第8話 耳鳴りと襲来
「……ということだ」
「そ、そんなことがあったんですね……」
「あの後…帰って来てくれて本当に嬉しかったよ」
「それにしても……なんでメタが死んでいた時、ギャラクティックナイトがいたんだろう?」
「言い方をなんとかして欲しいんですけど…; まあ、確かに気になりますね…」
一同、重い空気の中…デデデ大王が「恐らく…あいつは、封印されているから封印=死という扱いなんだゾイ!」とメタ発言をしてきた。
「「「「何 か メ タ い」」」」
「流石、ロリ○ン大王ですね…」
「だ、だから…ワシは、ロリ○ンじゃないゾイ!」
「あ、間違えた。この星の支配者(笑)だっけ?」
「笑いつけるなゾイ! 絶対、ワシをバカにしてるゾイ!!!!」
こんなグタグタと勝手に話を進める2人を止めるのがメタナイトだった。
「そんなどうでもいいことは後回しにしてくれ」
「あ、後回しだと!?」
デデデ大王がどうでもいいという扱いをしてキレるがメタナイトは「それより、ここで休息をしていた。そろそろ出発しよう」とデデデ大王がいないような感じでスルーしていた。
「そうだね、行こう行こう!」
「ちょっ」
「カービィは、食べることを目的にしてませんよね?;」
「あ、バレた?」
カービィが苦笑をした。
「無視すんな…!」
「【サイクロン】!」
「ふごっ!?」
「…行くぞ。……?」
「メタ?」
いきなり、メタナイトが立ち止まった。
__お母さん…!! お母さん……!!
「うっ…!?」
メタナイトが、いきなり耳鳴りのような音と誰かの過去のようなメッセージが聞こえていた。
「メ、メタ!?」
メタナイトは、片手で頭を抑えるように苦しむ。
__あの人のせいだ…!! 私は、あんな人と会わなければ……!!
(うっ……まさか、あのときの…なのか…まさか……)
「メタ、大丈夫…?」
「……………。」
エリーの表情がだんだん重くなっていく…。
「すまない…耳鳴りがしていただけだ……」
「本当に…大丈夫なの?」
「ああ…」
「一応、つらくなったら言って下さいね…」
「すまない…。…!!」
メタナイトは顔を下に向けて呟いた瞬間、何か気配を感じていた。
「危ないっ!」
「「「「!?」」」」
チュドオオオオオオォォォォォン!!!!!!
「危機一髪だったな…」
メタナイトのディメンジョンマントのおかげで何とかなった。
「助かりました…;」
「だ、誰かいるの……!?」
「………そこにいることは分かっている。出て来たらどうだ?」
「………」スッ
キイィィィン……!!!
「っ…!!」
誰かが、メタナイトの後ろから攻める。メタナイトは素早くギャラクシアを出し受け止めた。
「……!! ま、まさか…この強さは…カービィと同じ………」
「カ、カービィ…!? まさか…裏切ったんですか!?」
「ち、違うよっ!!; とゆうかどうやったらできるのさ!」
「確かにカービィだが……ただのカービィではない…カービィの邪悪な部分から生まれたシャドーカービィだ!」
「シャ、シャドー!? こっちに来てるの!?」
「チッ…」
シャドーはいきなり、エリーのもとへと近付きさらおうとした。
「きゃあっ!」
「エリー!」
「あーっ! ワシのエリーちゃんを返せ!!」
「き も い」
シリアスっぽいところをいきなりギャグ展開にしたデデデはカービィにしばかれていた。
※しばかれ中…しばらくお待ちください…
「」チ-ン
「ほら、喋っていいよー」
全力でメタいが、シャドーはそんなことを突っ込まず、話を続ける。
「こいつを助けたいなら俺と戦え」
シャドーがいつもと口調が違う。間違いなく、操られている。