秋桜第4回目
「お久しぶりです。さて、今回も始まりました。秋ベノラジオのお時間です」
「なんか久しぶりだな、まあロボボプラネットをずっとしてたんだろ?」
「図星です。実のところ、カービィシリーズはカビハンZ以外何も経験なしです」
ベノは秋桜が前に言っていたことを咄嗟に思い出して顔がおかしい状態になっていた。
「で…し、真かちぬきクリアしたんだよな…?;」
「はい。約2ヶ月半で」
「ゲーマーなのかコイツ。まあ、オレの方が上手いけどな」
唐突にドヤ顔みたいな言い方で言うが、秋桜が「そうですか」と真顔で返した。
「まあ、確かにソードで19分でクリアしたあなたらしいですが、実際クリアするのに1年くらいはかかったらしいとは聞きましたよ。よくそんなことでドヤ顔し、自意識過剰な発言をしますよね。もう分かっていますがあなたはナルシストと決めて同然です。そうでなければバレンタインは」
「そ、それだけはやめてくれッ!!!!!」
ベノが顔を赤くし始める。余程、言われたくない話らしい……。
「そう言えば、あなたは何もかもを猫化させるのがハマっているらしいですね。私も好きですよ猫。毛糸玉あげたり、猫じゃらしにマタタビと用意はします首の辺りをくすぐったりなどは行いますよ」
「お、おう…」
秋桜の発言1つ1つがベノには多少、弾幕のようなマシンガンに思えていた。
「それより、スターアライズはしないのか?」
「言ってしまいましょう…。しょぼく感じたのは私だけでしょうか!」
「さ、さあ…どうだろう…な……」
「今年でカービィは26周年になりますが!ロボプラのせいなのか何なのか分かりませんが、とてもしょぼく思えたんです!」
ベノが目を逸らすような感じで「それって…どういう…ことだ」と問い掛ける。
「カービィと言えば、全年齢対象ゲーム、BGMやストーリーなど様々なことを凝っています。スターアライズのBGMは悪い訳でもないですし、画質は良いし、迫力があって良いとは思うんですが、ヘルパーの優秀さのせいなのか何かもの足りない感があるんです……」
ベノが冷や汗をかきながら「スターアライズを調べてたら外国ではクソゲー扱いされてたらしいぞ」と言う。
「カービィにクソゲーは存在しないはずですが…今回はそうなってしまうんでしょうか……。というより、今年…フレンズ多くないですか!?」
「けもフレは当たり前として、スターアライズに…何があるんだ?;」
「小さな友人から仰いますと、プリキ○アに4月から始まる新シリーズのア○カツやいつ放送されるかは不明のプリ○ラオールフレンズみたいな感じで何かフレンズ多くないですか!?」
「秋桜のテンションがここまでおかしくなるのは初めてだ」と思うベノ。愚痴というものが恐ろしいと改めて思った。
「流行語大賞になるじゃないか?」
「いえ、絶対あり得ません。流行語大賞というものは政治が決めているのです。ですから(ry」
*
「秋桜、大丈夫か…お前、色々と様子がおかしいぞ…」
「心配して下さるのは有り難いですが、私は何も問題ありません」
「そうには見えないがな……;」
「ということで今回はここまでとさせていただきます。次回もお楽しみに!」
〜ラジオ終了後〜
「秋桜、早く小説書いてくれよ」
「少し時間かけますから待っていて下さい。その間にネタバレを…」
「やめてくれッ! オレはそういうのが苦手だ!」