手がかり
〜戦艦ハルバード〜
夢幻:メタナイト〜!メタナイト〜!いる〜?
ノックしながら船内をよびかける。
アルセウス:メタナイト?
夢幻:この戦艦...って分かるかな...この乗り物の持ち主だよ。色んなところを旅していて、色んなことに詳しいの。
アルセウス:なるほど。私の世界にいた変な人達(ポケモンを自分の目的のためだけに利用する人達)のようなものですね。
夢幻:そんな感じ...いや、違います。あなたが思っているような外道なことはしない騎士道精神の持ち主です。
アルセウス:なるほど。
メタナイト、あらぬ誤解を持たれなくてよかったな。
しばらくすると、水兵ワドルディが出てきた。
ちょこちょこと動くワドルディについて行きながら、周りをキョロキョロと見回すが、ポケモンらしき影も形も無かった。
夢幻:(やっぱりここに来たばかりで、ポケモンのことは知らないのかな...じゃあ時間の無駄だったかも)
そんなこんなでメタナイトの元に到着。
メタナイト:夢幻。久しぶりだな。何かあったのか?
夢幻:うん、久しぶり。あったも何も今、現在進行中であるよ。
メタナイト:何? 詳細は?
少し怪訝そうな顔をしてメタナイトは訪ねる。
夢幻:かれこれこういうことがありまして。
夢幻は今までのことを話した。
メタナイト:なるほど。そのポケモンとやらがプププランドに...か。
夢幻:メタナイト、ポケモンって見てない?
メタナイト:生憎だが私は...いや、待てよ。一匹見かけたな。プププランドに来てすぐのときだったな。一瞬のことだったので分からなかったが。
夢幻:何?何?特徴を教えて!
メタナイト:そうだな...まず、体が青かったな。で、ところどころ銀色だったな。いや、でもあれは体表がとかではなく、装甲のようなものかもしれんな。
それが大王の城の方に向かっていったぞ。
夢幻:ありがとう!他にもなにかあったら教えてね!
メタナイト:お安いご用だ。
返事を聞いて夢幻は一目散に飛び出して行った。
目的地 デデデ城