友達
続きいいいいイイイィィィ(ウルサイウルサイウルサーイ‼︎‼︎
あかねは、家に戻りました。
そして、夕ご飯まで自分の部屋でWindows95をいじっていました。
「インターネットエクスプローラ〜、『あしかのほびぃ』
よいしょ、検索できるかな?」
10秒後……
20秒後……
30秒後………。
あかねは根気強く待ちました。
そして1分後。
そしてそして3分後。
「ああもう!ぜんっぜん開かないじゃん!!」
あかねはあきれて、ウィンドウを閉じました。
「ペイントでもするかあ…」
あかねはペイントのソフトを開きました。
「…何、描こう…」
あかねは窓の外を見ました。
そのときです。
キラッと光った6角形が見えたのでした。
なにかな?と思ってもう一度見ると、次は色の違う6角形が。
「何だろう…あれ……。」
薄暗くてよく見えません。
ベランダに出てみました。
「あの赤と青の………、あ、!マルクだ!」
あかねは叫びました。
「ちっ、バレたか、羽を片方めちゃくちゃにしてくれた罪は重いからな。」
そう言うマルクの羽には、ヒビが入って、包帯で巻いてありました。
「あ、待て!」
あかねは言いましたが、マルクは行ってしまいました。
「まあいいや、マルクでも描くか。」
そう言って、あかねはマルクを描き始めようと思いました。
「……そうか、マウスか……しかも有線……」
諦めたあかねはWindowsをシャットダウンし、布団を出してゴロゴロしていました。
「お夕飯にしようよ〜」
おばあちゃんの声が聞こえたので、あかねは1階へ下りました。
「さっきまでつまらなそうにしていたあかねは、夕飯を食べると、元気な顔に戻りました。」
そして、食べ終われば、お風呂、歯磨き。
そして寝ます。
学校も行けないので、おじいちゃんとおばあちゃんが仕事の間は遊園地に行ったり、近くの公園で遊んだり。
そして勉強は、本屋さんで買ったドリルをやったり…。
そんな毎日が、ずっと続いたある日のことです。
「友達…欲しいな…」
小さな公園で、1人でてつぼうをしていたあかねがつぶやきました。
周りを見ても、誰もいません。
つまらなそうに、あかねはてつぼうから降りて、ベンチに腰を掛け、おばあちゃんが朝作ってくれたおにぎりを食べました。
「ちょっと冷めてるけど、やっぱりおばあちゃんのおにぎりは美味しいな…」
食べ終わると、あかねは家に帰ろうとしました。
その時、1人の男の子がやって来ました。
5年生ぐらいに見えます。
そして、その男の子は1人で、ブランコで遊び始めました。
友達が欲しいと思っていたあかねにはちょうどよかったのです。
あかねは、その子に話かけようとしました。
だけど、声が出ません。
あかねは友達を作るのが苦手なのでした。
それでも、思い切って、
「こんにちは…!」
と言いました。
するとその子は、「こんにちは!」
と元気に答えてくれました。
「私は、友達がいないんだけど…友達になってくれませんか…!」
あかねは緊張しながら言いました。
でもその子は緊張しない様子で、
「いいよ。僕も友達いなかったから嬉しいな。あ、暇だし、遊園地でもいかない?」
あかねは、
「あ、ありがとう!私も行きたかったんだ!」
そしてあかねとその子は、遊園地に向かいました。
向かう途中、あかねは思い切って聞きました。
「えっと、ちなみに学年とお名前は?」
その子は答えました。
「僕は流星。5年だよ。」
「そうなんだ…!私はあかね。同じく5年だよ。よろしくね…!」
あかねは、はっと思いつきました。
「流星…、、聞き覚えがある名前……そうだ!」
あかねは一体何を思いついたのでしょうか……。