テーマ1 暗黒パーティー
ダークマター(剣士)「あーはいはい、静かにしてくださーい。ゼロ様から挨拶がありますよー。」
ゼロ「えー、まずは、この『ホワイトクリスマス?いや、俺らで真っ黒にしちまおうぜクリスマスパーティー』に集まってくれて感謝する!今日は無礼講!皆で楽しもうではないか!!」
『ワーーー!!!』
ゼロ「というわけで挨拶はこれくらいにしておこう!以上!」
剣士ダクマ「えー、ありがとうございましたー。では、・・・まぁ、どうぞ。」
ゼロツー「お、マインドか。久し振りだな。」
ダークマインド(球体)「あっ、ゼロツーさん!ちわっす!」
マインド「今日はミラマさんもご一緒で?」
ミラクルマター「はい。一族は皆招待されているようですので。」
02「しかし、ゼロ様も急だな・・・。招待状届いたの昨日だぞ?」
マインド「ですねぇ・・・w あの方は自由な方ですから。」
ミラマ「今日は別の用事が入っていたのですが・・・まぁたまには遊んでもいいかなと思いまして。」
02「ん?ミラマ、お前が用事なんて珍しいな。いつも仕事一番でほとんど休まないのに。」
ミラマ「あ、はい。今までのカービィとの戦闘記録を調べて、カービィの攻撃パターンを割り出そうと思ったのですが・・・」
02「ちょ、おま・・・そういうことなら仕事に入るから勤務時間内にしていいんだぞ?わざわざ休みの時間を削らなくても・・・」
ミラマ「あぁ、大丈夫ですよ。自分が気になっているからしているだけですので。
・・・それで、不思議なことに1回1回全く規則性が無くて、時間が掛かりそうなんです。」
マインド「あぁー、それ分かりますね。何回も何回も戦ってるのに全くつかめないんですよねー。」
02「それは俺もだな。カービィが毎回違う生き物みたいに感じるんだが・・・。」
ミラマ「謎ですね。」
ダークマター(球体)「あれー、ダゼロさん?」
ダークゼロ「おぉ、ダクマじゃないか!」
球体ダクマ「お元気ですか?」
ダゼロ「もちろんだ!例え今からどんなものがやってこようとも決して動じん!」
「あ、だぜろだー!」
「ほんとだ、ひとでー!」
「よわいやつ!」
「ひとでー!」
「ざこー!」
「ひとでー!」
ダゼロ「おい2番目と4番目と6番目のヤツ出てこい!!!いくら心の広いオレと言えど許さん!!!!」
球体ダクマ「めちゃくちゃ動じてるじゃないですかー・・・フラグ回収・・・というかほら、お前たちー、やめろー。」
ダゼロ「ダクマ!?なんだこのチビどもは!?」
球体ダクマ「あー、僕が面倒見てる子たちです。別に家族とかじゃないですよ。」
ダゼロ「そうか、というか見た目がみんなお前とほぼ同じなんだが・・・ちっこいだけで。」
球体ダクマ「あー、生まれたてのダークマター族ってほとんどその姿ですよ。例外もありますがねー。」
ダゼロ「何ぃ!?知らなかった・・・!!」
「ひとでー!あそぼー!」
「おまえさんどばっぐねー!」
「おい調子乗んなよチビども!!失礼にあたるからな、覚えとけよ!?」
「だって、きょうはぶれいこうでしょー?」
「なんでもいいんじゃないのー?」
ダゼロ「くっ・・・お前らよく知ってるな・・・。だがなんでもいいわけじゃない!!」
ダゼロ「天誅!!うら、電撃じゃあーーー!!!」
「わーい!!」
「そんなんじゃあたんないぞー、がんばれよー!」
球体ダクマ「・・・なんだかんだで遊んでくれてますね・・・。」
剣士ダクマ「いやー、盛り上がってますねー、ゼロ様。」
ゼロ「そのようだな。開催して正解だったようだ。」
ゼロ「・・・ところで、あっちにいるのは球体のダークマターだよな?」
剣士ダクマ「あ、そうです。どうかしました?」
ゼロ「いや、喋り方がお前と似てるなと思ったんだが。」
剣士ダクマ「あー、本来はあいつと僕は同じ個体なんですよー。」
ゼロ「!? そうだったのか。」
剣士ダクマ「ただ、色々あって今みたいに分かれてますけどね。」
ゼロ「色々・・・か。」
ゼロ「ところでさっきここにあったクッキーがかなり減ってるんだが、2人だけでこんなに食べたか?」
剣士ダクマ「あぁ、こいつです。」
グーイ「あ・・・どうも・・・。」
ゼロ「ん?グーイか。いや、別に食べていいんだぞ。」
グーイ「あ、はい・・・。」
剣士ダクマ「よく食べますねー。しかも嬉しそうに。」
グーイ「はい・・・モグモグ・・・美味しいです・・・」
ゼロ「そうかそうか!いくらでも食べろ!」
グーイ「そうさせていただきます・・・おいし」
ゼロ「さて、ダクマ。ところでだが。」
剣士ダクマ「はい。」
ゼロ「今日は世間で言う『クリスマス』らしいな。」
剣士ダクマ「そうですねー。」
ゼロ「一つ聞きたい。」
剣士ダクマ「何なりと。」
ゼロ「クリスマスとは何だ?」
剣士ダクマ「・・・それはまた哲学的なご質問ですねー・・・。少々お待ちを。」
ゼロ「いや、一般的なことだけでいい。」
剣士ダクマ「え?あ、分かりました・・・が、何故です?今さら。」
ゼロ「・・・・・・クリスマスというものが何の行事なのか、全く知らんのだ。」
剣士ダクマ「・・・今、なんと?」
ゼロ「クリスマスというものが何なのか、全く知らん。」
剣士ダクマ「はぁ・・・そうでしたか。・・・では、僕からも一つ言っていいですかね?そのあとで教えますから。」
ゼロ「なんだ?」
剣士ダクマ「あんたそれも知らずにこんな大掛かりなパーティー開いたんかい!!!!!!」
剣士ダクマ「・・・ふぅ。じゃあ教えますよ。まずですね・・・」
ゼロ「ふむ。」
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〜終わり〜