第7話「キカイのせかいのだいぼうけん」
「ホントに何もかもがキカイになっちゃった……」
彼は道がある限りぐんぐん奥に進んでいく。
「………」テクテク
カービィの目の前には普通にワドルディが何かの機会に乗って歩いていただけだった。
「あれはほっとこ…」
彼はひたすら歩く。何があっても歩く。
「ん…?」
「うわあああっ;」ヨチヨチ
「大きすぎるよ!;」アワアワ
「ひとまず逃げよー!;」ピュ-ン
ぐんぐん奥に進んで行くと、ワドルディが3匹慌てるように走って行く。
「んっ…なにあれ………」
「っ!! あれって………!!」
カービィの目の前には、木の形をしたあいつがいた。しかし、そいつはいつもの奴ではなかった。
「ウィ、ウィスピーウッズ!! ど、どうして!」
目の前にいるのは、ウィスピーウッズはキカイ化されてしまっていた…。
「カー…ビィ………ハイジョ…スル……」
「やめてよ! ボクはキミとは戦いたくないんだよ!!」ピュ-ン
カービィはワドルディたちが逃げて行った方向にただひたすら走る。全力でウィスピーは追いかけてくるため、まともに戦う暇ではなかった。
「うっ…追いつかれる! あっ!!」
カービィはどかんの中に入った。彼はもう追いかけてくることはなかった。
「はあ…たすかったあ……」
「これから先、どうすればいいんだろ……」
カービィはこれからとんでもないことが襲いかかってくる…。もちろん、彼はそんなことなど知ってもいなかった。