あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 麻疹騙り/投稿日時: 2015/09/12(土) 13:28:18
投稿者コメント:
9月中の完成に暗雲が立ち込めはじめた気がします。
ライブが立て続けなもんで^^;

台風が過ぎてから涼しくなりましたね。

余談ですが、もうすぐで1歳年を取ります。
もうすぐです。年は取りたくないものですね……
EP.6-8 Ensemble 8
最初はぎこちなかったタンバリンの扱いも、段々分かって来た
ような気がする。


緑さんと一緒に音楽を作っているという、至福の時。

ずっとこの時が続けばいいのに。


「時間が経つのは早いもので……次が、最後の曲になります」


気づかないうちに、もう1時間も経っていた。

遠くの空が淡い赤に染まって、何とも言えない幻想的な景色になっている。


「最後の曲は、ここにいる、兄が作詞してくれたんです」

湧き上がる拍手。


……しかし、僕が送ったのは詞だけだ。

緑さんの前で歌ったりはしていないから、メロディーはまだ
ついていないはずなのだが……。


まさか、駅からここまで歩く間に音を付けてしまったのか?

……やっぱり緑さんは、凄い人だ。


「実はまだ未完成なので、短いんですけど……折角だから、
皆さんに聞いてもらおうと思います」


あまりの驚きで身動き一つ出来ない僕に、緑さんが語り掛けてきた。


(今まで通り、曲に合わせて叩いてて)

(わ……分かりました)


僕にそう言った緑さんは、またマイクとギターを構える。


僕の詞と緑さんの歌声が、混ざり合う瞬間。

一体どうなるのか……胸の中がドキドキでいっぱいになった。

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