新年ボスキャラ会議!
元日…デデデ城…
その食堂では今までカービィに立ちはだかり倒されたボス達が集結していた…。
デデデ「皆…よくぞ集まってくれた…」
デデデ「この新年早々に会議を開いたのは………あのにっくきピンク玉を今年こそボッコボコにするためだ!」
初代ラスボス、デデデ大王が声を張り上げる。
マホロア「エェ!?じゃあボクタチをコノ忙しい時期ニわざわざ呼び出しタのはそのタメ!?」
ナイトメア「確かにカービィは憎いがな…」
セクトニア「だからといってそんな急を要することではなかろう………」
マルク「いや、今すぐギッタンギッタンにしてやりたいのサ!」
グリル「ボクちんは別に恨みもないし〜どうでもいいね」
ダークマター一同「・・・・・」
デデデ(ダメだ…考えがバラバラ過ぎる…!)「ま、まぁとりあえずカービィの弱点についてそれぞれの意見を聞こうと思う、まずは俺様からだ」
元祖ラスボス、デデデ大王。
デデデ「まずカービィは食べ物に圧倒的に弱い。皆も分かってるとは思うがな………と言う訳でまず食べ物で釣ってみる作戦はどうだろうか」
2代目ラスボス、ナイトメア。
ナイトメア「とにかくなんか事件でも起こしとけばいいだろう」
3代目ラスボス、ダークマター。
ダークマター「・・・・・・・・・・」
デデデ「・・・・・・・・・・?」
4代目ラスボス、マルク(と13代目、マホロア)。
マルク「事件を起こしたらあとは騙せばいいのサ!」
マホロア「そういうコト!高見ノ見物って最高ダヨォ!」
デデデ「なんでお前まで入ってきたんだ…」
5代目ラスボス、ゼロ。
ゼロ「・・・・・・・・・・」
デデデ「・・・・・・・・・・」
6代目ラスボス、グリル。
グリル「だからボクちんはカービィちんに恨みも何も無いんだって」
7代目ラスボス、ゼロツー。
ゼロツー「・・・・・・・・・・」
デデデ「・・・誰か通訳連れてこい!」
8代目ラスボス、ダークマインド。
ダークマインド「鏡の中にでもぶちこんでおけ!」
9代目ラスボス、ドロシア。
ドロシア「ボールにしとけばOKよ」
10代目ラスボス、ダークゼロ。
ダークゼロ「オレにカービィを倒す力なんて無いんだってば…(泣)」
デデデ「ラスボスのくせに泣くなよ…」
11代目ラスボス、ネクロディアス。
ネクロディアス「10体に引き裂いとけ…」
12代目ラスボス、アミーボ・アモーレ。
アミーボ・アモーレ「毛糸にすれば吸い込みも使えないYo!Foooo!」
デデデ(うるさい奴だな…)
14代目ラスボス、セクトニア。
セクトニア「寝ている間にさらっておけばよいのではないか?」
15代目ラスボス、ダーククラフター。
ダーククラフター「色を奪えば一撃必殺だ」
デデデ「じゃあ皆の意見をまとめると、『事件を起こして騙してさらに食べ物で釣り、疲れて眠っているところをさらって10体に引き裂いて毛糸にしてさらにボールにして色を奪って鏡の中にぶちこむ』と…」
デデデがそう言った直後…
???「ぷっ…あははははっ!」
ウィスピーウッズの葉っぱの中から聞き覚えのある笑い声が…
ボス達(ざわざわ…)
ダークマインド「誰だ!?」
マルク「そ、その声は…」
デデデ「まさか…」
ラスボス一同「カービィ!?」
カービィが笑い転げながら葉っぱから飛び出した。
カービィ「ゴメンゴメン、あまりにおかしかったんでつい…」
デデデ「ウィスピー!なんで気がつかんかったんだこのボンクラ!」
ウィスピー「いやワタシ居眠りしてたし勝手に運んだのアンタでしょうが!」
クラッコ「今はそんなことどうでもいいだろ!カービィを倒す絶好のチャンスじゃねぇか!」
デデデ「た、確かに…あ…」
マルク「カービィ、ついにお前が敗北するときが来たのサ!」
ダークマインド「今度こそ貴様を鏡の中に閉じ込めてやろう…!」
セクトニア「よくもわらわの前に姿を見せられたものだな…」
マホロア「ボッコボコにシテやるヨォ!」
ダークマター一同「!……………」
グリル「や、やめようよ皆〜」
デデデ「やめろお前ら!ここで暴れたら俺様の城が(
マルク「ブラックホール!」
ダークマインド「ダークビーム!」
セクトニア「ブライトネスリング!」
マホロア「魔力球!」
ドッ…ゴーーーーーーーン!
見事に吹き飛ぶデデデ城。
カービィ「皆せっかちだな〜僕新年のあいさつしに来ただけなのに〜」
カービィ「まぁいいや、とにかく皆さん今年もよろしく〜!」
瓦礫を避けてカービィは口笛を吹きながら帰って行った。
マルク「……うぅ…」
瓦礫の下敷きになって身動きの取れないボス達。
デデデ「お、お…俺様の城が〜〜!」
新年早々、デデデ大王の叫び声がプププランドにこだました。