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執筆者:
麻疹騙り
/投稿日時: 2015/01/27(火) 13:28:07
投稿者コメント:
2つ目です。
EP.1-7 Trigger 7
悪魔が、1つ目の願いを見事に叶えたのを
目の当たりにして、完全に信用しきっていた。
次は……
……どうせなら、規模の大きい願い事にしよう。
「子どもらに、キャベツの本当の姿を見せたい」
それは、道端を走る子どもらを見ていて、
思ったことだった。
あの子どもらは、僕らの本当の姿を知らない。
お店にいる時の、外側の葉を何枚も剥かれて、
剥かれて、ラップでくるまれて、
つるんと丸くなった状態しか、彼ら彼女らは
見たことがないのだ。
畑にいる時の僕らは、それよりも何倍もの
ボリュームがあるというのに……。
「おやすい御用だ」
悪魔はそういうと、再びぱちんっ、と指を鳴らした。
しかし、今度は雲や人間の動きが止まらない。
時間を止めていないのか?
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