〜エピローグ〜 取り戻した平和
カービィ達はポップスターの破壊を阻止した。エリーを救うことができたが、消えて行ってしまった…。その後ギャラは、異空間で異常がないかとノヴァと一緒に見守ることになった。
「異常はないようだな…」
「みたいデスネ…> …ソレより」
「どうした?」
「封印ナサレないノデスカ?」
ギャラはそういうことかと思い込みながら鼻で「フッ」と笑う。
「確かにそれが妥当かもしれないが、私はこの世界が平和でいたいのだ。フッ…まるであいつみたいな考えだな…」
彼はメタナイトのことを思いながらボソッと呟いていた。
シャドーとダメタは、鏡の国へと戻ることにしたみたいだ。
「じゃあねーカービィ」
「うん、じゃあねシャドー!」
シャドーはワープスターに乗り、カービィに手を振り、ディメンションミラーへと向かう。
「それじゃあなメタナイト。私ももう少しいたかったな。前半だけは役立っていたはずなのにな…」
別れだと言うのに彼はそれを忘れさせるようなくらいのメタ発言をしていた。
「フッ、まあ次には作者が出してくれるだろう…」
「だといいがな」
彼はマントを翼に変え「それじゃあな」とメタナイトに向かって言い、去って行った。
「ああ、また会おう…」
ちなみにカービィたちは、ワープスターで帰ることにした。ちなみにメタナイトはもちろん翼で帰る。
「あーもう、メタせこい!」
「なら、カービィはエンジェルでもコピーすればいいだろう…」
カービィは彼の発言で「あっ」と言う。完全にコピーの存在感を忘れていた。仕方なく、カービィはエンジェルのコピーのもとを出し、エンジェルで飛んで帰ることにした。
「なんかこいつのスピードが遅いゾイ」
「デデデがデブだからだよ」
「うるせぇ!」
(お前だよ、うるせぇのは)
いつものことかと思いながら呆れるメタナイトであった……。
それからして数日が経つが、何も襲ってくることはなかった。カービィが「あーホント平和だー。これは全部ボクのおかげだね!」とウインクをした。
「何を言っているのですか、メタナイト様のおかげですよ!」
「いや、このワシゾイ!」
「お前は空気だっただろ」
「黙れ、このピンクボールが!」
「うるせぇ、デブペンギン!」
「またですかー!」
「…少しも黙れないのかこいつらは」
いつものように揉め合って、戦って、食べて、本当に騒がしい毎日だと思うメタナイトだった。だけど、それはそれでいいことだと少し思う彼だった。
(…エリー、またきっと会えるよな……)
(きっと会えるよね…メタ)
「「また会えることを楽しみにしているよ!/からな!」」
END.