あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: テーリィ&2Y/投稿日時: 2018/04/10(火) 22:03:18
投稿者コメント:
もう二人の登場キャラはもうちょい後に出てくる予定です。
ひとつめのピース
「もしかして...コネクターがなくなったのも、例の空間のホコロビのせいかな?」
テーリィはやっと、それなりに重要なことに気づいた。
「その可能性もあるよな。でも...テーリィ、今はどうにかこの部屋に入るのが先決だろ」
そう吐き捨てるようにコッタンが言うと、彼は愛用のトールハンマーを構えた。
「お、おい、アンタ何を...」
「BGM:MOTHER3より『ブッコワシ讃歌』だぜ!」
「バカ言ってんじゃないよもう!!バカ!やめろ!オイ!!!」
何故かアニカビの迷台詞×2を口にして喚くテーリィを尻目に、コッタンがハンマーを振ろうとした...その時。

ぱっぱらぱっぱっぱーん。(スマブラでのくす玉のファンファーレ)うぃーん。

「...開いた!」
「何なんださっきのふざけた音...」
「それデフォで設定されてたやつだよ。
でもなぜ通電したんだろ?...とりま入ろうか」

清潔な部屋に、本やゲームソフト、フィギュアが整然と並んでいる。
「あの棚登りがいがありそうだな」
「コッタン...御主もネコよのう。えーと、奇跡のピースはどこだったか...」
テーリィは宝箱をいくつか引っ張りだす。
「これかな?」
「いや、それ『季節のピーナッツ』だろ」
「これは?」
「『軌跡の光』じゃんか、何故にポケモンレンジャーのパチモン持ってんだよ」
「これでどうだ?」
「『着せ替えピーコック』!お前探す気あるのかよ!?」
コッタンはハンマーを何度もテーリィにかました。
「か、軽いジョークのつもりだったのに...」
満身創痍の創造神(笑)は、命からがらパズルピースらしきものを掲げて見せた。
「だからそれは『奇跡のピース』だって...え?」
それは名の通りパズルピースのような形状をしており、部屋の照明を黄緑色に透かしていた。


『うん、確かにそれは“奇跡のピース”だね』
「いやぁ...こんな代物を鍋敷きだと思ってた僕って何なんだ、ってつくづく思うよ」
テーリィは通信機越しに誰かと言葉を交わす。
「テーリィ、そいつ誰だ?」
「あー、彼はエアロスターのエドガー。元いた世界での知り合いだよ」
エドガーと呼ばれたその戦闘機のような姿の人物は、画面の中で計器を弄る。
『あの、今惑星フクズィンと衛星チクゼーヌ間の交通が混乱してるようだよ。空間の乱れだろうから、ピースの力でそれを解消できればフクズィンに渡れると思う』
「と、いいますと?」
テーリィの相槌を聞き、エドガーは続けた。
『フクズィンから惑星ショルツ経由で、その衛星キタリポに行くんだ。二つめのピースの反応が、そこの都市ウルウーマにある』
「話についてけないぜ...そもそもお前、なんでそれが分かるんだ?」
『マイ○ラのMODで位置座標をあぶり出してるんだよ』
「○イクラのMODで!?」
「かがくのちからってすげー!」
「お前もそういう暇あったらプログラムの勉強しろ!!」
そういう暇がないんだよなぁ。
「で。エドガー、他の反応はありそう?」
『いいや、これ結構フリーズしやすいもんで。他はまだ演算中』
「おk、何か分かったらまた連絡頼む。またねー」
テーリィは通信機の電源を切った。
「そういうこったね、コッタン。ちょっくら冒険に出ようか」
「おぅよ。取り敢えずテーリィ、荷物をまとめようぜ」
「そして華麗なステップでね!」
「やめろsora tob sa○anaフリークめが」
ネタわからんかったらゴメンねー。

そして二人は色々なモノをテーリィのシルクハットに詰め、家を飛び出していった。
「どうにもならなくなったら、助っ人を呼ぶからね」
「えー?オレら二人で十分だろ?」
「こらこら、フラグ立てないの」



「またフリーズした...」
エドガーはそれからずっと、コンピュータの画面とにらめっこしている。
「やけに周期が短いな。...ん」
固まったディスプレイの表示に、彼は目を細めた。

「『演算不可能な位置に3つ、推定6つの反応 直接接触していない宇宙の可能性』...?」


さて2Yさん、続きをどうぞ!

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