あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 夜神騎士/投稿日時: 2017/02/19(日) 22:46:41
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タイムスリップ!2
一方その頃カービィ達の方では、とりあえず一体ここはいつの時代かを確かめようとしていた。

カビ「まったくあのやぶ医者が…一体いつの時代とばしやがったのさ…」

メタ「…ったく、帰ったら輪切りにしてやる…」

そんな事を言いながら歩いていると、ふいにある巨大な建物にカービィがぶつかってしまった。

カビ「ぶほぉっっ!!……あー、イタタ…」

なんとも間抜けな声を出す。

メタ「ったく、大丈夫か?気を付けろよ」

半ば呆れたように言うメタナイト。それにカービィは、

カビ「あー、うん、ごめんごめん。大丈夫。」

と言う。

メタ「…はぁ、まぁ、無事で何よりだ。」

カビ「まー、次から気をつけるよー。それよりさー!この建物の中に入ってみない?」

メタ「え、またいきなり…別にいいけど、またどうして」

カビ「いや、折角過去に来たのになにもしないで帰るなんてつまらなすぎるよ!だから、入ろ!」

メタ「は、はぁ…まぁ、せいぜい過去を変えるような事はしないようにな…」

そういうわけで、建物の中に入ることに。

カビ「お、おじゃましまぁす…」

メタ「うわー、中暗い上に無駄に広くてなんか怖いなー…」

カビ「ドアもギィギィいってたしね…」

そんなこんなで探索してると、ある部屋にたどり着いた。

カビ「んー、この部屋なんだろ?」

メタ「中見てみるか」

その部屋の中を覗いてみると、カービィ達は一瞬でこの建物が一体何なのかを悟った。

カビ「こ、ここは…」

メタ「魔獣製造工場…」

そう、ここでは魔獣が作られていた。 そして、カービィ達は自然と、自分達の過去を思い出していた…

 そう、それはまだ二人が魔獣の試作品だった頃の事。 
 カービィとメタナイトは、新しく作られた有能な魔獣の試作品として作られた。それはもう本当に最高の出来映えであった。が、結果は失敗であった。
 なぜなら、この二人は感情を持ってしまったから。言われた通りの事さえすればよい兵器なんかに感情は不要。もし何か不満を持って反乱などされてはたまらないから。
 だから、二人は消される…はずだった。消されるはずだったのだが、二人がちょうど抹消されるというときに、誰だかよく分からない人達がきて、二人のことを助けてくれたのだ。 その人達はその後名前も名乗らずに消えてしまったのだが…
 結局それは今でも分かっていなかったのだ。
 どこかで見たことがあるんだけどな…
 そんなことを考えていると、それは昨日見た夢と同じだということに気がついた。 が、今のカービィ達にはそんなことはどうでもよく、

カビ「メ、メタ、どうする!?」

慌てていた。もしこのまま見つかれば侵入者として殺されるだろう。

メタ「とりあえず…この工場で働いている人達に見つからないようにしなけれb…カビ「うわっ、人来た!!ヤバっ」

メタ「ちょ!!そこの部屋に行くぞ!!」

そんなこんなで二人はたまたま近くにあった部屋に逃げ込む。

カビ「あー、危なかった…」

メタ「セ、セーフ…」

ギリギリどうにか見つからずに済む事ができたが…そんなとき、カービィはあることに気がつく。

カビ「あれ、なんかこれ、またうしろにドアあるよね?」

そう、随分とせまい部屋だと思ったら、部屋の後ろにまた一つ、分かりにくいようにドアがあったのだ。

メタ「入る…のか?」

カビ「まぁ、気になるし…」

そして、何だかんだで部屋に入ってみると、そこにはまた、ドアがあった。

カビ「ま、またぁ〜?」

 そして、そのドアを開けるとまたドアがあって…
……というのをもう三十回程繰り返したときだった。 ふいに、また現れたドアの向こう側に異様な雰囲気と、ものすごい殺気と、ツンと鼻をつく強い血の匂いがした。 本能的にヤバいと感じる。

カビ「この先に…行きたくない…」

カービィがそう言って、恐怖の色を目に浮かばせる。

メタ「私も、だ…」

そういい、メタナイトも恐怖で硬直する。 しかし、

メタ「だが…なぜだか入らなくてはいけない気がするんだ…」

そう、震える声で言う。また、カービィも

カビ「僕も、なんだ…なんでだろう、頭では行きたくないと思ってるのに、なぜか片隅で、今いかなかったら全てが終わるって、気がするんだ…」

と言う。そして、ついに意を決してドアを開けてみると、そこには…!

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