あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 茶碗.com/投稿日時: 2020/05/20(水) 15:59:17
投稿者コメント:
えーーーと、これで「虚言の魔術師と現人神」はおしまい、ですね。また何か投稿するかもしれないので気長に待っててくださいね。
8.最期の日記
 僕はここ最近、病気がちだった。
 数年前までは、普通にローアで旅をしたり、お店をやっていたのだが、ある時を境に、だんだんと体の調子が悪くなり始め、自由に身動きできない状態にまでなってしまった。それは、星のみんなや、店の常連さんも心配するほどに。
 今日はたまたま元気だったから、店を開けていたんだ。昼間なんかは、あの道化師が、

「お、久しぶりに開いてるのサ。まだ生きてたのサ?随分としぶといのサ(笑)まあなんか買っていくのサ。」

とか言いながらお菓子を買ってったけどね。あとは、アイツらがやって来て、

「久しいな。」

「マホロア〜!!!病気治ったの?」

「マァ、チョット調子良いだけダヨ。」

「よかったぁ...ボクどうなるかと思ったよ。うえーん泣」

「和紙はお前が早死にするかと思ったZOY☆」

「マホロアさん、良かったですね!」

ごちゃごちゃうるさいと思ったけど、正直言って...嬉しかった。

特にジネヴラに会えたのは、とても。
多分、彼女と出会うことはこの先無いだろう。
自分でもわかっている。
僕の命はあともう少しで尽きる。
そんな気がするんだ。
今も刻々と時間が迫っている。


はっきり言うよ。僕は彼女のことがす

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