テーマ3:スクールライフのアフタークリスマス
*本作は2Yが書いてる小説『スクールライフ☆インエネミー』の番外編となっておりますが、多分読まなくても大丈夫だと思います(今回出てるキャラクターも2Y以外はみんな生徒です)
==========
ここは、ポップスターの某所・・・というかヴェヴェヴェランド。
位置的にはおなじみプププランドの真反対側に位置するものと見てよし。
ちなみに略称は「ベランド」だが、作中の登場人物がその略称を使ってるのを見たことがないし、そもそも作者がこの略称の存在意義を見出せなくなってるのでそろそろオワコン化する略称である。
・・・話がそれたな。時を戻そう(ぺ○ぱ)
そしてこのヴェヴェヴェランドのとある学園にて、生徒たちが何やらざわざわ騒いでいた・・・。
ペイロー「何で俺らはこんな日に学校にいるんだ!」
マルク「今日は12月26日!世間は冬休みなのサ!!」
バグジー「ごもっともだな。本来休日のはずだろ今日は。」
ワドルディ「そうッスよ!これは横暴ッス!」
NZ「休みの日ぐらいこたつにこもらせろよ全く・・・」
ユーフォー「ま、まぁ、その代わりに代休の日がありますよ。
きっと・・・多分・・・はい。」
ワドルドゥ「期待度ゼロですけどねそれ。」
ハルディ(ハルカンドルディ)「これも闇の機関の差し金か・・・
そうだろう、ダークゼロ君?」
ダクゼロ「そ、そのとおりさハハハハハハハハハハ!!!!」
バグジー「で、本音は?」
ダクゼロ「んなわけねーだろ早く帰りてぇんだよ俺様は!!!」
ノディ「すぴー。」
ペイロー「それにしてもこいつよくこんな寒い中寝れるよな。」
マルク「冬の間は冬眠するって言ってたのサ。」
バグジー「冬じゃなくてもずっと寝てるけどなこいつ。」
ユーフォー「そういえばキャピィさんとバウンシーさんどこに行きました?」
ワドルドゥ「2人とも外で雪遊びしてますよ。」
バウンシー「イェーイ!雪サイッコー!!!」
キャピィ「みてみてー!大きなゆきだるまさんだよー!」
NZ「クソ元気だなあいつら。」
ワドルディ「若い子はいいッスねぇ・・・」
バグジー「てめーも若いだろ。何年寄り臭いこと言ってんだ。」
彼ら12名がこの学園に通う生徒たちである。
なお、クリスマス翌日である今日は本来ならば冬休みだが、
どういうわけか登校日にされてしまったようである。
これぞザ・生徒ブチ切れ案件である。
ワドルドゥ「まあ、不満をグチグチ言ってても仕方ありませんし、
何か別の話しません?」
ペイロー「お、じゃあクリスマスプレゼント何もらったかの話しようぜ!」
マルク「それはいいアイデアなのサ!」
NZ「お前らまだもらってたのかよ…。今年いくつだ?」
ワドルディ「おっ、さてはNZさん、プレゼントもらえなかったッスね?」
NZ「もらうも何も、サンタなんか実際いねーんだからもらえるわけねーだろ」
ワドルディ「でもうちにはサンタさん来たッスよ?この目でちゃーんと見たッス!」
NZ「お前、夢を壊して申し訳ねーんだけども、
そういうのは大体親がサンタに変装してるのであってな・・・
・・・おい、どうしてみんなして俺を憐みの目で見るんだ。やめろ。」
ペイロー「きっとサンタさん来なかったから僻んでるんだな。」
マルク「かわいそうに。心が穢れてしまった者の哀れな戯言なのサ。」
ワドルディ「自分がもらえなかったからと言って、もらえた人のことを悪く言うのは良くないッスよ。ね、バグジーさん。」
バグジー「お、おう。そうだな。ハハハ・・・
(すまんNZ。本当ならツッコむところだが、俺は今回はそっちサイドには行きたくないっ!)」
NZ「腹立つ反応だな。あと裏切り者のバグジーは後でしばく。」
バグジー「理不尽な・・・。」
ワドルドゥ「で、ワドルディさんは何をもらったんですか?」
ワドルディ「ふふーん、これッスよこれ!でんでん太鼓ッスよ!」
ワドルドゥ「えっ」
ワドルディ「こうやって太鼓をクルクル回すとポコポコ鳴るッスよ!テンション上がるじゃないッスか!」
ユーフォー「そ、そうですねぇ・・・」
ペイロー「お前・・・マジ?」
マルク「さすがにそれは無いのサ・・・。」
NZ「幼児退行にもほどがあるだろ。」
ワドルディ「みんな辛辣ッスよね!?」
ペイロー「ちなみに俺は自由帳5冊セットもらったぜ。ちょうど切らしてたしな。」
バグジー「いや、サンタさんに頼むものじゃねーだろそれ。自分で買えよ。」
ペイロー「いやいや、買うの面倒じゃん。」
バグジー「いや購買部にいけば100デデン程度で済むだろ。」
ワドルドゥ「私は来年度のカレンダーをもらいましたよ。」
ユーフォー「ちなみにそれ誰からです?」
ワドルドゥ「・・・ワドルディさんの親御さんからです。」
バグジー「それクリスマスプレゼントとは言わねぇだろ・・・。」
ワドルドゥ「話に上手く乗る方法がいまいちよくわからなくて・・・。」
ペイロー「マルクは今年は何にしたんだ?一昨年は屋久島、去年は知床半島を頼んでたけど。」
バグジー「何つーもん頼んでんだお前・・・。世界遺産じゃねーかよ。
てか去年一昨年のマジでもらえたのか?」
マルク「去年一昨年のサンタはあまりにも貧弱すぎたから屋久島も知床ももらえなかったけど、
今年は屈強なサンタに頼んだのサ!」
ワドルドゥ「屈強なサンタとは・・・?」
ペイロー「で、今年は何なんだ?」
マルク「クックック・・・聞いて驚くな?
