あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 沢庵/投稿日時: 2015/10/07(水) 19:01:18
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前回の続編です。
死神のカルテ2.75
ボンカース「ああ、僕達は助かるんだね…嬉しいよ」

Mr.フロスティ「バグジーとカワサキには申し訳ないがな…やっぱり自分の命が大切だよ」

マスターグリーン「…(頭に手を付けている)よし、交信出来るな…おい!お前!いつまでデデデの体にいる!さっさとダークマターに移動しろ!」

ボンカース「何言っているですか?マスターさん」

マスターグリーン「まあ、君達なら話しても支障は出ないか…」

マスターグリーンはボンカース達に未来から来た事を説明する。



Mr.フロスティ「そんな事って有り得るのかよ…ちなみにダークマターの実験の大失敗ってなんだ?」

マスターグリーン「ダークマターは、好奇心でデジタルクローンと言う物を作りました。デジタルクローンと言うのは、パソコン等から通信して、その通信したモノを具現化する事です。その具現化したモノは、システムを入れれば、色んな物になります。そして、これは生物を具現化することも可能です。しかも、システム次第では忠実に生物に近づける事も出来ます。そして、ダークマターはある者を具現化させたのです。全世界の電力を使用して…」

ボンカース「全世界の電力だって!?そんなのを使って具現化した者って?」

マスターグリーン「さあ、そこからは私も分かりません。しかし、その具現化した者がダークマターの力を大きく超える者には間違いはありません。そして、その者のせいでプププランド、いやポップスターは混沌に満ちたのです」

Mr.フロスティ「それで…世界は破滅に向かったのか。それよりも早く俺の体を治療してくれ!もう、痛くてしょうがないんだよ!」

マスターグリーン「後、もう一つ。カワサキとデデデが入れ替わったのって分かってました?」

ボンカース「入れ替わったって何が?」

マスターグリーン「意識ですよ。彼は意図的に精神…まあ、魂ですね。それを入れ替える事が出来るんですよ」

ボンカース「どういう事?確かにカワサキがデデデの口調で話していたのは気になったけど…」

マスターグリーン「つまり、エスパー。超能力者なんですよ、彼は…」

Mr.フロスティ「おい!下らない冗談はやめて早く治療しろ!こっちはもう限界だ!」

マスターグリーン「ほう…このくらいで良いんですか?冥土の土産は?それでは…」

ボンカース「冥土の土産?…うわっ!(Mr.フロスティとボンカースが乗っているベットが急に傍に置いていた装置に近づく)」

Mr.フロスティ「何しやがる!おい!聞いているのか?」

マスターグリーン「生物ごときが…ゴタゴタ騒ぐな。お前らゴミは俺が有効活用して生物兵器にしてやるよ」

ボンカース「生物兵器?!何言って…うわアァアァアアアアーーーーーーーーー!(装置が起動する)」

しばらく経ち…

マスターグリーン「おい、起きろ。ナンバー75」

生物兵器「ウ…グガ…」

マスターグリーン「さてここからどのように改造するかだな…しかし不便だな。この時代は…改造するのに少し時間がかかりそうだ」

ナンバー75「ウグッ!グガガガ…」

一方…

ダークマター「それで…何故、俺の体を乗っ取らない?」

デデデ「鳥は…翼を持つ代わりに手を失った。モグラは視力を失った代わりに鼻に対しての触覚を手に入れた。つまり何かを得るのには何か失い、何かを失えば必ず何かは得られる。物事には必ず、主作用と副作用が存在する。
俺の超能力の主作用は、意図的な体の入れ替わり。副作用は入れ替えられた側の者を必ず殺していないと次の体に入れ替われない事…残念ながら、カワサキはまだ生きている!つまり、俺はデデデの体で居なければいけない!まったく!不便な能力だ!」

ダークマター「急に怒っても何も起こらんぞ。…誰だ!そこに居るのは!」

医者「…私ですよ。残っている実験台は2体のみです」

ダークマター「逆に2体居る事に驚いているよ」

医者「その2体の名前は、サイボーグ化に成功したバグジーと、生命維持装置にいるシェルトです…」

ダークマター「シェルト?ああ…強化生物の失敗作か。まあ、今の状態なら役には立つだろう」

医者「しかし、人数が無理やりデデデを入れても実験台の捜索には少なすぎます」

ダークマター「そうか、少し策を考えないといけないか…」

デデデ「…俺も協力しないと駄目なのか?」

ダークマター「あぁ…お前の未来の話を聞きたいからな。それにカワサキも実験台の一人だ。見つけたら別に好きしてもいい。俺を乗っ取るとかな」

デデデ「…はあ?別に言われなくてもそうするさ!」

一方…

マスターグリーン「さてさて、希望達はどこにいるんですかね。見つけた場合はもれなく生物兵器にしてあげるのに…」

ジー!ジー! 何かの装置が鳴る音

謎の声「…おい!グリーン!カワサキ!聞こえているか!こちらリーダー!過去の方はどうだ?」

マスターグリーン「チッ…うるせーよ、馬鹿。半分生物が、指示なんか出すんじゃねーよ(応答を無視する)」



死神のカルテ2.75 続

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