武神闘宴?
ばっちり仇を取る!なんて言ったのが馬鹿だった。とニョライヅキは思う。
「状況はあまりよろしくない…か。」
たが冷静に判断し、分かった事がある。
「能力変化の時一瞬だけ隙ができるな…」
もうすっかり復活したイゲツが呟く。
「さて…その事にあいつは気付けるかだな。」
イゲツはニョライヅキと組んで1週間ぐらいしか経ってない。だからニョライヅキの鋭さには気づかなかった。
カーン!カキーン!
おかしい、何かがおかしい。カービィは違和感を感じていた。
ついさっきまでつばせり合いに持ちかけて攻めてばかりだった相手が急に大人しくなった…
「まさかさっきまでの攻撃は弱点を探るため…?」
だとしたら、もうて相手はこちらの弱点を知っている事になる。だとしたら…
『早め勝負をつけなくちゃ…』
そう考えた否や急に相手が襲いかかってきた。
「うわっ!」
とっさに武器を剣に変更した。が
一足遅かった。
ピッ
カービィの顔に傷がついた。
「私の勝ちですよ。」
ニコニコしながらニョライヅキがいう。
ニコニコの裏腹に怖さを感じるが…
「君強いねぇ。どうしてそんなに強いのか…とても知りたいな。」
そんな疑問を口にしたカービィ。
これでも星の戦士だ。
人々を守るために強くならなければ、という思いがカービィの中ではあった。
ニョライヅキはこう答える。
「私は分かりませんよ?それに私の真似事よりも貴方自身の方法で強くなったほうが楽しいですよ!」
自分自身の方法、か…
カービィは御礼の言葉をこういった。
「有り難う!君のおかげで大切な事がわかった気がするよ!」
そう言うとカービィは去っていった。
「私達もそろそろいきますか!」
こうしてニョライヅキ達は旅を再開するのであった。