第44話 誰か…足りない……!?
みんなはそれぞれ四天王を倒して来た。最初にこの城にはいったていたとこでみんなが待機をしていたが………
「みんな、これで来たかな?」
「うーんと……1……2……3……4…あれ、ワドルディは!?」
「「「「あっ!」」」」
みんなはバンワドの存在を軽く忘れていた。いつまで待っても来ないので、4人は魔法の間に行ってみることにした。
「ここがワドルディの入ったとこゾイ…」
「開けるぞ…」
ギイイィィィ…………
「「「「!!」」」」
扉を開けると、目の前にバンワドが意識をなくしている姿があった……。
「ワドルディ!」
カービィはバンワドを思いっきり揺らして声をかけていた。
「ワドルディ、起きてよ! 起きてってば!!」
何度も揺らぎても彼は起きなかった。そこでカービィは正直なことを言えば目を覚ますと思って言ってみることにした。
「ワドルディには言っておくべきだったよ。キミは雑魚だから役に立たないって思って置いてこうと思ったんだよ…」
「「「えー……まじないわー…」」」
「んだとてめぇ! しばくぞ!!」
「おーこわいこわい」
バンワドは軽くキレていたが「まあ、ひとまず落ち着きますか」と冷静になっていた。
「ワドルディ、マキシマムトマトを食べて元気になれゾイ」
「大王様…ありがとうございます……」
バンワドはデデデからもらったMトマを口にした。すると、みるみるうちに傷は消えピンピンしていた。
「それより、イシスを倒したんですが……この有り様でした…」
「いや、そなたが無事でいたから気にしてなどいない…」
「そうですか…なんか、すみません。それより、ボク…イシスが大人しくやられたような感じがしなかったんです…」
「それって、ワドルディが完全敗北したことでいいのかな…?」
「ひとまずそう考えてもいいと思います…。イシスという人はシヴァを愛し続けてきたみたいで…それが、彼女の能力と共鳴していたんです…」
「なので…多少、警戒しておくべきだと思ったんです…」
バンワドはイシスのこと、デストロイのことを全て話しておいた。
「なるほど…細かいことは理解した。それなら、急ぐべきだと思う。そのイシスという奴が、エイレーネのとこへと向かっている可能性が高いぞ…」
「そうだね! 急いでメタのとこに行こう!!」
カービィ達は、エリーやシヴァがいる階段を奥へと進んで行った。