第7話 復讐の闇とエージェント
★キャラ紹介
フォル・・・「ヨビゴエ」の一人。
人間界からやってきたが、その事を知るのは四戦士とテレンスのみ。
本人も自覚はなく、記憶は消し去られている。
剣使いになるため、日々修行に励んでいる。
テレンス・・・「ヨビゴエ」の一人。
フォルとは幼なじみで、人間界からやってきた。
実は自分が元人間だということも覚えていて、タイミングを狙って教えようとしているが、うまくつたわらない。
魔法使いをめざし、日々賢者の元で修行を積んでいる。
アオイス・・・フォルの弟。
迷惑兄貴に振り回されるも、しっかりしている。
ニジ・・・四戦士の一人で、発明家。
この世界の電化製品はだいたいこの人が作っている。
テレンスに魔術を教える。なので賢者とも呼ばれる。
じっちゃんなのに元気。
グラ―・・・四戦士の一人。
昔はワルだったが、心を入れ替え剣術を極めた。
フォルに剣術を教える。
地味にニジの助手。
ミリーナ…四戦士の一人。
弓使いであり、超スパルタな特訓をする。
実はクマちゃんのぬいぐるみが好き。
「兄ちゃん、寒いよ」
「よし、待ってろ。今毛布と食べ物をもらってくる」
「早く帰ってきてね」
スノウ村のある路上に、二人の兄弟がいた。
兄ちゃんと呼ばれた方―おそらく兄は、地面を見回している。
ふと見ると、凍ったパンが落ちていた。
「ああ…パンだ…やっと…」
――しかし、急にパンを踏みつぶされた。
「何やってんだ、お前」
「何するんだ!それは大事な食料だぞ!」
「こんなきたねえモン食うのか?だったら鞜の汚れにした方がいいんじゃねーの?」
「ああ…なんてことだ…」
すると今度は伸ばしていた手を踏まれた。
「痛ッ!今度は何だ!」
「まさか、てめえ見てぇなハイエナ野郎を野放しにはできねぇからよ」
その後は、殴られたり蹴られたりした。
痛かった。
痛カッた。
テイ抗はデきナカッタ。
しカシヤミノチカラデコロシタ。
オカシクナッタ。
ムラカラオイダサレタ。
ヒロワレタ。
オウ二ナッタ。
ナゼコウナッタ。
ボクハワルクナイ。
「おいお前らぁ!」
「はっっはいいいい!」
「見たところリア充っぽいがなあ!そんなのあったら戦いなんてできねーの!」
「え」
「はい、村1000000周!かつ素振りしながら走れ!」
「無理だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「…ニジさん、ミリ―ナさんなんて呼んでよかったんですか?」
「スパルタじゃ…」
…そう、このスパルタ師匠は女。見えないと思いますが。
二ジ達はハワイに行く事にした。なのでかわりに呼んだのが四戦士最強のスパルタ教師であるミリ―ナ。
じゃあなぜ二人が影で見ているのか。
飛行機が欠航になったのだ。
しかし、やっぱやめーなんて言ったら…うん。
それで見ている訳だ。
しかし、観客はもう一人いた。
「あちゃー、あいつらがヨビゴエ?あたいの仲間?信じられへんわ〜。というかまさにリア充やねん。あたいが入ったら危ない関係なるんとちゃう?」
…なりません。リア充はわかるけど。
すると彼女は通信機のスイッチをいれた。
「えーこちらナンバー018。コードネームはハリセン。ヨビゴエは特訓中」
『そうか。では引き続き監視を続けろ』
「了解」
彼女は一体何者なのだろうか…?
Stay tuned for next time・・・