あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 茶黒/投稿日時: 2014/04/29(火) 03:50:58
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追記、所々修正しました。

メタ逆書いたせいか頭の中がシリアスと笑いネタのオンパレードでパッパラパーです。意味わかんないね…

文章がまとまってなかったらどうか救いの手をさしのべてくだされ…
マホロアのお話2 『 その小さな手は 』




「 …っで君はどっから、どうやって、どんな目的でココに来たわけ? 」
「 言えない所から、言えないことやって、言えない理由でココにきたのサ 」
「 意味分かんねww せめて自分の名前名乗ってよ… 」
「 だが断る。先に自分から名乗るのが 礼儀なのサ。 」

僕の目の前にいる客はジュースの入っていたコップを爪の先で器用に回す。
マホロアはそれを呆れたような目で見ていた。

「 …割れる 」
「 神経質なウサギなのサ〜、たかが名のってもらえないだけなのに〜 」
「 ウサギじゃねぇよ!! 僕はマホロア! この星、『ハルカンドラ』でいろいろな研究してるそこらにいる研究者の一人だ!! 」
「 ふぅん〜、ボクはマルク、そこらの悪ガキみたいなもんなのサ。 」
「 …話戻すけど、君は一体今まで何をしていたのかい? 」
「 …カービィって知ってるのサ? 」
「 …聞いたことあるけどそれがどうしたの? 」
「 ボクはソイツとのんびり暮らしてる。それだけ。 」
「 ロリコン。 」
「 なぜそっちにいく! 誰がイジってるなんて言った! ボクはカービィがいる『ポップスター』に住んでるのサ。前にちょっとその星奪いたくなったから仕掛けてみたんだけど簡単にやられちゃったのサ。
でもアイツは僕を殺らなかったのサ。
まっ、重症だったけど。 」
「 へぇ …まずカービィってどんなヤツ? 」
「 銀河最強をフルボッコにしたスゲーヤツ。ピンクの桃玉の体で目が青くておっきくてくりくりしてる。いっつも食べることか考えてないけど友達思いのいいヤツなのサ。可愛いし、人なつっこいよ? 」

それを聞くなり、これは使えるかもしれないと考えたマホロアはマルクにわからないように心の目で微笑んだ。

「 …どうしたのサ? 」
「 いっいや!… なんでも…ない 」

その何かありありのマホロアの様子にマルクは少し考えニヤリと笑う。

「 お前、さっきからみえみえなのサ 」
「 …っな! 」
「 分かった…ソイツ利用しようとしてるでしょ? 」
「 ………… 」

何も言えない様子で戸惑っている彼の様子を見て、マルクはいつもの軽い微笑みに戻った。

「 やっぱり考えること一緒なのサ 」
「 …え? 」

マホロアが何がなんだか分かっていないような顔をあげてマルクを見た。

「 分かってるのサ、この船使ってあそこのうるさいドラゴンやっつけるんでしょ? 」
「 … 何もかもお見通しだね… 」
「 ボクだっておんなじようなことしたのサ。彼みたいな力は無いからね。
ここにいるとすれば目的はあれだけしょ?簡単そーだし? 」

マルクは窓から見えるランデイアを指した。


「 まぁ、カービィをどうこうするにもボクには関係無いけど、扱いだけには注意するのサ。 もし、お前にアイツのような気持ちがあるのなら…ね 」
「 え…ちょっ…まっ…て… 」

小さな魔法使いはマホロアに疑問を残し、その場を去っていった。









「 …ねぇ、大丈夫? 」

夢とは違う甘い声にマホロアは目をそっと開けた。
目の前にさっき、マルクが話していたとおりのピンク色の丸い体に青くて綺麗は瞳があった。

………この子がマルクが言ってたカービィ?………

マルクが話したことと全く一緒でその青く大きな美しい瞳は常に落ち着いていてこちらも落ち着かせてくれる。

「 …どっか体痛くない? 」

その人の目を開いたまま定まらない視線を感じてカービィは意識が朦朧としているのだろうと判断し、もう一度優しく問い掛ける。
すると、その人の瞳が夢ではない現実を感じとったようで光が戻り始めた。

「 …ここは? 」

その人の初めて発した声は思ったよりも細く高かった。

「 ここはポップスターだよ。」

そう答えた途端、その人は何かを思い出したように、ぱっと起き上がり、モニターの下にあるキーボードをパチパチと押し始め、モニターに映ったことを見るなりガックリと肩を落とした。

心配になって、少しモニターを見てみると、そこには先程落ちてきた船が壊れていき今の状態になるまでの様子を簡単に映していた。

カービィはその小さな背中を自分の小さな手でぽんっと優しく叩いた。

「 僕が君の大事な大事な船、直してあげるっ 」

始めは少し驚いたが、コイツを利用できると思い通りにいった喜びと企みを心の奥にそっとしまい、彼の小さな小さな今までたくさんのものを救った手を力強く握った。


マホロアは彼らの背中が見えなくなるまで見送ったあと、彼の手を握った自分の手を再び見た。

僕はそんな何も知らない君の笑顔に泥を塗ってしまうのだ…

少しながら引っ掛かって離れずにいるその気持ちをマホロアは何も考えずにふりほどいた。




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マルクのとこの話、よくわかんないけど、気にせずに頂けたら嬉しいです…

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