最終章・小さな友情
2年前・・
「なっナゼなのサ!ギャラクティックノヴァのエネルギーを吸い取ってまで復活したのにぃっ!また負けるなんて負けるなんてぇぇッ!」
マルクが恐怖におびえたような顔で言う。
「マルク・・力ばかりにたよっていたらそのうち力を制御できずに自滅するんだ・・。死んでも、それだけは覚えとけ!」
カービィはドヤ顔をしてきめる。
「嫌だ死にたくない!
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だぁぁ!」
マルクは涙で顔がぐちゃぐちゃになった。
「イィィィィィィィヤァァァァァァァァ!!!!」
マルクは異空間の果てへと吸い込まれていった。
「うっ!」
トドメをさそうとしたマルクに2年前の記憶が横切った。カービィは気絶している。
「ふっなんであんなピンクボールの言うこと聞かなちゃいけない!強さが全てなんだ!強ければいいんだ!」と小声で言う。しかし。
ビリィィ!
マルクの羽(?)に激痛がはしる、マルクが横を向くそこには無残にボロボロになった自分の羽。血で真っ赤に染まっていく。
マルクは恐怖におびえた。
目から涙が・・・・いや血が・・。
あちこちから血がにじみだす。そう、力が暴走しはじめたのだ。口から血を吐き、声をだすことすらできない。
「た・・・・・す・・け・・・・て」
マルクはようやく声をだせた。マルクのあたりは真っ赤に染まっていた。
「コピー能力マジック!!」
カービィの声がきこえた。
カービィはマジックの帽子をとり、こう唱えた。
「ちちんぷいぷいマルクの痛みよ、宇宙のはてまでとんでいけー!」そう言うとマルクの激痛は消えた。
「なゼ、僕を助けたのサ・・」
「なぜって、目の前で人が困っているんだよ。助けるに決まってるじゃないか。見過ごすわけにはいかないよ!」カービィはそう言って笑顔をみせる。
「・・・・助けてくれて有難うな」
マルクは照れくさい顔でお礼を言う。
「あ!まさかマルクってツンデレ〜意外〜」
カービィがなれなれしい口調でマルクの肩をポンと叩く。マルクは赤面した。
こうして、カービィとマルクの間に小さな友情が芽生えた。
カービィVSマルク
結果
ひきわけ