あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 沢庵/投稿日時: 2015/11/06(金) 18:58:07
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前回のあらすじ

ボクシィ「この私が何で、プロローグに出ていないの?学校の成績は一番なのに!」

作者「…(存在を忘れていたなんて言えない…と言う訳で本編どうぞ…)」
第二奏 戯曲〜プレイ〜
クールスプーク「…もう、いい加減、離せよ!」

ボクシィ「っ!煩い…」

クールスプーク「お前、よく、冷静でいられるよな…昔のお前なら、バウンシーと同じ反応していたのに…」

ボクシィ「人は…環境で変わってしまうの。いえ…変えられるのよ。無理やりにでも…さ、さあ早く、バウンシーを見つけて早くここから出るのよ!(目に光を零す)」

クールスプーク「…(今のは…涙なのか?いや…目にゴミが入っただけだろうな。今のボクシィに、俺達の存在は、ゴミに等しいのだから…)」

ボクシィ「でも、あんな狂気的な奴がどうして学校にいたのかしら…」

クールスプーク「七不思議の1つだからじゃないのか?」

ボクシィ「馬鹿ね。私は、そんなの信じていない。まあ、とにかく奴は、何か学校に用があって来たのは間違いないわね。…人を殺してしまう程の目的が奴にはある」

クールスプーク「でも、奴は、殺しを楽しんでいたように、見えた。…まさか、俺達を、殺すために、後をついてきたとか?学校に入った俺達を見てから、そいつが、学校に入って来た。そして、俺達の行動を予測して…」

ボクシィ「だったら、後をつける必要なんてないし、その場で奴は、全員殺していたわ。まあ、学校で殺したいとか言う願望があったら別だけど…まず、それ以前に、この平和なプププランドにそんな奴はいない…ますます、謎が深まるばかりだわ…」

クールスプーク「成程…しかし、いつも昇降口は開いている。閉まる事は、めったにない。(あまりにも平和の為、学校に侵入する者はいないと判断して、昇降口は開いているが、例外が存在する事を、今回の事で、身をもって知ってしまった)例え、鍵が閉められていたとしても、我々は、学校の中からなら、開けられる。つまり、我々は外に出てしまえば、殺人鬼からは逃げる事は可能だ…殺人鬼の目的は何だ?殺しが目的なら、狂気的である理由がない。ノコギリで…人の体を、分解したいという目的ならば、事前に準備をして、我々を拘束するとかの処置を普通は、するはずだ…しかし、それをしていない。と考えると、このままだと、『どうぞ、学生さん、逃げて下さい、そして、私を警察に通報してください』と言わんばかりの行動だ…まあ、学校から逃げても良いが…その場合、バウンシーを見捨てる事になる。なので、今は外に出ると言う選択肢は消える」

ボクシィ「貴方の方が、心の切り替えが早いんじゃない…?さっきまで、あれほど騒いでいたのに…」

クールスプーク「そうだな…自分でもビックリしているよ。何故か落ち着いている…友が死んだと言うのに…」

ボクシィ「前もそうだったわね…あなたの父親が死んで皆悲しんでいたのに、息子であるあなたが、冷静に大人達にこう言った。

『前を向きましょうよ。父の人生が終わっても、俺達の人生は続くんです。誰かの為に泣いて悲しむ時間なんて…無駄でしょう?』

…私もあなたみたいな心の強さが欲しかった」

クールスプーク「そ、そんな事話している場合じゃないだろ。早く、バウンシーを探さないと…」

誰かの悲鳴「ギャアァアァアアアァーーーーーー!!!!」

ボクシィ「バウンシー?!」

クールスプーク「いや…彼女にしては…声が低い。聞こえて来たのは…理科室からだ!」

理科室へ向かう…

ボクシィ「こ、ここからだわ…まさか、さっきのノコギリ男じゃ…」

クールスプーク「その可能性が高い。もしくは、七不思議」

ボクシィ「馬鹿!七不思議なんて、迷信!」

クールスプーク「俺が開ける。貴方はすぐに逃げる用意を…」

ガラッ…理科室の扉を開ける音


クールスプーク「お前は…!シミラ!どうしたんだ!体が火傷したみたいに皮膚が爛れているぞ!」

シミラ「え…えん、さんをかけ…らっ!れた…」

ボクシィ「塩酸をかけられた?!」



G「おいおい…逃げるなよ。お前が俺を呼び出したんだろ?俺達の仲間になりたいんだろ?だったら、おとなしく、俺の言う事聞けオラッ!」

そこには、ガスマスクを付けた者が立っていた。

クールスプーク「…何だ、お前は!?」

G「この世の者ではない。後悔と恨みで、出来た…果て無き幽霊だよ」

ボクシィ「貴方達…ノコギリ男とグルだったのね!まさか、二人いるとは思わなかったわ!私達はそんな迷信を信じてない!スプーク、シミラを持って逃げて!」

G「…理科室から逃げたか。まったく、俺の管轄外に出るなよ。だが、一度、七不思議を出せば終わる事はない。ん?誰か来るな」

バウンシー「…うう。皆どこに行ったの?(泣きながら歩く)」

ガラッ!勢い良く理科室のドアが開かれ、バウンシーが連れ去られる

バウンシー「だ、誰なの?!!」

G「お前が俺達の仲間になったら、教えてやるよ。オラ!(バウンシーを、放り投げる)」

バウンシー「た、たたた…たす…(恐怖により、声が出ない)」

G「俺は、女だろうが、子供だろうが、関係無い。遠慮なく、塩酸をぶっかけやるよ!俺は…差別はしないからな〜!おりゃ!(バウンシーに塩酸をかける)」

バウンシー「ああああああああああああ!あああああああああああ!あああああああああああ!あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!(顔や体全体が爛れる)」

G「さて…シミラの時は、これで逃げられたが、これからが本番だ。ほら!見てみろ!これは、ドラム缶だ。中身は塩酸。たっぷり塩酸を浴びて…溶けろ!(バウンシーをドラム缶の中に無理やり突っ込む)」

バウンシー「ぐわわわあっわわああああああああああっわあああああ!助け…て!スターマン!!!!!!!!!!助けてよ!!!!いつも、一緒って言ったのに…私を、守るって言ったのに…どうして?」

G「…予想以上に速かったな。それ程、後悔があると言う事か」

バウンシー「あれ?私、塩酸がたっぷり入ったドラム缶の中にいるのに…全然、平気」

G「馬鹿だな。今のお前は…骨しかないんだぜ。筋肉や皮膚は…全部溶けたよ」

バウンシー「わた…し、の体…骨だけ?無い…無いよ!私の体がない!返して…返してよ!お願い!返して!!!」

G「無理だ。だって、お前もう死んでいるから。お前は…俺達の仲間。ハハハ!」

バウンシー「嫌っ!嫌だ…私、死んだ…死んだ、そんなはずない…そんなはずない…」

G「オワラナイ、オワラナイ、七不思議、みんな、まっている、きみがなかまになることを…」



第二奏 戯曲〜プレイ〜 完

第三奏へ続く…

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