第7話 驚異的なチカラ
「フッ……とどめだ……!」
ギャラクティックナイトはランスを振り下ろす。もう後がない感じだったメタナイト…。次の瞬間……突然目を覚まし、ギャラクシアでうまく受け止めた。
「何っ…!?」
「………………」
メタナイトは静かに立ち上がった………。ギャラクティックナイトからは彼の光を感じなかった………。
(今の一撃で何とか…操りから解放された……だが…何かが………おかしい…)
ギャラクティックナイトは今まで操つられていた。そして警戒をし始める。一方、メタナイトはチカラを溜め始めていた。
「隙がありすぎだ…。これでも食らうがいい…! フレイムスパイン!!!!」
メタナイトはチカラを溜めているのにも関わらず、回避をしていた。
「何っ!?」
「…対したことないな」
メタナイトは嘲笑っていた。そして、その挑発に乗ってしまうギャラクティックナイト。
「……我をバカにしてるのかっ!!!」
怒りのフレイムスパインの連続攻撃を繰り出す。メタナイトは軽々とかわす。
「それで終わりか……。なら、こっちから行かせてもらう……!」
「…!!」
「ギャラクシア…ソードビーム……!」
メタナイトはこのためにチカラを溜めていた。勿論、強力なソードビームだったため避けることすら困難だった…。
「ぐわああああぁぁぁぁっ!!!!!」
勢いよく倒れて行くギャラクティックナイト。メタナイトは翼をマントに戻し彼に近付いてくる。
「お前は…大人しく…封印されろ………」
「おい! メタナイト! 何があった!? 様子がおかしすぎる…! 目を覚ませ!!」
「黙れ…」
メタナイトはギャラクティックナイトに向けてギャラクシアを刺した。
「ぐあああぁぁぁぁっ!!!」
意識を失ったギャラクティックナイト。メタナイトはそのまま後ずさりをしようとした。
「私は…最強となった……。これで、何もかも破壊できる…」
やっぱり、メタナイトの様子がおかしかった…。そして、次の瞬間…!
「ぐっ…!?」
メタナイトが突然、苦しみ始めた。胸を抑えるようなそんな感じだった。
「ぐっ……はぁっ…はぁっ……」
「い…やだよ…消え…たく…ないよ………」
「メタ…ナイト……!?」
まるで、助けを求めるかのように…意識を失った。
「……………」
ギャラクティックナイトは一応、死んだふりをしていた。
「くっ……さっきの痛みはとてつもなかったな…。とりあえず…メタナイトを運んで行くとしよう…」
(さっきのは…本当にメタナイトだったのか……?)
ギャラクティックナイトはいろんなことを考えてはいたが、そんな暇はなかった。取りあえず、メタナイトをカービィたちのとこへと運んで行くことにした。
「…………め、我を操ったことを後悔してやる…」ボソッ