あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: ミズクレ/投稿日時: 2018/06/27(水) 17:59:59
投稿者コメント:
ミーシャ編です。
これで一応「子供達のお使い」は終わりです。

おまけでもう1個投稿するので、そちらも良ければ見てくださるとうれしいです
ミーシャ編
ミラーアリス「頼んだよ、ミーシャ」

裏世界のある日。
暖炉用の木材がなくなってしまったので、取りにいかないといけないのだが。
ミラーアリスも買い足しに出かけないといけないのだ。

ミーシャ「分かりました、アリスお母様」



ミーシャ「えーと、確かいつも使ってるのはここら辺にあったはず…」

出かけてから20分。
いつも使っている木材を探しに来たのだが、元々暗い場所なので炎魔法で灯りを付けながらの移動になる。
さすがにプラントンベリー程ではないが、それでも見つけるのは時間がかかる。

ミーシャ「…?」

どこかで気配を感じ、気配がする方へと歩み寄る。
気配の正体に気づくのに時間はかからなかった。

ミーシャ「! だ、大丈夫ですか!?」
「ちょっと魔物に襲われて… うぐ…」

気配の正体は、魔物に襲われて深い傷を負った30才ぐらいの男性の人だった。
幸い物を盗られたぐらいで済んだらしいのだが、傷が深くてこのままでは命にも関わる。

ミーシャ「ちょっとまっててくださいね、すぐに癒しますから」

ミーシャが男性の人に向けて白魔法を1つ放つと、今までの傷があっという間に癒えてしまった。
普通なら1週間は治療しないといけない傷だったのを数秒で治す。

「!? どこも痛くない…!? あ、ありがとうございます! あの、なにかお礼をしたいのですが」
ミーシャ「お礼なんてそんな…。 あ、今木材を探してたんですがどこかありませんでしたか?」
「木材なら私の家にあるのをあげるよ」

男性の人の好意に甘え、木材をいくつかもらう。

「本当にありがとうございました。あの、貴方は…?」

木材をもらい、また城へ戻ろうとした時、ふと問いかけられる。

ミーシャ「私ですか? 私はミーシャですよ。 では、待ってる人がいるので失礼しますね」

ミーシャが城への帰路に向かう。
男性の人は、その名を聞いて固まることしか出来なかった。

「ミーシャって、あの…!?」


ミーシャ「戻りました、アリスお母様」
ミラーアリス「おかえり、ミーシャ。少し遅かったね」

ミーシャは今日あった事を、ミラーアリスと共に紅茶を嗜みながら話すのだった。

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