あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 秋桜/投稿日時: 2018/02/27(火) 22:43:07
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受験受かりましたよ!自由だ……(((本気で自由なのか?

体の調子がおかしくなっている?せいでしばらく更新出来てませんでした。ほぼ毎日はヤムチャだったかな…

♪異世界からの戦士
第48話 新たなる技と副作用
メタナイトは例の鏡を出し、準備は万全でいた。そして、いつものように鏡に向かって叫ぶ。

「鏡よ、私の闇を映し出したまえ!」

いつものようにメタナイトの周りに闇がまとわりつく。そして、暴風が起こり、ギャラは吹き飛ばされないように体勢をとる。

「…さあ、始めようか」

いつものように彼は闇の姿に変化した。ギャラはその姿を目にした瞬間「少しは楽しませてくれ」と言い、彼に接近してくる。

「…そこだ!」

キイィィィン……!

彼はギャラの動きを見切り、剣で対抗する。兄みたいな存在だから分かっているのか、今の姿だからなのか分からないが、彼はギャラの動きが遅く感じていた。

「なかなかやるな…流石、弟みたいな存在であるな……」
「今の私は違う。私は、新たなるチカラに目覚めたのだ」
「ほう。それはどんなものなのか拝見させてもらおう…」

ギャラが羽を羽ばたかせ、どこに行こうかと一瞬悩むが、次元を切り裂こうとしていた光景を目にした途端、上空のはじっこに寄ることにした彼だった。

「【時界大斬閃】!!!」
「やはり…そのようだったか」

来ることが分かっていたかのように平気でいた彼だが、ギャラの攻撃は終わってはいなかった。今の時界大斬閃はメタナイトを狙う為に行った訳ではなかった。

「…油断大敵だな」
「なっ……………!?」
「【トゥエルブエナジーシャワー】」
「くっ………!」

さっきのは狙う為ではなく、お引き寄せの為だった。それに気付けなかったメタナイトはかわすことが出来ず、急所に直撃した。

「ぐあああああぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」
「流石にかわしきれないだろうな。」

急降下で落下していくメタナイトは地面に着いた時、その勢いで体全身が叩き付けられたような感覚になり、起き上がれなかった。

「かはっ……! くっ……私としたことが…油断してしまった………」
「メタ、お前は確かに強くなった。だが、今のお前では平和にすることは不可能だ」
「…………!」

「自分は強くなったはず!」と、心の奥底からそう強く思い続けるが、ギャラが言うからには説得力がある感じで、そうじゃないかと多少思っていた。「だが、そんな考えをしては絶対に強くなれない」思いながら立ち上がり、闇のメタナイトが言っていた技に賭けてみることにしてみた。

「今の私に、この技が成功出来るかは分からないが……」

彼が一旦…瞳を閉じる。そして…全神経を集中させ、タイミングを計る。

「何をしてくるが分からないが…来い!」
「…今だッ!」

彼はギャラの行動を把握し、華麗にかわしていく。

「くっ…」
「そこだッ!」

そして、隙が出来る。彼はギャラのもと近付き、ディメンジョンマントでギャラを包み込むようにマントを振る。

「これが、私の新たなる…技だ!」

ギャラクシアダークネスのように暗闇ではあるが、それとは多少異なることがあった。それは、相手の動きを数秒間封じることが可能だ。

「うぐっ……! 体の身動きが出来ない…!!」
「…数秒間を利用し、一気に蹴りを着ける!」

彼はスカイナイトソードの時のように剣を掲げ、チカラを溜める。そして、解除される時間と共に斬り付ける。

「はああああっ!」

ザシュッ!

「まだだっ!」

急所に当てたが、決して攻撃をやめることをしない…。暗闇の中で急所ばかりを狙って斬り付けまくっていた。ギャラは一撃一撃が、彼という心を正気を失わせているように感じていた…。

「…闇と共に葬り去れ」

彼がそう呟くと、ギャラの全身から激しい痛みが起こり始める。

「【暗焉斬】ッ!」

ズキンッ………!!

「ぐっ、ぐああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

全身の激しい痛みに耐え切れず、苦しむギャラを見た彼には心配という気持ちはなかった。思い出の人と戦うだけであって、所詮は実物ではないと思っているからなのか、正気の沙汰ではないからなのか、そんなことなど気にしていなかった。

「強くなった…な……。だが…正気だけは……失わ…ないでくれ……」

メタナイトの思い出のギャラは光のように少しずつ消えて行った。ギャラが消えた途端、彼はいつもの姿に戻った。

「何とか…なったが…何故…ここまで疲労が……」

無事に習得することに成功はしたが、副作用のせいか疲労が酷かった。「これくらい大丈夫だろう」と軽い気持ちで思っていたが、彼は気付きもしない…。鏡がほんのり闇のように黒くなっていたことを…。

「さて、カービィ達のとこへと帰るとするか」

彼は鏡の中へと入って行った。

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