 適当に返事をしながら後ろを見ると、レッドとイエローがいた。 レッドは怪しがるような目つきで彼を睨んでいた。 「すみません、ちょっと迷ってしまいまして…。あの、ここはどこですか?」 「ここは鏡の国のラディッシュルインズというところです。ちなみに、僕たちは、ここにまた悪が入り込まないように警備しているんです」 イエローは愛想よく答えた。 「そうですか…。また、違いましたか……」 彼はおもむろに携帯電話をとりだした。 「………。あ、もしもし?おじさ__ごめんなさい、おにいさん。また違いましたよ。次、間違えたら怒りますからね?」 そして、彼は携帯電話を耳に当てたままこちらを向いて、 「ありがとうございました。次会ったときはちゃんと礼をしますので」 そういって、見慣れた光に包まれて彼は消えた。 「なんだったんだ…?」 僕は思わず、そう呟いていた。 ―☆―☆―☆― 「あ、もしもし、おじ__おにいさん?今度こそちゃんと着いたみたいですよ。ありがとうございました。ではまた、いずれ」 『彼』は携帯電話をたたんでポケットにしまい、ポップスターの広い平原を、ひとり、歩いていきました。
投稿者コメント
三話目というか、短編集です。 待っていた方(たぶんいませんが)すいません!遅くなりました! ちょっと長いし、ギャグもいつもより少なめで、たぶんミスも多いです。 「つまらない小説だって読めるぜ!」な方は読んでください。お願いします。
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