プププランドの住人達
ワドルディ「やあ、こんにちは。」
「君が新しくプププランドに来た人だね?話は聞いてるよ。
今日は僕が案内人を務めます。どうぞよろしく。
え?名前?・・・言ってもいいけど多分他のワドルディと見分けつかないし覚える必要もないよ。
・・・うん、いいね。じゃあ早速案内するよ。ついでに住人についても教えるね。
ついてきて。」
「はい、まずここが公園ね。散歩するにもご飯を食べるにも丁度いいから、いろんな人が集まってくる場所。
お、僕の知り合いがいた。ちょっと声かけてみるか。」
ワドルドゥ「お、ワドルディじゃん!おーっす!
そっちの方は例の新入りさんか?」
ディ「うん、今案内してる。あれ、バンワドくんは?一緒に来たんじゃないの?」
ドゥ「あー、あいつならあっちだよ。女の子たちにめっちゃ声かけられてる。」
ディ「・・・なんでバンダナしてるってだけでモテるんだよあいつは。普通に悔しいよこっちは。」
ドゥ「ははは。さぁな?
まぁ普通のワドルディなんて腐るほどいるからちょっとでも違うと目を引くんじゃねぇの?
おっと、そろそろあいつを連れてこないとどっか行きそうだな。じゃあな。」
ディ「・・・さて、お待たせしたね。
彼は『ワドルドゥ』、僕らワドルディの次くらいに多い種族だね。見ての通り、僕らと違って目玉が一つしかない。
あ、ちなみに『ビームが出せる』っていう噂があるらしいけど、本当の非常時にしか出せないみたいだから安心して。『火事場の馬鹿力』ってやつ。」
「さて、次はここね。ウィスピーの森。
名前の由来は、この森で一番大きい木、『ウィスピーウッズ』らしいよ。
けっこう深い森だから慣れないうちは一人でむやみに奥まで入らない方がいいよ。
さて、ここに住んでる人もちょっと紹介するね。」
ブロントバート「あ、ワドさんどうもどうも。そちらは新入りさん?」
ディ「うん。今案内してるところ。」
ブロント「ウィスピーの森へようこそ。ここは僕らブロントバートをはじめ、様々な生き物が暮らしていますよ。
もっとも、夜行性のものも多いので今はあまり会えないかもしれませんが。」
クー「お、こんにちは。お客さんかい?」
ブロント「と言ったそばから夜行性の人が出て来ちゃいましたね。こんにちは。」
ディ「・・・なんでクーさんは昼間でも出てこれるんですか?というかいつ寝てるんですか?」
クー「・・・昔はカービィと一緒に真っ昼間から冒険してたからねぇ。今は昼に活動して夜に寝る生活になってしまったよ。」
ブロント「・・・・・・
まぁこんな例外の方もいらっしゃいます。
おや、もう行かれるのですね。またいつでも来てください。」
ディ「さて、ここで最後にしておくか。ここは、バタービルディング。
歴史ある建物だけど、誰が何のために作ったのかは不明。今じゃ観光スポットだね。
で、ここの頂上に住んでるのが、Mr.シャインとMr.ブライト。まぁみんなシャインさんとブライトさんって呼ぶけどね。
今はブライトさんが空にいるから、会えるのはシャインさんだね。じゃ、登っていくよ。」
シャイン「おぉ、ワドルディ殿。と、新入りの方かな?」
ディ「ご無沙汰です、シャインさん。今プププランドの案内をしてまして。」
シャイン「なるほど。
ここは良いところだからね、住んだら楽しいだろう。
ここの建物はどうだった?登ってくるのも大変だったろう?
はは、まぁそのうち慣れるさ。」
ディ「僕も最初は半分くらいで登るの諦めましたからね。誰もが通る道です。」
シャイン「我々のように空を飛べる種族じゃないとなかなかに苦労するようだね。
さて、そろそろブライトが帰ってくる。また来てくれよ。」
ディ「ありがとうございました。ブライトさんにもよろしくお伝えください。」
ディ「さて、日も暮れてきたし、案内はこの辺で終わりにしようか。
プププランドは広いし、また自分で冒険してみても楽しいと思うよ。
・・・そういえば、家を決めてないんだったっけ?
そりゃ楽しみが増えるね。今日は旅館があるからそこに泊まるとして、明日から住む場所を探してみたら?
では、改めて。」
「プププランドへようこそ。さぁ、君はどこに住む?」
終