第7話 逃げてきたシャドー
「シャドー…今すぐ行くから待っt「うぎゃっ!」わぁっ!?」
カービィがディメンションミラーの中へと入ってシャドーを助けようと思ったとき、シャドーがいきなり出てきてびっくりしていた。
「いたたたた……」
「シャドー!」
「あ、カービィ…。って、“ここも”か!」
シャドーの発言にギャラがピクッと反応し「“ここも”…まさか、そっちも被害を受けているのか?」と尋ねてみる。
「あ、ギャラいたんだ。うん…そうなんだよ…メタとデデデににげろって。まさか…ヤヌスがよみがえったなんて……」
メタナイトが「なっ…!!」と反応をする。
「ヤ、ヤヌスまで!?」
「そうだけど…まさかそっちも?」
「ああ。ノヴァがブレインとシアエガによって操られてしまったのだ…」
以下のことをまとめると、バンワドが「イシスがやっている可能性はあり得ますね…」と考える。
「もしかしなくても、シヴァも蘇ったかもしれないゾイ」
「その確率は、否定できなくなってきたな……」
メタナイトはとっさにエリーのことを考え出した。何故か彼女のことが心配な感じでいたようで…。
「ねぇ…シャドー、もしかしなくても…ダメタとブラデは今頃………!!」
カービィが聞いてくるが、シャドーは暗い顔をしながら「きっと………」と言った。
「なら助けに行こう!」
「え、いいの?」
「もちろんですよ! ボクたちは仲間じゃないですか!」
「私もノヴァを助けるためには仲間のチカラが必要だと思うしな」
彼らはシャドーを放っておくわけにもいかないと思ってくれていた。それをシャドーは嬉しくてつい、嬉し泣きをしながら「ありがとう」と言う。
「よおっし、行くからにはどっちから行く?」
ノヴァを優先するかダメタやブラデを助けるのにどっちがいいか悩む。そんなとき、メタナイトは「ギャラクティック・ノヴァが優先だと思う」と言う。
「メタ、どういうこと?」
「今、現在…ギャラクティック・ノヴァはあちらの手となっている。つまり、何でも願いを叶えようとするのだ。それが、ただ事ではなかった場合、どうなると思うか?」
「今頃、あちこちで被害が起こっているだろうな…」
「兄さんの言う通りだ。ひとまず、異空間ロードへと向かおう」
メタナイトが言うには、ノヴァを優先に救出し、被害を抑えたりしようと考えるが、カービィは「どうやって行くの?」と気になっていた。
「あ」
「まさか、メタ……」
「私としたことが、そんなこと考えていなかった……」
「「えーっ!?」」