第三章 びょうきのこ
女の子はチコから教わった魔法でチコをたくさん出しました。ある日病気のチコが生まれました。病気のチコはフラフラしています。
「大丈夫?」
女の子が心配して聞きました。
「目が見えないの・・・」
小さな声でチコは言いました。このチコは自分より凄い力がありそうな気がしました。自分より優しくて運動ができて助けてくれそうで。女の子はチコを助けたくてたまりませんでした。しかし助ける方法なんて分かりません。女の子がある提案を思いつきました。
「チコちゃん。私と姿を変えよう。一つ、お願いがあるけど。チコちゃんを大切に大切に育ててあげて・・・」
そういうと周りが眩しくなりました。