今年のクリスマスプレゼントは・・・
・・・阿寒湖のマジモンのマリモなのサ!」
バグジー「スケール突然下がったな!?
というか屈強なサンタの必要あるかそれ!?」
マルク「まぁ、今年も結局もらえなかったんだけどな。」
バグジー「結局かい。」
ユーフォー「そりゃまぁ、阿寒湖のマリモは天然記念物だから採取しちゃダメらしいしね・・・。」
バグジー「マジか知らんかった。」
ハルディ「『ドラ○もん』の出○杉君も言ってたしな。」
NZ「ホントかよ。」
*ホントです(ぇ
キャピィ「みんな何の話してるのー?」
バウンシー「アタシたちも混ぜてよー!」
ユーフォー「今クリスマスプレゼントの話してるんですよ。」
ペイロー「お前らは何もらったんだ?」
バウンシー「アタシはバネを大量にもらったわ!!」
バグジー「いやどういう趣味してんだ。」
ユーフォー「まあ、僕も缶バッジ収集してますからね。そういうコレクションは面白いですよ。」
バグジー「それにしてもバネ採集は見たことねーよ。」
ユーフォー「ちなみにどこ産のバネですか?」
バグジー「バネにどこ産とかあるのかよ。」
バウンシー「あー、分からないけど戦艦ハルバードから採取されたって聞いたわ。」
NZ「どうりで今朝の新聞にハルバード墜落の記事があったわけだ。墜落頻度高すぎてもはや誰も同情しなくなってきてんだがあれ。」
バグジー「サンタの都合で戦艦墜落させるなよ・・・。」
マルク「キャピィは何にしたのサ?」
キャピィ「でんでんだいこ!」
ワドルディ「えぅ」
キャピィ「こうやって太鼓をクルクルーって回すとポコポコ鳴るんだよ!とっても楽しいよ!」
ユーフォー「もらえて良かったですね!」
ペイロー「やっぱり古き良きおもちゃはいいよな!」
マルク「童心を思い出させるのサ!」
NZ「その純粋な心はそのまま持ってろよ。」
ワドルディ「ちょっとオイラの時と対応の差違い過ぎないッスか!?言ってること大して変わらないッスよ!?」
バウンシー「キャピィだからこそ許されることもあるのねぇ・・・。」
ペイロー「ノディは何買った?」
ノディ「くぅー。」
ワドルディ「いつも寝てるし、何ももらわないんじゃないッスか?」
ノディ「・・・プラズマ・・・テレb・・・」
ワドルドゥ「プラズマテレビ!?」
ダクゼロ「こいつ・・・プレゼントもらうのか・・・!?」
ユーフォー「意外ですね・・・。」
バグジー「そうだな。でもお前絶対テレビ使わねぇだろ!もらってどーすんだ!?」
マルク「ダクゼロは何なのサー?紅白饅頭でももらったのサ?」
ダクゼロ「ふん!私はプレゼントなどもらわぬ!
なぜなら俺様は邪悪の化身だからな!!」
ワドルドゥ「つまり悪い子だからもらえなかったと。」
ダクゼロ「悪い子ではない。邪悪の化身だ!」
NZ「めんどくせぇ・・・。」
ダクゼロ「だから俺様はこの聖夜にイルミネーションで飾られた街を堂々とリア充らしく彼女と一緒に歩いてやったぜ!」
ユーフォー「で、ホントは?」
ダクゼロ「イルミネーションでまぶしい街の中を1人寂しく歩いてたよ!!
