タイムスリップ!6
ギギギ…ギギギ…
カビ「…ふぁっ!?」
突然何かが動くような音がして、気絶していたカービィは目を覚ます。
カビ「なになに、何が起こったの!?」
寝起きのせいで頭が混乱しているのと、突然の出来事で驚いているせいでカービィはまったく状況を理解することができていない。
カビ「ん?あ、なんだ…機械が動いた音だったのか…」
少し時間がたちようやく落ち着いてから、カービィはやっと状況を理解することができた。
となりでボロボロになったメタナイトが寝ていることから、カービィが気絶した後にメタナイトが必死に逃げて、この部屋に隠れたのだろう。そして、今に至るということか。
カビ「にしても、メタほんとにボロボロになっちゃってねー… なんか色々ごめん、うん」
そんな独り言を呟いていると、突然ドアが開き、誰かが入ってきた。
カビ「(げっ!!誰だよ!うわぁあああ)」
慌てながらも、メタナイトをつかんで素早く隠れる。幸い入ってきた相手からは見つかっていないようだ。
カビ「(はぁ…もうほんとに誰なのさ…早く行ってくれないかなぁ…)」
祈るような気持ちでカービィはそう考えるしかないのであった。