クロックドウラー 弌
ある場所で、私の頭が覚めた。
どこかは忘れてしまった…が、やりたい事があった。だが記憶にない。…正しく言えば、忘れている。
私は気になることがある。
1つ目は、なぜ記憶が飛んでいってるのか。 2つ目は、なぜ立てないのか。3つ目は…目が開けれないことだ。
そんなことを考えてると、今度は頭の中にある言葉がフル回転をしてさらなる考えが脳内に呼び掛ける。
と、同時に考えが急に、何も無かったように真っ白になって、消えていく。そして、考えがなくなった瞬間、頭が重くなる。立てない理由がこれか…と理解した時、さらに頭が重くなる。
…頭が重い上、目まで重くなるのはどうかと思う。
これ以上考えるのは危険だ!という文字が頭の中に浮かんでいる。だが私はそんなことを無視するかのように、再び考え直した。けれども頭が耐えきれず、考えるのを急停止させられた。
クッ…頑張るんだ私の頭…。もう一回…考えるんだ…。私の頭は限界を超している。そんな言葉が思い浮かんだ。
もうダメだー・・・と思ったら、したの方から、ギュムギュムとゴムを踏むような音が鳴っている。その音が向かっている方向は、私の方だ。
体の下から上まで一気に熱い物が沸き上がってるのを感じた。それと同時にドア(?)と思われる物がバァン!!という、うるさい音が聞こえた。
「おーい!体は大丈夫ー?」
「う…全然大丈夫じゃない…。」
ギンギンと聞こえる声には、BADという変なのが込められている用な気がした…。
私は殺気を放ちながら、廊下を歩いていた。彼処へ行くためだ。歩いてる時目の先にあったのは、でかくてバルコニー式の窓があった。その窓を通りすぎて、階段を降りると私が探している部屋があった。その部屋に入ったら、私の殺気が溶けていった。そう…思いもよらないことが目に映った。
「オイ!私に何のよう…ってうわああぁぁあぁああ!!!!!」
「ん?あぁウィンじゃないか〜!」
目の前には、巨大な氷があった。…それだけじゃない…その氷の中にいろんな顔があった。これは正直に…とゆうか、普通に怖い。どこかのホラー道具かと思った。
「こ…これは何なんだ!?」
「ん〜?これはね、絶望の鏡の欠片だよ〜」
笑顔で恐ろしい事を言うお前…シロカは凄いと思ってしまった。
「は?何だよ、そのネーミングセンスが悪いやつは」
「だ〜か〜ら!絶望の鏡の欠片だってば!!」
ここで、状況を整理すると…私はここの家のベットで寝てた→イウンに起こされた→私が図書館で倒れたのを聞く→シロカが呼んでいるのを聞く→熱(?)があったせいか殺気を放っていながら、廊下を歩いていた→この部屋に入った→でかくて怖い氷かあった…だ。
この情報は誰もがあきれそうな内容だった。
「ウィンーあのね、ウィンの魔法を使って時空を超え、ある者に会って欲しいの〜」
「ある者?誰なんだ?」
まぁ、答えは予想と同じかもしれない。
「自分で調べろやぁ!」
そういってシロカは私を追い出した。
「…はぁ。」というため息がでた。
「さてと…どこから調べるか…。」
私はそう言って出かける準備をした。
…誰なのかを調べるために…な。