#3.暗号の解説だGOGO!&一方、ワドサイドにて
『メタ、本当にこの暗号解けたの?』
『?ああ、お子ちゃまレベルだな。』
{メタがおこちゃまって言ったー!萌えー!録音しときゃー良かった…}
カービィがそう考えていると、メタナイトが暗号の解説を始める。
『まず、平仮名に直す。』
とこう。↓なるよ!
だずはたかにくやでかこどがれこ。9274はとんひるいえにちだえまおついいゆ。しべすかさくよづきんこ。るあばぼうれじんしはちぐで
『で?これをどうするの?』
するとメタナイトはメモとペンをとりだし、もうひとつ文章を書いた。
[でぐちはしんじればある。こんきづよくさがすべし。ゆいいつおまえたちにいえるひんとは4729。これがどこかでやくにたつはずだ。]
『…あ!あーー!そういう意味!?』
カービィが叫ぶと、メタナイトは微かに笑い、下に付け加えた。
[出口は信じればある。根気強く探すべし。唯一お前達に言えるヒントは4729。これがどこかで役に立つはずだ。]
『へー、意外と単純だねー』
『…お前ついさっきまで判らんと言っていただろう。逆さにして読めば良いだけだがな。』
『ま、文章力の無い作者っぽいけど。とりあえず4729がどこかで役立つんでしょ?』
カービィはそう聞き、小さく咳払いをした。
『ところでワドル何してんだろ?』
現実サイド(ワドちゃん目線)
「…あれ?」
ワドルディはあの後、カービィを探す為にデデデ大王とメタナイトを呼んだのだ。そして迂闊にメタナイトは本に触れてしまった為、カービィと同様、本に吸い込まれたのだった。
そして今、大王と一緒に例の本を見ていた。が、不意に、本のページが歪み、絵が出現た。其処には、カービィとメタナイトが…
「マジで本の中に拐われたんだ…」
ワドルディは心の中で小さく決意し、暇そうにしている大王に話しかけた。
「大王様、やっぱりカービィとメタナイト様は本の中に連れ去られたに違いありません。一刻も早く、二人を助けなきゃ…」
「なんとかなるだろ」
大王が鬱陶しげに言い放つ。
「で、でも二人が居なくて誰が大王様をお守りするんですか?」
「兵隊ワドルディがついとるZOY」
「でもポップスターは誰が…」
「わっーた!わかったZOY!行けばいいんだろ?本の中に入りゃー!」
大王は叫ぶと、本に触れた。次の瞬間、白い光が二人を襲う。
「えー!オラっちまだ触っていないんですけd」
「えーい、一緒についてこーい!」
そして、その場には、本だけが残っていた。