秋桜第2回目
「こんばんは。秋ベノラジオのお時間です」
「よし、リクエスト読むぞ。P.N.ベノ、卓球の極意さんからだ。なんだこれ『卓球で1位を取って下さい』フッ、いいのが来たもんだ」
「え、どういうことです?」
ベノはやったぞという感じでテンションが上がっていた。何故なら……
「卓球は俺の得意なスポーツだ!」
「これは期待できそうですね」
*
『という訳で始まりました。第425回、卓球大会を開催致します。司会はワタクシ、スージーと』
『これを記載したデデデ大王ゾイ!』
『解説は秋桜が行います』
(卓球を何年もしてきたからには絶対、優勝だ…)
『では、始めていきますわ。まずは、こちらっ!』
モニターにベノとメタナイトが写っている。つまり、この2人が戦うということだろう。
*
「ベノ、手加減なしで来い」
「それはこっちのセリフだ!」
先に5点取った方が勝ちという簡単な勝負が今、始まる…!
「はぁーっ!」
ベノの全力をメタナイトにやるが、それを軽々と返すメタナイト。
「くっ…!」
「なかなかやるが、この勝負は私が貰う!」
〜10分後〜
『今、現在…10分を経ちますが、0-0のままです!』
『お互いが何かしらの能力によってここまで続けた感じですね』
「いつになったら終わるんだよ…」
「油断してるとこうなるぞ」
スパァン!
「!?」
メタナイトはピンポン玉を斬るかのようにラケットを振り、スマッシュを決め、見事に1点を入れた。
「な、な…なんだ…今のは………」
ベノは頭の中が真っ白になっていた。そして……
「悪いがこれで終わりだっ!!」
スパァン!
「くっ…」
結果は3-0でメタナイトの圧勝だった。
『結果はメタナイト様の勝利ですわ!』
『どうやら、嘘を付きましたねベノは。つまり、泥棒か○モという奴ですね』
「秋桜どういうことだよ!」
『強制終了しときますか』
*
「こんばんは。秋ベノラジオのお時間ですが、リクエストがないので今回はお休みです」
「マジか(なんか違和感があったような…)」
秋桜が時を最初へと戻した。ベノは違和感を感じていたがそこまでではなかった。
「では、次回もお楽しみに!」
「え、えぇ…;」
*
「そう言えば、ピンクの悪魔さんにメタナイト様が『ぶっ潰す』と仰ってましたが」
「げっ…逃げなきゃ…」
「残念だったな」
「メ、メタナイトにカービィ!!」
2人はベノを殺る気満々でベノに近付いてきた。
「やっ…やめてくれ……アッー!?♂」
カービィとメタナイトにメッタメタにされているベノを見ないようにしていた秋桜だった。
「では、次回もお楽しみに」