こんなの、いやだよ。後半
急いで廊下にとびだす。辺りを見回すと、彼が唖然と壁にもたれかかってる。
「っ、メタぁ!」
「……!」
気がついたらメタに抱きついてた。
「ご、ごめんなさい!」
これしか言えない。
「…本当はこっちを…ぼくだけ…見ていて…ほ、しくて……」
「は?」
いいよ、全部言う!
「メタは仕事とか部下とか大切な物が沢山あるのは知ってる!でも、君にぼくだけ見ていてほしくて、こんなのワガママ_______!」
「…ィ…カァー…ビ…ィ…」
メタ?
「…すまない、お前に寂しい思いをかけていたとは、な…」
…………!
「メタ…ごめん…嫌いになんかならない!何処にも行かない!別れないもん!」
メタ、信じて…!
「ん、んっ!?」
え、メタ?今のタイミングでキスする!?
……ま、いっかぁ……