小さな破壊者
本来なら、カービィが利用したコピー能力は消える。
だが、カービィが利用した「トルネイド」は、コピーの元となって戻ってしまった。
…一体、彼に何が?
「やれやれ、エアーのやつ、倒されてしまったのか。」
「クラッシュマン!」
またロックマンは、彼の名を叫ぶと、彼…『クラッシュマン』は姿を現した。
「お前がこの星の戦士『カービィ』だな。俺らの破壊活動を阻止するなんて…」
「…2体目は、クラッシュマン、君だな!」
「カービィ、気を付けろ!やつは時限爆弾を持っているよ!」
クラッシュマンは、自分の武器『クラッシュボム』を近くの木や建物に付けると、爆発をさせた。
「す、凄いや…壊し屋みたい。」
「そう、壊し屋とは俺のことだ。さぁ、この壊し屋の俺に勝てるかな?」
カービィは先程使った『トルネイド』のコピーの元を取りだし、コピー能力『トルネイド』へと変身した。
ロックマンも、先程手に入れた武器「エアーシューター」を装備した。
「ゲッ…それだけは…」
クラッシュマンが言った時にはもう出遅れだった。
二人で声を合わせ、技名を叫び、技を出した。
「「ダブル・トルネイドエアーシューター!」」
「!!」
壊し屋…いや、小さな破壊者は、彼らの大技を受け、倒れた。
「く、くっそ〜…」
そう言った後、彼は何処かへ消え去った。
「ボンバークラッシュ!どう?強いと思わない?!」
カービィは早急手に入れたコピー能力『ボム』で遊んでいた。
「うん。クラッシュボムみたいだね。名前も仕様も。」
「そう言えばあの合わせ技…」
「?」
「あの合わせ技、すごかったよね!ボクたちにしか使えないのかな?!」
そう言ったカービィは、はしゃぎながらロックマンと一緒に、次へと走っていった。