いざ決闘へ!
「うわっ!風が強い!」
カービィ達が走っていると、突然強い風が…
「…よくやく見つけたぞ。お前がこのポップスターの正義のヒーロー『カービィ』か。そしてよくポップスターまで来たな、ロックマン…」
謎の声が聴こえた。カービィには、誰だか分からないが、ロックマンには分かる。一度戦ったことのあるボスだ。
彼は、そいつの名を言った。
「エアーマン!」
「…その通りだ。エアーマンだ。」
「エアー…マン?なんでボクの名前を…?」
カービィは何より、『何故自分の名前を知っているか』ということに不思議を感じた。
「カービィ、お前のことなんぞ、ワイリー様から聞いている。」
「ワイリーが、カービィのことを?!」
何より一番驚いたのはロックマンだった。ポップスターの住民全員の名前をワイリーが知っているのか。
考えているうちに、竜巻が迫ってきた!
「危ないッ!」
カービィは慌ててその竜巻を吸い込むと、なんと、竜巻の冠が!
「…?」
ロックマンは、何が起きたのかがわからない状態だった。
「あれ、なんだか今まで使ったことがない技が使えそう!」
カービィがそう言うと、次は技名を叫んだ。
「トルネイドシューター!」
すると、沢山の竜巻がエアーマンを襲った。
普通は効かないハズはのに、エアーマンに大ダメージ!
「くそっ…カービィ、お前…何者なんだ?」
「ボクはボクさ…!」
そう言うと、エアーマンは何かを感じたかのように鼻で「フン」と笑った。
「…あの技、なんだったの?」
「なんだったんだろうね。今まであんな技無かったのに…。」
「『トルネイドシューター』って言ってたね。なんだか『エアーシューター』と似ているね。」
「へぇ、そんな武器があるんだね。今度見せてよ!」
「勿論!」
ロックマンはそう言うと、ふと思った。
『カービィには、無限の力を秘めているんだ』と。