何だ!?彼女どころか友達もいなくて何が悪いんだぁぁぁ!?」
バグジー「そこまでは言ってねぇ。」
NZ「まあ、そんなことだろうとは思ったが。」
ダクゼロ「というか『えっ!?彼女いたのお前!?』みたいな反応1人ぐらいいたっていいだろぉ!?」
バウンシー「いやぁ・・・ダクゼロだしねぇ?」
ワドルディ「ダクゼロさんッスからね。」
キャピィ「何かそんなイメージあるー。」
NZ「いたら大事件だな。」
ダクゼロ「オメーら集中砲火やめろぉ!!!」
ワドルドゥ「ユーフォーさんはどうでした?」
ユーフォー「あ、クリスマスアップデートをいただきました!」
ペイロー「ん?アップデート?」
ユーフォー「はい!アップデートが入ってver1.3.4からver1.3.5になりました!」
バグジー「いやソシャゲかよ。」
マルク「で、その新アップデートで何が追加されたのサ?」
ユーフォー「はい!目からレーザーポインターが出せるようになりました!」
ペイロー「すっっっっっっっっげぇ地味だなおい。」
ユーフォー「あとは冷めたパンをチンする機能がつきましたね」
バグジー「うーん、いらんなその機能。」
バグジー「で、珍しくさっきからハルディが静かなんだが、あいつ何やってるんだ?」
マルク「クリスマスプレゼントでもらったゲームやってるのサ。」
バグジー「没収されても知らねぇぞ。」
ペイロー「ちなみに何のゲームだ?」
ハルディ「『ニンテンボックス +バッグ』だが。」
バグジー「いや待て待て待て。聞いたことねーぞそんなゲーム。」
ペイロー「え?知らねーの?好きな箱やカバンを育成することができるゲームだぞ?」
バグジー「・・・一応聞くが何のゲームのパロディだ?」
ペイロー「『ニンテンドッグス +キャッツ』だが?」
バグジー「分かりづれぇよ!!!
というか箱やカバンの育成って何だよ!?」
ハルディ「あ、箱が卵産んだ。」
バグジー「卵!?」
ペイロー「で、バグジーは何をもらったんだ?」
ワドルディ「一番最後だしきっと一番すごいんだろうなぁ」
マルク「わざわざ最後まで残してたんだから、すごくないはずがないのサ。」
バグジー「おい!ハードルあげるな!やりづらいわ!!」
ワドルドゥ「こうなるのが嫌だったから軽ーく先に済ませといたんですよねぇ・・・。」
バグジー「俺もそうすべきだったなぁ・・・。」
NZ「まさかとは思うが、もらってないとかではないよな?
序盤でプレゼントもらってる組に同調しておきながら、ま・さ・か、そんなことはないよな?(圧力)」
バグジー「くっそ、こいつ根に持ってやがる・・・!」
ペイロー「もらったもん言うだけなんだぜ?簡単だろ?」
バグジー「(俺そんな大したものもらってないんだよなぁ・・・というか絶対ツッコまれるようなものなんだよなぁ
・・・どうするか?)」
キャピィ「だいじょーぶだよ!みんな笑ったりしないよ!ね、みんな?」
ユーフォー「まあ、そうですね。よほど変なものじゃない限りは笑いませんよ。多分」
キャピィ「ね!みんな笑わないって!」
バグジー「1人しか賛同してねーんだけど!?しかもその1人も結構微妙な反応だったぞ!?」
マルク「ほらほら、早く言うのサ!」
バグジー「あーもう、分かったよ!言えばいいんだろ言えば!!
DSiもらったんだよ!」
数名「「「え?」」」
ペイロー「・・・え?何で今それ?Switchじゃねーの?」
バグジー「いや、単純にうご○モやりたかったから・・・。」
ユーフォー「あれ確かDSiのはもうとっくにサービス終了してますよ・・・。」
バグジー「あ、いや、後になってからそれに気づいちまってさ・・・ははは。」
ペイロー「お前馬鹿だろ。」
マルク「致命的なバカなのサ。」
ワドルディ「クラス最下位レベルのアホッスよそれ・・・。」
バウンシー「よりによって最後のオチがこれって最悪よ・・・?」
バグジー「なーんとなくこうなるのわかってたから言いたくなかったんだよ!!!!
あとお前らにバカだのアホだの言われる筋合いはねーよ!!!」
と、バグジーが叫ぶと、教室のドアが開いて、
2Y「なんだなんだ冬休みだっていうのに賑やかだなこのクラスは。」
NZ「なんだサボり用務員か。」
2Y「サボってねぇよ。今日は真面目に新品の蛍光灯割ったから。」
ユーフォー「迷惑だなぁ・・・。」
ワドルドゥ「というか、2Yさんも今日は仕事があるんですか?」
2Y「いや、ないぞ。ないから人のいない校内でハイテンションにパルクールもどきやってた。」
ユーフォー「で、調子に乗って間違えて新品の蛍光灯を割ったと。」
2Y「正解だ。お前エスパーか?」
ユーフォー「いえ、UFOです。」
ワドルドゥ「相変わらずろくなことしてないですね・・・。」
バグジー「まったくだ。
あ、そういえば今日俺ら何故か招集かけられたんだが、何か知らないか?」
2Y「え?あぁ、聞かされてないの?
体育の授業の一環でクラス内雪合戦大会するらしいぞ?」
ペイロー「え?」
続く