あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 黒莨/投稿日時: 2013/12/19(木) 22:53:14
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第5話「主犯の目」
「さて、工場までやってきたな。」

俺は工場まで休憩を入れず、走ってきた。
流石にこれは疲れる。

それにひきかえ・・・

「お前少し走れよ。飛ぶとかチートだろ。」
「うるさいよ。もともと俺は人工衛星なんだ。飛べてもいいだろ。」
「飛べてるのは重力のせいだからじゃないのかい?」
「言うな。」


まぁ、こんなどうでもいい話をしつつ、
いざ、工場内へ______




中にはいると、それはそれは恐ろしげな雰囲気が、
おもいっきりたちこめている。

「なんだろな、ここ。誰もいないな。」
「というか、無人で何かを作るためだけに造られたんじゃないのか?人工衛星ならそれ知っとけよ。」
「さすがに細部までのことはしらねーよ。人工衛星だってそこまでわからんし。」
「○ー○ルアースみたいな機能あればいいのになお前。」
「ねーよ、んな機能は。」


どんどん奥へ進んでいくと、

「おいおい、見るからに凶悪そうなプレスがあるなぁ。」
「こっちは何かの生物実験みたいなものがあるぞ。どうなってんだ?この工場。」
「もしかすると、究極的な機械でも作ろうとしたんじゃないのか?あのHR-Hみたいに。」
「だが、あれはこの工場と関係があるのか?」
「HR-Explorerがこの工場から出てきたことを考えりゃ、ありえるだろう。」
「ま、そうだろうな。HR-H自体特殊な造り方してるからな。ここでHR-Explorerでも造ったんだろな。」

「しかし、ここでお前が探してるものは見つかるのか?」
「おそらく、俺の記憶が正しければ、な。」
「正しければ?」
「俺はあの数年前の大爆発事件に巻き込まれた者だからな。」
「それが関係あるのか?」
「まぁ話は最後まで聞け。あの大爆発を受けたと思ったとき、なぜか防げてしかも無傷なんだ。」
「・・・どういうことだ?」
「どういうことかは俺にもわからない。だが、俺の直感が言ってるんだよ。」



「工場に真実あり、って」

「・・・ハハ、んなまさか___」



「リーフバード!」

「「!?」」

突然と上から声が。
そして上を向いたときには草でできた鳥が。

「おっとあぶねぇ!!」
「一体誰だ?ここの工場のもんじゃないだろうな。」

「よくお気づきになられましたね。そうです。私はここの工場の者ではありません。」
「てことは今回の事件と数年前の事件の主犯か?」

「えぇ、HR-Explorerの操作をハッキングして爆発を起こしたのも私です。」
「琥珀の目をもったやつを抹殺するためかい?」
「それもありますが、私の目的は、このブルブルスター自体をHRだらけにする。」

「つまり、君以外の球体は全て排除し、機械だらけの街にすると。」
「正解です。 それでは、そろそろ名を名乗りましょうか。」


「私はネト。機械のハッキングや、データ変動、そして貴方たちの強さを変えるのもお手の物です。」

「それでは、排除開始です。」

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