横槍
というわけでデデデ城へ向かって走って行っている夢幻一行。
アルセウスと夢幻はメタナイトが見たであろうポケモンを頭に浮かばせ先へ急いだ。
あの歩く振り子時計こと歩くロイヤルクロック(?)を放置しておくとアルセウスは絶対うるさいだろう。
夢幻はそう考えていた。
というのも戦艦までの道中。
アルセウスは助言と共に息子に対しての自慢&愛&愚痴etcともうこいつはダメだのような状態を接するほど親バカだった。
絶対次は息子のこと語るだろうなと予想できるくらいだった。正直引いた。
まぁ、愚痴はここまでにしておいて。
ここは、ハニーヒル辺りだろうか。
しばしの休憩と崖(というより段差)のところで休んでいると。
〈ワー 〈キャー 〈タスケテー
悲鳴がいっぱい。
何かあったのだろうかと見てみると、紫色の人形と見られるポケモン二匹。
人形で紫といえばヌメルゴンとかあたりだが、それにしてはずいぶん痩せ...スラッとしている。
...あれ一匹どこ行t
[はどうだん]
夢幻:あっっぶな!?
距離を思わず取った。はどうだんだして攻撃してくるなんて僕知らない。聞いてない。
???:チッ
舌打ちしたよ!?ポケモンなのに!舌打ちしてきたよ!
とは思ったものの、当たり前かとすぐに思い直す。
こちらに敵意を向けている(というか殺意)相手は人工的に造られたポケモン、ミュウツーだったからだ。
人を憎んでるとか言われてるから人間見て舌打ちするのも攻撃避けられて舌打ちするのも分かる。
ミュウツー:ゲノセクト!
なぬ!?ゲノセクト!?
後方確認。ゲノセクトがいる。しかもなんか溜めてる。
発射寸前?あれまってこの攻撃知ってる。
[はかいこうせん]
白い閃光が周りに放たれる。白い槍のように自分に飛んで来る。
相手の顔が光に照らせれて見えた。
自分という人間に攻撃してくる意図が分からなかったが、なんとなく分かった気がする。
夢幻:(仕留めるというよりかは焦りというか混乱と
いうか恐怖というか、そんな色が顔に出ている...)
光線が自分の体に当たるまで残り数p。
夢幻:なんだ、そういうことだったのか。
爆発音が鳴り響き、辺り一体は焼け野原と化した。