あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 麻疹騙り/投稿日時: 2015/06/20(土) 12:44:50
投稿者コメント:
「や、やっべえ!このままじゃ10月中に完成なんて
 無理じゃねーか!」
「「助けてー!マッハマーン!!」」

↑という感じで書きました(大嘘)。
(やっぱり元ネタが分かる人は仲良くなりましょう)

頑張って完成させたいです。
EP.4-1 Unrequited 1
人間としてこの世界にやってきてから、しばらく経った日の事。


「縁くん、今日は何を作ってくれるの?」

すっかり人間としての生活にも慣れて、
今では緑さんのお手伝いが出来るまでになった。


「今日は、トマトクリームパスタでも作ろうかと」

「わあ、美味しそう!縁くんのお料理、いつも美味しいからな〜。
今日も期待してる!」

「そ、そんなに褒めないでくださいよ……」


緑さんともすっかり打ち解けて、敬語を使わずに話してくれるように
なっていた。

僕はというとまだ……何となく、後ろめたくて……


「ん〜…美味しそうな匂い!」


クリームのいい香り。こんなに良い気持ちになれるのも、
鼻のおかげだろう。

人間の生活に慣れたとはいえ、まだまだ、人間のすごさには
驚かされることばかりだ。


「縁くんって、どこでお料理覚えたの?
人間になったばっかりなのに……」

「え?えっと……」


僕ら、キャベツが、唯一人間の手に触れる機会である「料理」。

昔から僕は、人間がどんな風に僕らを「料理」するのかが、
気になっていた。


「……せっかく、手が使えるので、何か役立つことに使いたくて」


その手を使って、いろいろなレシピを調べたりして……


本当はすべて、緑さんの役に立ちたかったから……

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