第37話 オレ様を舐めるとこうなるんだ!
「何故だ…何故だ! あのとき、くらったはずじゃ…………」
「全て…破壊した……」
煙がなくなると、デデデがあの黒い仮面(マスク)を被っている姿があった。
「へっ、そんな仮面だけじゃ俺を倒すことなんてできねぇんだよ!!!」
ヤヌスが殺気に満ち溢れ、また弾幕をデデデ目掛けて襲いかかる。さっきよりも、威力は桁違いであるが、デデデはビクともしない。
「どうしたんだ? ビビっていんのか?」
「お前は………」
「?」
「お前は、今のオレ様を倒すことはできねぇ!」
デデデの口調と一人称が変わった。デデデは弾幕をハンマーではじき返した。
「なっ…!? 俺の弾幕を…はじき返しただとっ!?」
次々と弾幕はヤヌスへと跳ね返る。その弾幕は見事に全て的中した。
チュドオオオオォォォォン!!!!
「ぐあっ!」
「これでトドメだ…………」
「【鬼殺し火炎ハンマー】ッ!!!!!!」
デデデは全ての力を振り絞り、ヤヌスに炸裂した。
「ぐっ…ぐあああぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」
見事にその攻撃は急所へと当たった。ヤヌスは襲いかかろうとしなず、そのまま倒れていた。デデデは仮面を取り外した。
「助かったゾイ…。まさか、この仮面が…役に立つ時期があったとは思ってもなかったゾイ…;」
ガチャ
人格の間の扉が開き、デデデは最初にいた場所で待機をすることにした。
「さてと、あそこで4人が無事に帰って来ることを祈るとするゾイ。ワドルディが1番心配ゾイ……」
*
デデデが心配していたその一方、バンワドは…
「くっ……」
「フフフ……♪」