あしかのらいぶらりぃ
はじめにお読み下さいこの小説を修正する最近のコメント・評価キーワード検索
設定メインページに戻るサイトトップに戻る
大 中 小
執筆者: 麻疹騙り/投稿日時: 2015/08/06(木) 15:06:12
投稿者コメント:
ココアおいしい。
EP.5-2 Sorrowful 2
僕1人だけしかいない家は、2人でいるときよりも、
何十倍も広く感じた。


「どうしようかな……」


何もない、誰もいない空間。

どうにも寂しくなって、部屋の真ん中にあるテレビのスイッチを
入れてみた。


電源を入れたのに、テレビは真っ黒だった。

「……あ。そうか」

そのテレビの前に置いてある、ゲーム機のスイッチを入れる。


『ぽよぽーよ!』


緑さんが好きなゲーム。僕も少しだけやらせてもらったことがある。

ゲームは難しいと思っていたのだが、
思ったよりは操作が簡単だったことを覚えている。


「えーと……こうして、こうだっけ?」


何でも彼女は、このキャラクターの「ピンク色でまるっとしている」
ところが、可愛いと思うらしい。



しばらく無心でゲームをしていた。


ほとんど何も考えずに、時間が経つのも忘れていた。

この作品についてのコメント/評価 (0)
 前の話へ  次の話へ 
(c) 2010, CGI Script by Karakara