「第一回バーチャル模擬戦、獲得スコア表か」
今日の昼に行われたバーチャル模擬戦の結果資料を、エレザは確認する。
「一位はバーニンレオ族のソウヤか。戦闘技術は高いが、協調性が足らないなあ・・・」
エレザは呟く。難しい顔をしながら、ページをめくり、資料を読み続ける。

「あの糞[ﾋﾟｰｯ]野郎は9位か。態度のわりには良く頑張るなあ」
エレザが汚い言葉使いをすると、隣にいたワドルティがブザーを押した。

「はあ!?なんで生徒誰もいないのにブザー押されるんだよ!!?」
エレザは怒鳴り付けた。


Defense person of star　KIRBY
STORY3.Conflict

「おい!さっきの模擬戦!いったいどういうつもりなんだ!!」
普段はにぎやかな食堂が、今夜は険悪なムードに包まれていた。
「戦場では真っ先に相手を殺した方が生き残る」
「だからといって、あんな独断専行が許されるハズが無い!!」
フリーデは顔を真っ赤にしてソウヤに怒鳴る。

「チームワークなんて俺には必要無い。そもそも、お前達は素人だ。俺の足を引っ張るのは確実だ」
ソウヤは言う。