ノート4………
ヒュンッ。
キャメルのランスが剣士の頬を掠める。
「もーちょいなのに…!」
レイは、幽閉されており、魔法の使い方も分からない。この国の魔法の使い方は、気合いだwww
「くぅッ……!」
キャメルは、カキン、カキン、と音を立て、剣士達と闘っている。
(これが当たれば……!!勝てる!)
その刹那、他の者がキャメルに覆い被さろうとした。
「!!!!!」
キャメルの名を呼ぶ暇もない。
「やめろッッ!!!」
手を伸ばした瞬間に、パキイィッ、といい、キャメルと、覆い被さろうとした奴の間に鉱石の様な物が現れ、壁を造った。
「え!?」
魔法が使えた。何故?魔法なんて今日知ったばかりなのに。
「キャメル!」
キャメルは武器を捨てて、レイに駆け寄る。
そして、目を見開き、剣士達を睨み、上から、雨を降らせる。
「雨……!!???」
直ぐに、視界が悪くなる。
「こっち!」
二人は、気の影に隠れる。すると、キャメルは、魔法で拳銃を取り出した。
「…えっ、こ、殺すの…!?」
「ううん、安心して、これは麻酔針。そこの木に向けて撃ってみて。」
木に向けると、ヒュッ、と、針が木に刺さった。
「うわっ………!」
キャメルは、そっと頷く。
レイは木から出た。