第39話 鏡の国へ行こう
「それより、秋桜なんでピンピンしてるの」
「あ、それですが…私の持ち物にエリクサーが99個あったので1つ使用しました」
「「「「「ファッ!?」」」」」
一同は「どこにそんなもの売ってる」と思っていた。
「今度、私の村でお教えします。ポーションや秘伝書とか売ってありますよ」
「金銀財宝とかあるゾイ!?」
「ば、場合によっては…あるかと……;」
デデデがスーパーハイテンションになった。
「あ、だいおー周りピンクになって…」
「ドラ○エですか! 著作権ですよ!;」
「あのー…話が逸れてませんか?」
「あ、そうだね。そうだ、秋桜」
エリーが秋桜に頼み事をする。何か大事なことなのだろうか。
「あのね、私の姿を変えることができないかな?」
「えと、出来ない訳ではないですが、どうしてそんなことを?」
「実は、秋桜を見て私もそんな姿になりたいなーって…」
シャドーが「女神の姿はダメなの?」と聞く。彼女は「それはそれでアウト」と答える。確かに、女神の姿だったら大規模になりそうだ。
「そういうことでしたら、私くらいの大きさで、髪型等は変えない感じでいいですか?」
少し注文の多いことかもしれないが、エリーは「ありがとう!」とむしろ喜んでいた。
「喜んでくれるのであれば、嬉しいことです。では、いきますね」
「うん」
「ペンダントよ、エリーの姿を変えたまえ!」
秋桜がペンダントに願いを叶えようとペンダントを包み込むように願う。すると、エリーの姿が、少し変わり、見た目はエリーだったが、雰囲気が多少変わっていた。
「わぁ…!」
彼女は人の姿になって嬉しそうにしていた。
「気に入ってくれて光栄です♪」
「ありがとね、秋桜!」
「よかったですね」
「…そろそろ鏡の国に行こう」
カービィが「あの2人を救うんだった」とすっかり忘れている感じだった。
「待ってて…メタ、デデデ………」
「ワープしたいんだけど秋桜、大丈夫?」
「確かに魔力を使うのでつらいことはつらいですが、エリクサーがある限り問題ありません!」
この発言を聞いて、デデデは「雰囲気が変わったな」と思っていた。
「それでは、いいですか?」
一同は準備万端な状況だった。そして、秋桜がペンダントに「私達を鏡の国へ」と心に思った。そして、一同は…鏡の国へとワープする………。
* ♪L86
「着いた。シャドー2人はどこにいるの?」
「……暗い」
「確かに暗い感じがするな」
「ここにいたはずなのに………」
シャドーは2人がいなくて心配になっていた。
「……!!」
秋桜が何か殺気のようなものを感じ、咄嗟に結界を張る。
チュドオオオオオオォォォォォン!!!!!!!
「わぁっ!?」
「危なかったですね……」
「……近くに2人くらいの気配を感じるな。油断はするな」
「分かってるよ!」
カービィがコピーのもとを咄嗟に出した。得た能力は今回はエスパーにした。
「ボク、テレポートで探してみる」
「油断はするなよ」
「うん」
カービィがテレポートをしていった。
「カービィ大丈夫かな」
「最弱無敗の悪魔が負ける訳などないz「うわああああああああっ!?」
一同がビクッとなった。「帰ってくるのが早い」と思っていたが、よく見るとカービィがやられていた。能力も解除されていた。
「カービィがやられた!?」
「悪魔さんがやられた……!? まさか、それ程強者が近くに………」
メタナイトがさっき言っていたように、2人程いる奴等が姿を現してきた。
「……! メタ、デデデ………!!」
彼等の目の前にいたのは、闇に堕ちていたダメタとブラデだった………。