8.最期の日記
僕はここ最近、病気がちだった。
数年前までは、普通にローアで旅をしたり、お店をやっていたのだが、ある時を境に、だんだんと体の調子が悪くなり始め、自由に身動きできない状態にまでなってしまった。それは、星のみんなや、店の常連さんも心配するほどに。
今日はたまたま元気だったから、店を開けていたんだ。昼間なんかは、あの道化師が、
「お、久しぶりに開いてるのサ。まだ生きてたのサ?随分としぶといのサ(笑)まあなんか買っていくのサ。」
とか言いながらお菓子を買ってったけどね。あとは、アイツらがやって来て、
「久しいな。」
「マホロア〜!!!病気治ったの?」
「マァ、チョット調子良いだけダヨ。」
「よかったぁ...ボクどうなるかと思ったよ。うえーん泣」
「和紙はお前が早死にするかと思ったZOY☆」
「マホロアさん、良かったですね!」
ごちゃごちゃうるさいと思ったけど、正直言って...嬉しかった。
特にジネヴラに会えたのは、とても。
多分、彼女と出会うことはこの先無いだろう。
自分でもわかっている。
僕の命はあともう少しで尽きる。
そんな気がするんだ。
今も刻々と時間が迫っている。
はっきり言うよ。僕は彼女のことがす