第7章未確認生命体スウォームと2つの手
スマブランドのパーティの翌日、それぞれの世界に帰ったファイター達に召集命令が届いた。
それは、僕からの召集命令。
召集命令が出されたファイターはHAL研に集まった。
そして、今HAL研には僕とルイージとメタナイト様と桜井さん、そして最近友達になったブラピくんがいた。
メタナイト様と桜井さんは読書をしながら、僕とルイージとブラピくんはスマブラfor3DS(無論リアルではない)をしながら皆を待っていた。
ブラックピット「デンショッカー!」
来太「カウンター!」
ブラックピット「何!?」
来太「甘いねーブラピくーん」
ルイージ「おら!」
来太「ちょっ、おまビートルとか卑怯!」
「ドーン!」
ゲームの中の僕のMiiのストックが1減る。
来太「あっ、スマボ出た!」
ブラックピット「あのスマボは俺のものだ!」
ルイージ「取らせるか!」
スマブラにあつくなっている3人と
メタナイト&桜井「……………………………………」
何も喋らない2人
差が激しいな。うん。
そして、4分後。だいぶ人が集まった。
それで、最後に入ってきた人達に僕は驚かされたのだ。
ナチュレ「お邪魔するぞー!」
エレカ「ここが招集所ね」
アロン「いったい何に関しての会議をするのでしょうね?」
ロッカ「……………………」
ロリっこ神様、クールビューティーなお姉さん、執事のような人、喋らない岩のモンスター。
来太「ナチュレ様!?」
そう、その人たちには随分お世話になったのだ。
ナチュレ「おう、フリードではないか!」
僕の事をフリード呼んだ神様は前の回にも紹介した自然王ナチュレ様だ。
僕は2013年に彼女率いる自然軍に入った事がある。その時の僕の名前がフリード。通称、極寒のフリードだ。
ブラックピット「なんだ、知り合いだったのか」
それになぜかブラピくんが反応している。
来太「それでなんでブラピくんがナチュレ様の事知ってるんだよ!」
ブラックピット「俺は自然軍に所属しているからな」
来太「ええーーーー!?」
ビックリしたわ本当にサプライズが止まらない。
来太「ちなみに、ブラピくんはいつから…」
エレカ「2012年にここに入ったわ」
来太「…あっ、僕より先輩ですか…」
エレカ「後輩ができたと思ったのに残念!…とか思ったわね」
来太「思ってません!」
ブラックピット「ムキになるのは図星だったからっていうぜ」
…そうだよ図星だよそれがどうしたんだよ!
桜井「来太さん」
来太「はい」
桜井「そろそろ始めたほうがよさそうですよ」
来太「あっ、はい分かりました」
そして、僕はファイター達を席に着かせて真中に立つ。
来太「皆、今回は集まってくれてありがとう。いきなりだけど、今、僕はとある未確認生命体について調べている」
プロジェクターからまがまがしい黒い物体の画像が出てきた。
ルイージ「これは?」
来太「これこそ、未確認生命体スウォーム」
フォックス「スウォーム?」
ファルコ「とゆうかこいつ本当に生物か?」
来太「まぁ、生物というより物質のように見えるけどね」
メタナイト「それで、スウォームの能力はどんなものだ?」
来太「はい、スウォームはいろいろなものに化ける能力を持ちます。しかも、それは生物とは限りません」
ロボット「と、という事は…」
来太「はい、刀や銃にもなれますね。やろうと思えば僕達の姿に変身することも可能です」
パックマン「なるほど」
ロックマン「厄介な…」
ピット「指揮官は誰なんですか?」
来太「よくぞ聞いてくれた」
そういって、僕が言ったとたんプロジェクターから
2つの手の画像が映し出された。
メタナイト「これは!」
カービィ「マスターハンドとクレイジーハンド!」
パルテナ「誰ですか?それは?」
その名前に四天王とスマブラXの時代からいたファイターは驚いたが、スマブラforからのファイター達は首を傾けている。
リトルマック「四天王と先輩達は何か知っているようだな」
桜井「マスターとクレイジー…創造主の化身。つまり私の化身ですね」
ロゼッタ「ああ、そういえば私とチコも来太さんからその話を聞いた事があります」
チコ「確か、その2人は自分がスマブランドの中で最強だと思っていたけどスマブラファイター達に倒されてしまったというやつですね」
パックマン「なんてあわれな…」
メタナイト「それで、やつらとスウォームに何の関係が?」
来太「どうやら、手を組んだらしいのです」
ルイージ「なるほど、僕らを倒すためにわざわざどこの星から来たかも分からない生物を手を組むと…」
ルイージは呆れた顔をしている。
来太「スウォームにとっても都合がいいんだと思うよ」
ルイージ「だろうね。新しい住処ができるんだもの」
メタナイト「肝心なのはやつらがいつ来るかという事だ」
その言葉に僕は戸惑った。
なぜなら…
来太「スウォームは…明日来ます…」
ルイージ「えっ…」
HAL研内にざわめきが起こる
来太「これはすべて僕の責任です…」
ミク「いや、来太だけの責任じゃないよ!」
チェイス「これに関しては俺たちも調べていた」
ヒトラー「1人で抱え込むな!」
来太「ありがとう!」
やはり仲間の励ましは力になる。
来太「皆!スウォームを倒すため、そしてマスターハンドとクレイジーハンドの暴走を止めるため、スマブランドを守るためにも協力してくれ!」
ルイージ「もちろん!」
メタナイト「協力するぞ!」
ナチュレ「わらわも協力しようぞ」
ロゼッタ「私にできる事があったら何でもします!」
マリオ「他のスマブラファイターの事も忘れんなよ!」
来太「ありがとう皆!それじゃあ行くよ!スマブランドの未来のために!」
ファイター達「おー!」
こうして、僕達はスウォームと指揮官のマスターハンドとクレイジーハンドにたちむかうのであった。
次回予告
スマブランドに黒い雨が降る…
こうして奴らはやってきた…
次回第8話黒い雨